一生懸命やっているのに「やるべきこと」が片づかない人へ 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2011-03-01 |
評価 (3点/5点満点)
心理学者でビジネスパーソン向けの著書も多い内藤誼人さんが、「片づかない、時間がない!」「つい、やるべきことを先送りにしてしまう」状態を変える心理アドバイスを紹介します。
「考えすぎるのをやめて、とにかく動こう!」「手を抜かずに、ムダを省こう!」こういう状態に自分を持っていくことが大切です。
膨大な心理データから、具体的・実践的で生産性向上に直結する行動プログラムが抽出されており、自分の現在の行動が成果にどの程度貢献しているのか振り返る上で有用なアドバイスばかりです。
【my pick-up】
◎〝いい人〟になるより、賢く「自分本位」に立ち回る
この世の中は、多少図々しい人のほうが、自分の有利に交渉を進めることができることになっている。
「いい人」になろうとすると、相手の都合のいいように振り回されてしまう。その上、時間や場所の都合を相手に合わせるぐらいでは「いい人だ」という印象も与えられないので、努力と結果が釣り合っていないのである。
その点、多少相手に「ん?」と思われても一向にかまわない、と割りきってしまっている人のほうが、自分のペースで物事を進められるのである。
◎肯定的な「思い込み」で自分の能力を伸ばす
米国ラトガース大学のジェニファー・ギッブズ博士は、自分の悪い点について正直に告白していると、「正直者」として好意的に評価されるよりは、むしろ白い目で見られがちである、というデータを報告している。
社会人として成功するためには、自分の相手に与える印象をマネジメントする力が絶対に求められる。
だから、対外的には、ダンドリがうまく、バリバリ仕事をこなせる人間であるようにアピールすること。そのほうが、あなたの評価は高まるのである。