名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

再び、アサマリンドウ探索 - 2020.11 朝熊ヶ岳 -

2020-11-08 21:49:46 | 自然観察_リンドウ

 2014年10月19日、伊勢志摩の朝熊ヶ岳でアサマリンドウを探し、山頂付近に多数の
標本を発見し、観察できた。
 また、昨年(2019)11月14日には、紀伊半島の清川天宝神社の境内にアサマリンドウ
を多数、観察することができた。
 今回、伊勢志摩に旅行したので、嘗て発見した朝熊ヶ岳のアサマリンドウを再確認する
ため、11月4日に朝熊ヶ岳に登山した。
 近鉄・朝熊駅の近くにある「であいの広場」に車を駐め、朝熊岳道を登った。山の標高
は555mとそれ程高いわけでは無いが、急な箇所もあり、2時間弱ほどかけて登った。
山頂近くでかつて見たセンブリなどを今回も見ることができた。
 山頂の石碑を確認した後、嘗て、見つけたアサマリンドウのあった付近を散策し、リンドウ
を探した。しかし、嘗て多数の標本を見た杉林の中は、杉の木が伐採されて、荒れており、
アサマリンドウを見つけることができなかった。
 それでも、しつこく嘗ての道路脇を探していると、蕾をつけたアサマリンドウを3つ見つける
ことができた。また、この近くにはかつて見たテイショウソウも幾つか咲いていた。期待して
いたアサマリンドウが少なかったことは残念だったが、実物3体を見つけることができたので
納得して、下山の途についた。

以上です。


リンドウ探索   - 2020.10末 富幕山 -

2020-11-07 17:04:53 | 自然観察_リンドウ

 相棒から、秋の花、リンドウの観察に同行してほしいと依頼されたので、同行した。
 10月31日、天気は良く、浜松市三ヶ日町の山奥(愛知県境境)の富幕山(トンマクヤマ)
を目指した。
 愛知県の豊川ICを出て、新城を通り、途中柿畑の中を通り、ついでに200円で5,6個
が入った次郎柿を2袋買い、宇利峠に向かった。途中の瓶割峠(カメワリトウゲ)に駐車し、
そこから登山を開始した。
 富幕山までの登山ルートは、4ルートある登山道の一つ(只木コース?)で、鬱蒼とした
森の中を登るルートだ。登山を始めると、コウヤボウキが一面に咲いていた。赤い実を
つけたシキミや常緑のヒイラギも多く見受けた。周囲は高木が多く赤樫からと見られる
ドングリが至る所に転がっていた。薄暗い登山道にはリンドウは全く見られない。写真を
撮りながら約2時間ほど歩くと富幕山・山頂(563m)に到達した。
 富幕山からの展望は素晴らしく、浜名湖全貌、大平洋や浜松市のビルまで遠望できた。
東に目を向けると、富士山が間近に見えた。NTTや中電のアンテナが立ち、昔からの
通信基地(狼煙台後)と推測される。
 頂上周辺は見晴らしが良く、日当たりが良いことから、リンドウを始め野生の菊類が沢山
咲いていた。咲いているリンドウはエゾリンドウと思われた。日に当たって、綺麗な紫色に
輝いていた。
 帰り道、コウヤボウキの花にアサギマダラが留まり、蜜を吸っていた。この蝶は日本で
越冬するのだろうか?

以上です。


アサマリンドウを求めて  - 2019.11 -

2019-12-17 11:14:37 | 自然観察_リンドウ

 先に、熊野三山巡りの記事を書いたが、この旅ではもう一つ、「アサマリンドウ」の 観察を目的としていた。  以前、伊勢の朝熊山(アサマヤマ)へ「アサマリンドウ」の開花を求めて、探索に出かけた ことがあり、参道脇の檜木立の合間に、開花するアサマリンドウを見ることができた。  今回は、和歌山県みなべ町の山奥にある神社の境内に沢山咲いているらしいという 情報を得て、出かけた。熊野本宮神社から国道311号で白浜へ向かい、途中から198号 で山奥へ、次いで424号に出て南下し、清川天宝神社へ着いた。  神社への入口へむかって歩き始めると参道の脇の斜面にチラホラと蕾をつけたアサマ リンドウが現れた。開花したものも少しあった。鳥居をくぐり境内に入ると参道の左右に 沢山のリンドウが現れた。余りに沢山咲いていて驚いた。道の途中にあった立て札を見る と神社で大切に見守ってきて現在のようになったと書かれていた。

