不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

クリスマス心のフイルムセピア色

2016年12月10日 06時47分23秒 | うたごえ

クリスマス近くになると 毎年思い出させる私の心のフィルムの映像がある

もう それも幾つも消えて行き わずかに残っているものも セピア色でかすんできた

どこか忘却の世界に預けてしまったのだろう

 

私の父は壮年時代までは 懸命に働きづくめで私たち家族を支えてきた

でも 酒を飲むと酒乱になったりして 母を殴打したり 私もとばっちりを受けたものだ

だから その時代までの父の映像は 不思議に残っていない

 

 

そんな父も 兄が縁があって教会に通うようになって 私もたまには日曜学校へ行ったことがある

父は どこかで贖罪の意思もあったのか その頃から熱心に通うようになった

あれほど好きで飲んでいた酒も断酒した 煙草も吸っていたのに これもぶつりとやめた

 

私が酒を飲めないのは 体質的に受け容れないもので 飲めば動悸が激しく呼吸が困難になる

社会に出てから お酒の席も出てくるが そんな父の姿を見て 私は飲まないと心にも決めていた

あれほど酒が好きであった父が止めたのに 私が飲んでは絶対いけないと罪悪感もあった

 

 

その頃 クリスマスには 教会で音楽隊 7.8人であるが組んで信者の家に行き 外で歌う

クリスマスキャロル 私も一員として参加した 深夜であるから静かな讃美歌の合唱である

手には紙を通したローソクを立てて歌う

 

信者の家の窓には明かりが点る

歌は きよしこのよる もろびとこぞりて ああベツレヘムよ 牧人ひつじを 

これを合唱にして歌う 考えてみたら 私が歌うのは これが初めてかも知れない

 

 

その前に歌ったのは 小学生の頃 信州の山奥で月夜の晩に兄弟3人で歌った

兄と私と妹である 電気もガスも水道もラジオも無い 極貧の藁屋根小屋である

集落は離れているのだが 小さな谷を渡って 歌が聞こえたらしい

 

次の日は 学校やの人たちが 感動していたと後から聞いた

中学の頃は 長期登校拒否もあり 人前で歌ったりする音楽は あがったりして とても嫌いだった

このクリスマスキャロルと 定時制高校の頃行った 新宿の歌声喫茶が歌へ目覚めたきっかけであろう

 

 

時が経ち いつの間にか 会社の倉庫にあったオルガンに巡り合い 歌を弾いてみたい衝動につながった

オルガンは難しい 足も踏まなければ音も出ない 右手でメロディを1本の指で弾く 左手は弾けない

教則本は嫌だし 習いにも行けない 弾きたかった 遠くへ行きたい この曲で半年は掛かっただろう

 

どうやら これが弾けると 似た曲が弾ける 毎日練習した

会社のメンバーで バンドを作った 本格的始動であるが ギター ベースは既に他で活動していた

私だけが足を引っ張るものだが みんなで我慢 支えて貰え 一応 バンドリーダーとなった

 

 

それからは ボランティアで老人ホームや地域の納涼祭 果ては健康ランドの出演もかなり来た

ダンス教室のクリスマスダンスパティまで受け バックバンドまでしていく

30数年前 当時住んでいた団地の役員をしていて 子供会向けにクリスマス会を企画してバンドの協力を得た

 

会社の寮生たちのクリスマス会で使用した 本物のモミの木 高さ1.5m位のものを貰って飾りに使った

子どもたちは喜んでくれた 生バンドでのクリスマスである 終わってから団地の植え込みにモミの木を植えた

20年も経ったら 団地の3階程度にまで育っている 更に数年経ったら切られて無くなっていた

 

 

添乗員時代のクリスマス時期 大概地方ツアーやイルミネーションツアーに行っていた

現在はとなると 介護施設のクリスマスや 定例訪問で 私はサンタの帽子を被る

教会のクリスマスキャロルから 時は流れて 不思議な歌 ピアノ 音楽の人生である

 

 

   最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m

 

 ブログランキングに参加しています

ご支援に下のボタンをクリックして頂ければ励みになります 

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ

にほんブログ村

 

コメントは伝言コーナーへもどうぞ!

