どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

きつねのなきいろ

2018年04月04日 | 紙芝居


          きつねのなきいろ/渋谷勲・脚本 前川かずお・画/童心社/1985年


 「なぞむかしがいっぱい」と副題があります。

 腕のいい染物屋さんのところには、千客万来?

 あるお客は、白い着物を「きつねのなきいろに してください」

 次の客は、白い反物をだして「めかくしの しばいけんぶつを そめてくれ」

 娘のお客は、ゆかたをもってきて「こんどの ぼんおどりに きる ゆかたです。すそに、ひとのわたれぬいろつきばしを そめて ください」

 子どもたちと、なぞなぞを楽しみながら、昔話の絵も楽しめるという一挙両得の紙芝居。

 昔話にかかせない和尚さんもでてきます。

 これに全部答えられたら、あなたも染物屋を開けるかも。

 ちなみに
 「きつねのなきいろ」は、こんいろ。
 「めかくしの しばいけんぶつ」は、聞くだけなので、きくの花模様。
 「ひとのわたれぬいろつきばし」は、にじの裾模様です。