名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

九州の百名山を巡る_3   -開聞岳- & 百名山記事の終了

2018-09-25 16:42:46 | 登山_九州の山

 久しぶりにゆっくり朝食をとり、開聞岳を目指して宿を出た。今日で九州の
百名山登山を終了する予定だ。途中、今日寄る予定の日帰り温泉(国民宿舎)を
横に見て進み、登山口に達した。
 山頂は924mと比較的低い山だが、ほぼ海抜0mから登るので、それなりに
標高差はある。登山道は時計回りに山頂へ向かって進む。中腹からは今日通って
きた長崎鼻、指宿温泉方面がよく見えた。下から見ると山頂には雲がかかって見え
ていたが、やはりガスの中にあり周囲の眺望を楽しむことはできなかった。歩いて
いる時はそれ程登山者はいなかったが、山頂は今日の登山者で賑わっていた。
 これで、今回の九州での山行は終了することになるので、帰りを急ぐことした。

少し疲れが出てきたこともあると思うが、2/3程下ったところで、登山道に出て
いた根っ子に足を取られ、前に転びそうになった。咄嗟に右手で土手に出ていた
木の根をつかんだが、これがいけなかった。つかんだ指が薬指と小指で、ここに
全体重がかかったために、気がついたら小指が90度以上、反対側に曲がっていた。
あ!、折れたと思ったがボキッという音はなかった。ここではどうすることも
できないと思い、一か八か、思いっきり2本の指を引っ張りながらグルッと&
そおっと手の平の方に回してみた。すると、痛みは酷かったが、小指は普通の姿に
戻った。これで折れていないことが分かったので、触らないようにして、そのまま
帰ることにした。
(翌日、整形外科で診断して貰った。確かに関節は外れたが、貴方がやったことは
整形外科医がやるべきことをされたので、私は何もしなくても良い。と褒められた)

 最後に小指のアクシデントはあったが、下山の後、日帰り温泉でざっと汗を流し、
池田湖の脇を通り、指宿有料道路に入り、鹿児島空港目指してひた走った。レンタ
カーを返却し、飛行機に搭乗して、何とか予定の行程を完了することができた。
 九州の百名山としては更に南に屋久島の宮之浦岳がある。ここは平成15年に登山
している(ブログにも掲載済み)ので、これで九州の百名山登山は完了となる。ここに
九州の百名山6座の登山記録の一覧を掲載し終了とする。

 百名山シリーズの完了に当たって
 
 百名山登山記録は、九州の百名山の登録完了をもって終了する。北海道から本州の
アルプスまでは、花の撮影を主題として、カテゴリーを「百名山の花」として北から
南へ掲載した。関西以西の百名山は登山を主題にして「関西以西の百名山」と題して
ブログに記載した。
 年齢を重ね、3000m級の山々への登山は厳しくなってきたので、いずれタイトル
「名峰登山と草花」を変えようかと思っている。大した記事は書けませんが、お付き
合いいただければ幸いである。                                                     以上。

 


九州の百名山を巡る_2 -阿蘇山、霧島山- 登山記録

2018-09-16 19:17:55 | 登山_九州の山

九州の百名山_3  阿蘇山・高岳

 平成18年5月4日朝、山麓宿を車で出て、仙酔峡へ向かった。阿蘇山の火口への
ルートは草千里側からと仙酔峡側からの2つがあるが、登山ルートとしては仙酔峡から
となる。一般の場合は、ロープウェーで火口東まで行って火口展望台から火口を眺める
こととなる
 登山者は仙酔峡駐車場に車を駐め、登山口から高岳(1592m)を目指すこととなる。登り
口付近ではミヤマキリシマが咲き始め、所々にピンクに染まり始めていた。後2、3週間
遅ければ、綺麗なピンクの花園が見られたことだろう。残念だが仕方ない。登山道は火山
岩の急登が続き、これを登りきるとまもなく山頂に達した。周囲の山々からは阿蘇が大きな
火山の跡であることを教えられる。高岳山頂から火口らしき方向に少しおりると中岳(1506m)
に達し、更に下りていくと火口展望台に達する。ささやかな煙が出ていてここが火山であり、
火口であると知らされる。
 下山後は白水温泉近くで遅い食事(昼食)をとり、熊本経由で霧島温泉郷へと先を急いだ。

 

九州の百名山_4  霧島山を縦走

 (韓国岳~獅子戸岳~新燃岳~中岳~高千穂ヶ原へ)

 5月5日、新燃岳・山麓の宿を出てエビノ高原に向かった。エビノ高原駐車場に車を駐め、
韓国岳登山口から高千穂ヶ原への縦走を開始した。天気も良く韓国岳山頂からは、韓国までも
見えそうな気がした。家族連れの登山者も多かった。韓国岳直下には大浪池が見えたが、近年、
大浪池付近で小学生が行方不明となり亡くなる事故があった。
 韓国岳からは獅子戸だけを経て、新燃岳に至り火口の稜線を半周して中岳に向かった。この
新燃岳は数年後に爆発し、ニュースでも報道された。現在も通行できていない。良い時期に
出かけたものだと満足している。火山爆発としては、私は平成24年7月に御嶽山に登頂して
百名山完登を祝ったが、翌25年に大爆発を起こし大惨事となった。時期が悪ければ自分達
も巻き込まれたかも?と火山爆発の恐ろしさを身にしみて感じた。 
 さて、中岳近くからは高千穂峰が眼前に聳え、綺麗な姿を写真に納めた。本当は翌日登山を
したかったが、先を急ぐため割愛した。残念だ。 縦走終点の高千穂ヶ原で高千穂峰を拝んだ
のち、登山口のエビノ高原に戻り、そに乗車した。

