みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

チューリヒの犬猫ホーム

2007-10-17 | かりねこ


8月にNZZ(ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥンク)に載った記事で、チューリヒにある犬猫ホーム(保護センター)の様子を紹介しています。現在、このホームでは50匹の犬猫が暮らしています

夏のバカンスシーズンには、約40匹の飼い猫、飼い犬が宿泊。バカンスにペットを連れていく人たちも多いのですが、預ける飼い主もいるようです。

2006年から飼い犬にマイクロチップを埋め込むのが義務付けられ、以来、捨て犬が減り、迷子犬が飼い主のもとに引き取られる確率も高くなったそうです

ホームにやって来る他の犬猫たちは「放棄ペット」で、主にクリスマス・プレゼントの「返品」として「入居」。
2006年の「返品」は、猫85匹、犬60匹でした

驚くべきは、このホームの入り口や受付が防弾ガラスでできていること
飼い主がずさんで犬や猫の生活条件が劣悪な場合、獣医局が保護し、ホームに引き取られるのですが、自分の不行き届きは棚に上げ、怒って犬や猫を取り戻しに来る人がいて、時には危険な場面もあるとか・・・
もちろん、そういう危険なことはめったになく、ホームの犬や猫が新しい飼い主に引き取られていくのがホームの職員にとって、一番嬉しいひとときだそうです



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10 コメント

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Unknown (海月)
2007-10-17 11:03:58
マイクロチップは日本ではまだ定着していないようですね。
読み取り機が高額らしいから、それもネックなのかも。
防弾ガラスが必要な位、たちの悪い人間とも渡り合わないといけないのですね。
アメリカの動物保護にあたるアニマルポリスの人達も、時には命がけで虐待から動物を守らねばならないとか...
クリスマスやゴールデンウィークあけには、日本でもペットの遺棄が増えるようです。捨てる人がもちろん悪いのですが、ペットを商品として売る店側にも問題がある気がします。
Unknown (ちゃーちゃん)
2007-10-17 13:16:43
ななみみずさん、いつもコメントありがとうございます。
返品だなんてひどい話ですね。
命ある動物のことをモノとしか思っていない人が多いんですね。
これから寒い冬がやってきます。
寒い思いをする仔が少しでも減りますように。
祈るしかできませんが・・・。
家畜の世界でも (シュバルツママ)
2007-10-17 18:57:18
ユーロは何かにつけて動物愛護の精神が進んでますよね。牛たちの話で恐縮ですが、なんでも1頭当たりの最低必要飼育面積があって、且つ何ヶ月以上放牧をさせなければいけないとか。捨て牛はないでしょうけど、日本だと家畜に対してのカンフォータブル、(そういうらしい、家畜の快適生活度、)まだまだ低いと思う。犬猫だってネズミを捕るとか、番犬になるとか人にとってどれだけ具体的に有用か、が判断基準になっている飼い主、生き物をおもちゃぐらいにしか考えてない飼い主結構いるような気がします。生き物飼うのは大変です。一生懸命世話しても私よりみんな寿命短くて号泣することたびたび
海月さん (ななみみず)
2007-10-17 19:38:57
ペットを虐待する暴力的な飼い主は、人間にも暴力的。逆に、暴力的に動物を保護しようとする過激派もいますね。ペットや野生動物に対する保護のレベルは、その国の社会状態を反映すると思います。小さな国でも動物保護に頑張っている場合もあるし、今のアフガニスタンやイラクのような国々では、犬猫のことまで頭も手もまわらないと思います
ちゃーちゃんさん (ななみみず)
2007-10-17 19:44:27
コメント有難うございます
こんなボロブログですが、これからも宜しく
ココアちゃんの目が早くパッチリして、小梅ちゃんと一緒に大きな4つの瞳が並びますように。ほかの犬猫さんたちのためにも、一緒に祈りましょう
シュバルツママさん (ななみみず)
2007-10-17 20:00:02
ヨーロッパでは家畜の輸送が良く問題になります。ぎゅうぎゅう詰めで長時間輸送するのは拷問と同じなので、ぎゅうぎゅう詰めにしない、1回の走行時間の上限を厳守するなど論議されていますが、それを守らない業者も多いようです
ペットの場合、大抵は人間より短命だし、病気や事故で急死することもあるし
でも、生きている間幸せに暮らしていたら、みんな天国で飼い主に感謝していることでしょう
スイスでも。。。 (hana*)
2007-10-17 20:33:58
スイスといえば、自主独立の素敵な国。
それでも放棄ペットが出るのですから、
人というのは本当に身勝手な動物なんですねぇ…。
クリスマスの返品というのも、なんとか悲しい…。
でも、こうした施設があるだけでも、日本よりはよっぽど素敵な国です。
はやく日本もこうなりたいなぁ。。。
hana*さん (ななみみず)
2007-10-17 22:13:36
コメント有難うございます
私、住んでいるのはオーストリアですが、スイスも好きです(好きな国はほかにも沢山)。但し世界中どこでも、幸い悪人だけの国が無い代わり、心優しい人だけの国というのもありません。冷酷な人は、どの国にもいるものです。でも、どの国でも一匹でも多く犬猫を助けようと頑張っている人たちもいます
こんなボロブログですが、時々覗いて頂ければ幸いです
こんにちは (michimichi)
2007-10-17 23:29:09
日本より、遺棄される数が少ないですが、クリスマス返品はやりきれませんね。
やはりマイクロチップを義務づけるのは重要なのでしょうね。
日本の地方の保健所の収容施設は、ひどいところも多いようです。問題は、予算がないということらしいです。


ミチみちさん (ななみみず)
2007-10-18 02:33:08
これはチューリヒだけの数ですから、スイス全国のことは分かりません。日本もそうだと思いますが、家畜やペットの行政管理は地方単位で行われているようです。スイスやオーストリアなどの場合州ごと。たしかオーストリアでは、全国一律にしようという意見もあったようですが、その後報道がありません。チョコレートのようなつもりでペットをプレゼントにするのは軽率
儲からない分野には予算を取らないというのも社会福祉の貧困ですよね。かと思うと、どうでもいいところに無駄金をつぎ込んだり・・・

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