四国の宇和島辺り バスガイドさんから意外な話を聞いて感銘したものである
紫陽花は日本が原種であり ガク紫陽花がそれであった
これをドイツ人医学者のシーボルトが国に持ち帰り新たに改良して逆輸入された
西洋アジサイであり 今ではさらに改良がされ 多くの品種を見ることが出来る
シーボルトは日本の鎖国時代 長崎の出島でオランダ商館に勤めていた
そこで 日本人の楠本瀧と知り合い結婚して やがて娘イネができた
楠本瀧=お滝さんは由緒ある家の出だが 落ちぶれて遊女に身を落としていた
しかし 勝気で凛としている性格に シーボルトが惹きつけられたのだろう
家族3人が平和に出島で生活をしている時 シーボルト事件が起きる
彼が国に帰ったりするときに 日本の地図などを持ち出したことがスパイとされた
そして家族と別れさせられ 国外追放でドイツに帰った 係わった日本人は処刑された
シーボルトは 紫陽花の原種を持ち出し 改良をして新種を発表した
新種の学名に 愛するお瀧さんの名前を取って おだくさ と命名した
以後 紫陽花は逆に日本に輸入され 多くの改良も加え 現在私たちが見ている
娘 イネは3歳で別れた父を偲んでか 医学を目指すようになった
宇和島に住むシーボルトの一番弟子 二宮敬作が成長したイネを引き取った
やがて イネの医師への希望を満たそうと 岡山の知人の医師に預ける
しかし イネはその知人に犯され子供をはらんで去るが 立派な医師となった
のちに日本最初の産科医師までなって 明治天皇の若宮誕生にも立ち会った
作家 司馬遼太郎の小説 花押(かしん)には このイネが準主役で登場する
シーボルトと長崎 イネと宇和島 紫陽花を見ると過ぎし現実が浮かんでくる
写真は川口・道の駅にて
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
歴史の表舞台には見えずとも 必ず隠れた強さの女性がいたと思います。
やはり、天の半分を支える女性の力なのでしょうね。
有難うございました
山アジサイと言われる額紫陽花が日本のもの
それが西洋紫陽花となって・・・
これで謎が解けました。
感謝です。
シーボルトとお滝さんとのお話
わたしも昔ブログ書いたことがあります。
主人が転勤族でしたので
長崎にも住んでいました。
紫陽花のお話し感動的でした。
お瀧さんは遊女になっても 芯は強く心は売っていなかったのでしょう
その娘イネも信念を持ち続け ついには産科の女医にまで
なった方 明治は男性社会ですが 女性の力が陰で支えていますね
紫陽花の花に こんな話があり 原種は日本のガクアジサイ これも印象的でしたね
シーボルトと紫陽花の話は 全く無縁で有りましたが こんな現実の話があったなんて意外でしょう?
長崎にも居たことがあるのですね
彼の地では有名な話です
イネの生涯は司馬遼太郎さんの小説で語られています
ありますが、のびたさんのブログを
拝見するまで、紫陽花とシーボルトの
関係は、全く知りませんでした。
貴重な情報有難うございました。