(メルアドは入力しなくてもOKです)

 

 

コメント (22)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風呂敷で贈るサンタも居るの... | トップ | 眼を閉じて想い出も聴くヴァ... »

22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素養はあっても・・ (屋根裏人のワイコマです)
2016-12-10 09:12:34
多分生まれながらの音楽的な素養はあっても
何らかのきっかけが無いと音楽の世界に
足が向きません
それが このクリスマスソングの兄弟合唱・・
きよしこのよる もろびとこぞりて ああベツレヘムよ
牧人ひつじを・・・この歌がきっかけの一つになった
事は間違いないでしょう。素晴らしいクリスマスです
 
おはようございます (kao)
2016-12-10 10:53:35
のびたさんサンタ、大勢の方に
歌声のプレゼントをお届けして・・。
感動しました。・のびたさん今度の
川柳は少し悲しいものになるでしょうか・・。
お題がお酒。いいのができるよう
願っております。のびたさんが入選すると
わがことのようにうれしいですから。・。・
人生 (ひろばあちゃん)
2016-12-10 11:33:30
色々な人生経験をされて、音楽がいつも
のびたさんと共にあったようですね。
これからも歌と笑いの中で皆さんと一緒に
楽しまれて下さい。
今年も残り少なくなりました。
寒さも厳しくなってきますのでお体に気を付けて
お過ごしください。
おはようございます(^^)/ (hiroko)
2016-12-10 12:11:32
Xmasと言えども何時も病院の廊下を
行ったり来たりの想い出です、
街ではジングルベルの音楽が流れ聖夜が歌われて
居て活気がありました、
最近はジングルベルも聖夜も聴かなくなったように
思うのは私だけでしょうか、

イルミネ-ションが輝いています。
クリスマスに願いをこめて♪ (くーばあちゃん)
2016-12-10 15:28:56
のびたさん、こんにちは。
日がまだ射しています。暖かい週末です。

のびたさん..思い出、しっかりと覚えていられて。
これだけの長文を読み手に分かりやすく言葉に
されて。感心と共に敬意です。

Xmasソングはなにがお得意なのでしょうか?
ご自分の人生に歌を重ねられるサンタのびたさんの
ご活躍をブログ上で応援です♡
音楽と共に (ひろ)
2016-12-10 17:58:38
色々あっても音楽があり、まわりに人が集う
のびたさんらしい素敵なお話でした。

先日、行き会わせたビルのロビーで開かれていた
クリスマスコンサート、名古屋二期会の方たちの
リードで盛り上がっていました。
のびたさんの「うたごえ」もこうかしら…などと久々私も
歌いました(小さな声で)。
こんばんは (そよかぜ)
2016-12-10 19:17:44
のびたさん
今のボランテァ精神はこうして出来上がったのですね。
頑張り屋さんののびたさん素晴らしいです
何故だか感動しました。
屋根裏人のワイコマさんへ (のびた)
2016-12-10 20:26:59

田舎で歌った曲は 多分 埴生の宿 荒城の月 の様な気がします
何も娯楽が無いので 月明りで歌を歌ったと兄が言っていました
そして10代の後半の クリスマスキャロル これが出会いですね
kaoさんへ (のびた)
2016-12-10 20:32:25

12月 クリスマスは自分の物は無くて 介護施設の皆さんに贈る歌になります
川柳 まあ 正月早々ですから 爽やかなものを作りましょう(笑)
応援して貰えて嬉しいです
ひろばあちゃんさんへ (のびた)
2016-12-10 20:35:33

記憶のフィルムを戻しますと 次々と色あせた音楽との人生が蘇ってきます
まだまだ映像が続くよう頑張って行きたいと思います

コメントを投稿

うたごえ」カテゴリの最新記事