安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

学校給食残渣について

2016年01月14日 | 教育
平成28年1月14日

ネットで、大阪市の学校給食残債についての記事を読みました。


1月13日配信

大阪市立中学校の生徒が給食の3割弱を残していることが市教委への取材で分かった。

全国の小中学校平均の4倍に上る。残飯になった食材費は推計年5億円で、食材費全体の約25%だった。
大阪市は仕出し弁当を配る「デリバリー方式」を採用し、食べ残しの多さが問題となっているが、実態が明らかになるのは初めて。
 市教委によると、16校を抽出し、今年度の1学期で月2回、おかず、米飯、牛乳の食べ残しの割合を重さで調べた。残飯になった年間食材費も推計した。
 その結果、おかずは30%が残され、無駄になった食材費は4億4000万円となった。米飯は17%で3700万円、牛乳は9%で3300万円だった。おかずは食中毒防止のため10度以下で保存され、生徒から「冷たい」「味気ない」との声が出ており、多く残ったとみられる。
 全体の残食率は3割弱だった。環境省の調査では、小中学校の全国平均は昨年度6.9%。
大阪市と同じく調理を民間委託する名古屋市立中学校でも10.5%だった。
大阪市の中学校給食は今年度、全1、2年生と一部の3年生の計約4万1300人が対象で、来年度からは全生徒(約5万6000人)に拡大する。
 給食の食材費は原則として自己負担(1食300円)。今年度は165日前後を提供する予定で、食材費の合計は約20億4400万円。一方、業者の調理・配送費用は市が支出しており、今年度は約18億円を計上している。
 市は校舎に調理室を整備する「自校調理方式」か、近隣の小学校でつくった給食を配膳する「親子方式」への移行を計画している。
吉村洋文市長は2019年度までに改める意向を示しており、この問題は14日の市議会本会議でも取り上げられる予定だ。【平川哲也】


注目したい内容です
私も、津山市議会で給食残渣について質問した経緯があります。(平成23年12月議会)
実績値としては前年の平成22年度の調査結果値ですが、小学校6.1%中学校15.1% 単純平均は、8.8%の残菜があったことになります。
この数値に、当時の給食事業費9億8千万円(食材購入費用と燃料費で4億5千万円+調理等人件費、委託費で5億3千万円)を掛けると86百万円/年がすてられる計算になります。
津山市では、平成26年9月から2つの学校給食センターで10000人分の学校給食を提供することになり1年が経過しました。当時とどのように変わったか?確認する必要があります。


環境省のホームページでもキーワード「給食残渣」で検索すると


学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(お知らせ)(平成27年4月28日)の様子が公開されています。
●平成25年度で、児童・生徒1人当たり約 17.2kgの食品廃棄物が発生しているとの結果になりました。
●学校給食センタ-等の複数の学校の給食を調理する「共同調理場」のみで学校給食の調理を行っている割合が約50%と半数であり、「単独調理場」と「共同調理場」を併用して行っている割合が約29%、「単独調理場」のみで行っている割合が約19%となりました。


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