きつねのなきいろ/渋谷勲・脚本 前川かずお・画/童心社/1985年
「なぞむかしがいっぱい」と副題があります。
腕のいい染物屋さんのところには、千客万来?
あるお客は、白い着物を「きつねのなきいろに してください」
次の客は、白い反物をだして「めかくしの しばいけんぶつを そめてくれ」
娘のお客は、ゆかたをもってきて「こんどの ぼんおどりに きる ゆかたです。すそに、ひとのわたれぬいろつきばしを そめて ください」
子どもたちと、なぞなぞを楽しみながら、昔話の絵も楽しめるという一挙両得の紙芝居。
昔話にかかせない和尚さんもでてきます。
これに全部答えられたら、あなたも染物屋を開けるかも。
ちなみに
「きつねのなきいろ」は、こんいろ。
「めかくしの しばいけんぶつ」は、聞くだけなので、きくの花模様。
「ひとのわたれぬいろつきばし」は、にじの裾模様です。