いちばん最近の通勤の友は
『ナイルに死す』アガサ・クリスティー著
でした。もう何度も読んでいるけど(さすがに犯人やストーリーはフンワリですが記憶にとどまってました)、去年、ハヤカワのクリスティー文庫から新訳版がまた出たのです。映画化の影響で。
本もピカピカだったので、これは借りなきゃ読まなきゃと地元の図書館からホクホクで借りてきました。
新訳版は断然読みやすくなっていました。
わたしは読解力の足りなさのせいか、翻訳ものには気持ちが入っていくのに時間がかかる方なのですが、スッと読めました。
わたしは本当にミステリー音痴で、犯人とかトリックとかはとりあえずどうでもいい派です(すみません)。
でも名探偵もののキャラの濃さと人間観察の冷徹さが好きすぎて、惹きつけられるように読んでしまいます。
そんなミステリー音痴のわたしからみても、『ナイル…』はすばらしい作品だと思います。
映画も期待してしまう。
『オリエント急行殺人事件』の新しい映画は、TV放映を録画して観たのですが、とてつもなくゴージャスなつくりで、楽しめました。
ジョニー…またこんなところで…!!と思いましたけど。
あとどうしてもわたしの中のポワロはデビッド・スーシェ(BBCバージョン)なので、ちょっとケネス・ブラナーのポワロに違和感がありましたけど。でもあのヒゲ固定用具は最高に笑えた。
(話は全く変わります)
シャープペンシル「クルトガ」の書きごこちはかなり良く、もっと昔から使っていれば良かったと思いました。
買った時に入っている芯はHBでわたしには硬すぎるので速攻2Bに入れ替えました。
書くのに慣れるため、手帳の空きスペースに鬼滅の「禰󠄀豆子ちゃん」を模写したりして遊びましたがシャーペンとは思えないくらい描きやすかったです。(道具は描きやすかったけど模写自体は難しく、絵は下手くそな仕上がりでした)
先生が参加されている合奏団の演奏会を聴きに行き、とても感動して色々なことを考えましたが、なかなか日記に書くのは難しいところです。消化しきれていないというか。
今回、公開ゲネを見学させていただきました。
音楽を指導されるのはチェンバロの大家の先生で、ご指導は本番当日でも容赦なく熱血でした(優しいんだけど内容が超厳しい)。全員がプロである楽団員の方々の緊張感も伝わってきました。
(例えば「転調の意味を考えてここは『半身』でやらなきゃ」←チェンバロ椅子から立ち上がっての「半身」の実演付き
というご指導のあとは何度も何度も「半身」の表現を求めてリテイクされてました。)
本番、すばらしかったです。