 次の目的地は鹿児島県・開聞岳だ。
 霧島温泉郷を通り抜け、明日、レンタカーを返す予定の鹿児島空港を左手に見て、鹿児島を
めざし、錦江湾に浮かぶ桜島を眺めつつ南下し、指宿を経て、山川港近くの旅館に宿を取った。

以上。

 


九州の百名山を巡る_1  -九重連山、祖母山- 登山記録

2018-09-14 09:32:12 | 登山_九州の山

 百名山の完登に向けて、追い込みに入った平成18年、現役で休みを取りにく
かったこともあり、五月の連休に九州の5座を一気通貫で駆け巡った。
 5月2日に朝一番の飛行機で大分空港に降り立ち、レンタカーを借りて九重山
へ向かった。レンタカーは5月6日鹿児島空港で返却するまで継続して使用した。

 午後に九重連峰の牧ノ戸・登山口に車を駐め、登山口から久住山と中岳を目指
した。登り始めると登山道脇に立派な馬酔木(アセビ)が沢山現れた。毒がある
ので、鹿も食べないせいだろうか?沢山残っている。
 九重高原は火山帯ということだと思うが、登山道周辺は石ころだらけで、ガレ場
に近い所もある。標高差はあまりないので登る苦労は少ないが足元に注意して歩く
ことが必要だ。久住山に登り、御池の縁を通り、中岳に到達した。このあたりの
低木は殆どミヤマキリシマ(ツツジ)だと思うが、まだ花をつけてはいない。六月
頃にはキット綺麗な花園が見られるだろうと、残念に思いながら下山の途についた。
 この日は牧ノ戸・登山口に戻り、山塊の裏手方向になる久住高原荘(休暇村?)
という立派な宿に泊まった。

  九州2日目は祖母山に登る予定だが、朝一番でルート上にある竹田市の岡城趾へ
立ち寄った。滝廉太郎の「荒城の月」を口ずさみながら城跡への坂道を登った。
立派な城壁に囲まれた城跡からは、「荒城の月」の情景が浮かび上がってくるような
風景だった。下城し祖母山に向かう途中で、立派な石橋がみえた。車を駐めてみると
ローマの遺跡で見るような水道橋のように見えた。(後で調べるとやはり水道橋
だった。1919完成で明正井路というらしい。)

 祖母山へは林道に入り、道路脇に車を駐めて入山した。頂上近くになると急登と
なった。山頂は広く、うろうろしていると、記念写真を撮ってやるから二人並べ
といわれた。一人で良いというのだが、いや二人でないと駄目だとおっしゃる。
何故かと問うと、この山はバアさん(祖母山と書く)という山だから、バアさんと
一緒じゃないと駄目なのだそうだ。仕方がないから2ショットで撮ったが、ブログ
からはカットした。
 下山は谷筋の急斜面を下った。岩の間にアケボノツツジが所々に咲き綺麗な
ピンク色を呈してくれている。何枚か写真をとった。鈴鹿の山でよく見かけるアカ
ヤシオに似ている。(後で、調べると一緒のものらしいと分かった)   

 車に戻り、Uターンしようとして左側後部を杉の木でこすってしまった。高い
登山についてしまった。少し時間がかかってしまい、ナビを設定して阿蘇山の麓の
宿舎に向かった。暗くなりかけ、細い道に不安を感じながら進むとギザギザの山頂
の山並みが見えてきた。熊本県に入り、本日の行程もまあ無事に終了となりそう
である。                                                                         以上


初冬の屋久島、宮ノ浦岳、縄文杉

2013-12-08 12:04:20 | 登山_九州の山

12月上旬の屋久島、宮之浦岳登山、縄文杉探索の写真を掲載します。(H15.12.5~12.8)

1)宮の浦岳(1935m) 登山

 未明にホテルを出発、朝食をお弁当屋さんで購入し、6時頃に登山口に到着した。
 先客が1名いて(話を聞いたら同じ愛知県人で某市役所勤務とか)、一緒に登山を
開始した。頂上まではかなり長い道のりだった。 
 

 未明の登山口                                                                 小花之江河

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 花之江河                   山頂付近(霧が晴れかかった)  

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 山頂 (1936m)                 頂上分岐点(右手は縄文杉へ下る)

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 登山口へ下山

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2)縄文杉へ

 翌日、縄文杉の探索に出かけました。やはり、未明にホテルを出発し、荒川登山口から
トロッコ道を2時間位歩いて、大株歩道から山道に入りました。縄文杉に至るまでに、翁杉、
ウィルソン株、大王杉、夫婦杉を見上げながら、標高1370mの縄文杉に至りました。

  トロッコ道 (廃校跡)      大株歩道(登山口)

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  翁杉                       ウィルソン株

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 大王杉                      夫婦杉

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 縄文杉  (下部)                (上部)

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3) 屋久島周遊

  安房港の全景

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 千尋の滝                   大川の滝

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 湯泊の夕焼け                  海の胡亭路オーナーシェフ夫妻

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 いなか浜にて                  屋久島地図     

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