みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

三帝国の崩壊

2016-11-15 | その他

前回記事の後、重大な歴史的事実を忘れていたのに気付きました



納屋の窓であくびする猫さん(ウィキ・フリー画像)は、以下の記事とは何の関係も有りません。
でも、何にもないと寂しいので、これは本当のカバー・キャットさんです


第一次世界大戦は人類史上の「初物」であり、現代の世界に大きな影を落とす「諸悪の根源」です。それは、産業革命後最初の「工業化された大規模な『多国籍戦争』」であり、戦場となったヨーロッパで多くの人々に強烈な衝撃を与えました。
当時の日本は、ちょこっと連合国側で参戦し、中心的戦場となったフランスの惨状を体験せず「戦勝国」となりました。

第一次世界大戦で崩壊したのはオーストリア・ハンガリー帝国オスマントルコ帝国だけではありません
ロシア帝国も崩壊しました。その広大な領土内に存在した多くの民族は、オーストリア・ハンガリー帝国崩壊の後のように色々な独立国にはならず、ロシア革命によってソヴィエト社会主義共和国連邦という別名のもとで「部分共和国」となりました。漸くソ連崩壊後、それらの「部分共和国」は独立国家となりましたが、今も多くの問題や紛争が継続しています。

ローマ帝国が滅亡した後も、数世紀にわたって混乱が続きました。
3つの帝国が同時に崩壊すれば、その後の事態収拾は極めて難しく長期に及ぶのは当然です。そう見れば、第一次大戦後100年しか経っていない今、世界各地で後遺症の混乱・紛争・戦闘が続いているのは当然かもしれません


 ちょっと蛇足

オーストリアでは、帝国再建運動などありえませんが、今のロシア(プーチン)とトルコ(エルドアン)は、大国復元の野望があるかに見えます。

3帝国崩壊後の夫々の歴史的経過も複雑ですが、これ以上深入りすると「猫っぽい目茶苦茶ボログ」からも脱線するので、これでおしまい






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