8月にNZZ(ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥンク)に載った記事で、チューリヒにある犬猫ホーム(保護センター)の様子を紹介しています。現在、このホームでは50匹の犬猫が暮らしています
夏のバカンスシーズンには、約40匹の飼い猫、飼い犬が宿泊。バカンスにペットを連れていく人たちも多いのですが、預ける飼い主もいるようです。
2006年から飼い犬にマイクロチップを埋め込むのが義務付けられ、以来、捨て犬が減り、迷子犬が飼い主のもとに引き取られる確率も高くなったそうです
ホームにやって来る他の犬猫たちは「放棄ペット」で、主にクリスマス・プレゼントの「返品」として「入居」。
2006年の「返品」は、猫85匹、犬60匹でした
驚くべきは、このホームの入り口や受付が防弾ガラスでできていること
飼い主がずさんで犬や猫の生活条件が劣悪な場合、獣医局が保護し、ホームに引き取られるのですが、自分の不行き届きは棚に上げ、怒って犬や猫を取り戻しに来る人がいて、時には危険な場面もあるとか・・・
もちろん、そういう危険なことはめったになく、ホームの犬や猫が新しい飼い主に引き取られていくのがホームの職員にとって、一番嬉しいひとときだそうです
読み取り機が高額らしいから、それもネックなのかも。
防弾ガラスが必要な位、たちの悪い人間とも渡り合わないといけないのですね。
アメリカの動物保護にあたるアニマルポリスの人達も、時には命がけで虐待から動物を守らねばならないとか...
クリスマスやゴールデンウィークあけには、日本でもペットの遺棄が増えるようです。捨てる人がもちろん悪いのですが、ペットを商品として売る店側にも問題がある気がします。
返品だなんてひどい話ですね。
命ある動物のことをモノとしか思っていない人が多いんですね。
これから寒い冬がやってきます。
寒い思いをする仔が少しでも減りますように。
祈るしかできませんが・・・。
こんなボロブログですが、これからも宜しく
ココアちゃんの目が早くパッチリして、小梅ちゃんと一緒に大きな4つの瞳が並びますように。ほかの犬猫さんたちのためにも、一緒に祈りましょう
ペットの場合、大抵は人間より短命だし、病気や事故で急死することもあるし
でも、生きている間幸せに暮らしていたら、みんな天国で飼い主に感謝していることでしょう
それでも放棄ペットが出るのですから、
人というのは本当に身勝手な動物なんですねぇ…。
クリスマスの返品というのも、なんとか悲しい…。
でも、こうした施設があるだけでも、日本よりはよっぽど素敵な国です。
はやく日本もこうなりたいなぁ。。。
私、住んでいるのはオーストリアですが、スイスも好きです(好きな国はほかにも沢山)。但し世界中どこでも、幸い悪人だけの国が無い代わり、心優しい人だけの国というのもありません。冷酷な人は、どの国にもいるものです。でも、どの国でも一匹でも多く犬猫を助けようと頑張っている人たちもいます
こんなボロブログですが、時々覗いて頂ければ幸いです
やはりマイクロチップを義務づけるのは重要なのでしょうね。
日本の地方の保健所の収容施設は、ひどいところも多いようです。問題は、予算がないということらしいです。
儲からない分野には予算を取らないというのも社会福祉の貧困ですよね。かと思うと、どうでもいいところに無駄金をつぎ込んだり・・・