 神社へ到着したのが16時頃で日陰が多かったので、一応、写真に納めた後、白浜の ホテルに向かった。翌朝、再度出直し写真に撮った後、帰途に着いた。帰りは田辺市から紀伊半島を海岸沿いに進み、左回りに潮岬のある串本を通り、那智、新宮をへて、名古屋へ戻った。

<参考>みなべ町の解説/看板

 

<参考>H26.10アサマリンドウ探索の記事

https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/m/201410

 

 

 

 

 


秋の高層湿原で植物観察  -2019 池の平湿原-

2019-09-23 13:03:14 | 自然観察_リンドウ

 9月15日16日と、敬老の日連休に相棒の希望に合わせて、長野県東御市(トウミシ)の 湯ノ丸高原へ出かけた。目的はリンドウの観察・調査である。  嘗て、2度通ったことがある、地蔵峠を超える道だ。峠周辺に湯ノ丸高原スキー場が できて道も整備され通りやすくなった信越道から群馬県・長野原方面へぬける道の峠 周辺である。  この峠を越え群馬県側に下っていくと左手前方に四阿山(アズマヤサン)がデーンと鎮座し、 素晴らしい眺めを提供してくれる。今回は地蔵峠周辺を散策した。15日の昼頃に湯ノ丸 高原に到着して、林道を高峰高原へと進み、途中にある池の平湿原を訪ねた。  この湿原は三方ヶ峰火山が数万年前に爆発して、その噴火口が現在に至って湿原に なったという。その面積は直径1Kmというから、約90万mm(ヘーベ)となる。花の種類も多く 尾瀬にも匹敵する素晴らしい湿原とガイドブックには書いある。  初秋の湿原は花のピークは過ぎているが、まだ、いろいろな花が咲いていた。秋の花 リンドウは沢山咲いていた。 (テーマ: オヤマリンドウとエゾリンドウは区別できるか?) <参考データ> 三方ヶ峰は標高2040m、池の平湿原は約2000mの標高である。

 次に、エゾリンドウの写真を掲載します。中にオヤマリンドウが混じっているかもしれま せんが撮影した写真を掲載します。外観だけでは判別がなかなか困難です。

エゾリンドウ解説

エゾリンドウ(蝦夷竜胆、Gentiana triflora var. japonica)は日本原産で、北海道から本州 近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生える。ホソバエゾリンドウの変種。 特徴としては、茎の高さ30~100cm。葉は茎に対生し、形は披針形で縁はざらつかない。 花期は9~10月にかけて。花は茎の先端と葉腋につき、栄養状態がよければ数段につく。 花冠の長さは4~5cm、日が差すと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を咲かせる。 <インターネット記事から転記させていただきました>

以上です。

 

 

 

 


三重県・大杉谷渓谷と朝熊ヶ岳へアサマリンドウを求めて

2014-10-19 20:51:47 | 自然観察_リンドウ

 

10月18日三重県多気郡大台町・大杉谷へ。宿泊は英虞湾の近鉄アクアビラまで出かけて泊まり、翌19日は鳥羽経由で近鉄アサマ駅近くに駐車して朝熊ヶ岳(555m)へ登り、アサマリンドウを探した。大杉谷では目的の花は影も形もなく、朝熊ヶ岳では日当たりの良い檜林の中に見つけることができた。見つけるまで、なかなか大変でした。

 

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    アサマリンドウ                              同左/真上から

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   アサマリンドウ  

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   センブリ                                イトラッキョウ/大杉谷

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   テイショウソウ              センブリ                 イトラッキョウ/大杉谷


大杉谷渓谷の風景 (10/18)

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   宮川ダム・ダム湖&マイカー                           宮川ダム湖にかかる橋

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   大杉谷・河原                              千尋の滝 (落差135m)

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    吊橋                                    第3発電所からの絶壁

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  近鉄のH.アクアビラに泊まる                      ホテルから英虞湾を見下ろす

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   朝熊ヶ岳(アサマヤマ)・登山口 (10/19)             朝熊ヶ岳・山頂