名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

今年3度目、摺古木山へ植物観察に  -2020.9下旬-

2020-09-27 10:25:29 | 中高山の花_2000m級

  相棒の強い希望で、摺古木山へ、今年3回目の散策(植物観察)に同行した。
 登山の目的は、トリカブトなどの植物観察である。何故、同行するかって?・・、
登山口に至る東沢林道が悪路で、四駆でないと行けないからです。

 6月の第1回は、シャクナゲ開花の状況観察だったが、時期尚早だったため、同月
リベンジ(2回目)登山をして、なんとか目標を達成した。この時点では、トリカブトを
発見したが、芽が出たばかりであった。6月に満開だったシャクナゲ、イワウチワ、
イワカガミなどは葉っぱのみではあるが、元気な緑色をしていた。オオカメノキは白い
花が赤い実へと変わっていた。

 リンドウの花は咲き終わり、枯れかかっていた。また、秋の山には赤い実を付けた
草花や低木が多く見られた。水辺の岩壁にはダイモンジソウが花を付けていた。また、
湿地にはカワチブシ(トリカブト)やタカネトリカブトが咲いており、相棒に感謝された。
 この山は笹藪が酷くて登山道がわかりにくく、以前から危険を感じていたが、今回は
綺麗に刈られていて、快適な山歩きができた。秋晴れの良い天気の中、楽しい登山が
できた。

以上。

 

 


秋の山、植物探索   -2019.9- 湯ノ丸高原&湯の丸山

2019-10-02 07:52:27 | 中高山の花_2000m級

 9月16日は、湯の丸高原を散策し、次いで湯の丸山(2101m)ヘと秋の山を 探索してきました。この辺り一帯は湯の丸高原スキー場として、冬場にはスキー 客で賑わっているところです。場所は長野県東御市と群馬県吾妻郡妻恋村に またがる一体です。標高は1900m前後と思います。  朝一番でホテルの管理人にスキー場に分布するエゾリンドウの現場を案内して いただき、次いでキャンプ場、自然観察散策路をへて、湯の丸山へ登山しました。 途中にはリンドウを始めとして、初秋の花が綺麗に咲き、我々の目を楽しませて くれました。

以上

 


春の自然観察_3  -2018 鳥倉林道、三伏峠登山道-

2018-06-13 21:00:02 | 中高山の花_2000m級

 5月27日、昨年晩秋に出かけて草花が綺麗だった南アルプスの鳥倉林道、三伏峠登山道へ、
春の花を見に出かけた。標高1700m~1800mの林道沿いはまだ早春の出で立ちにて、草の
芽がで始めたところだった。登山口からは三伏峠への登山道を歩いたが、時期が早すぎた感じだ。
登山道も荒れていた。山小屋が営業開始される7月までは整備もされないようだ。それでも、
テントを担いだ健脚の山男、山ガールやトレランの若者達が塩見岳に登山して帰ってくる。遅出の
我々は花を見に来たので、先は諦めて2300m付近で折り返した。
 春の草花や高山植物も少しは咲いていたので、写真をご覧下さい。道端にはフジバカマが伸び始めて
おり、周辺を舞っているアサギマダラを数羽見かけた。

<個別写真>

      

     

     

   

    

      

      

以上。


満開のシロヤシオを堪能

2018-05-20 22:59:55 | 中高山の花_2000m級

 静岡市の奥座敷、梅ヶ島温泉へ出かけてきた。静岡から甲斐の身延へぬける道、
金を運んだ道の峠が安倍峠(1488m)である。ここから、八紘嶺(1918m)への登山道
にはシロヤシオが目一杯咲いて登山者の目を楽しませてくれた。また、トウゴク
ミツバツツジと思われるミヤマツツジも沢山咲いていてシロヤシオと紅白の彩り
を添えてくれていた。また安倍峠一帯には「オオイタヤメイゲツ」(カエデ)が群生して
生えており、保護区となっていた。
 一昨年、鈴鹿・釈迦ヶ岳でシロヤシオのトンネルをくぐったが、ここの(八紘嶺)
のシロヤシオも釈迦ヶ岳同様に素晴らしかった。

以上

 


雪解けの藤原岳に登り、早春の花を満喫

2018-04-05 10:29:13 | 中高山の花_2000m級

 先週(3月24日)、鈴鹿の山々の稜線にはまだ雪が沢山残っていた。今日(
3月30日)は節分草を見たいという相棒の強い要望で、藤原岳に同行した。これ
までに何回か登ったことはあるが、どこから登ろうかと迷う山だ。いつもは聖宝寺
ルートだった。
 今回は別ルートで、長い稜線歩きのルートだ。長く歩けば花にも巡りあえると
いうことか? 8:30登山開始の予定で現地入りしたが、登山口(駐車場)が
わかりにくく、30分以上ロスしてしまった。お墓の脇の空き地に車をおけると
いうので、お墓を探したが、別のお墓に着いてしまい、戻って地元の年配の方に
聞いて、やっとのことで登山口に着いた。
 山頂は1144mで、登山口からの標高差は900m強だが、アップダウンを
入れると1100m位になると思う。登り切れるだろうか?
 登山はいきなり急登で始まったが、少し登って稜線に出ると、いろいろな花が
出迎えてくれた。道のあちこちにタチツボスミレが咲き目を楽しませてくれる。
このあたりの山は石灰岩の山で、藤原岳の山裾は大規模な石灰岩の露天掘の鉱山
となってる。その内、山がなくなってしまうのではないかと心配になる。

 

 最初のピークは丸山と呼ばれ、沢山のヒロハアマナが可憐な花を咲かせていた。
目指すセツブンソウは既に遅く、種になっていた。ここからアップダウンのある
稜線歩きとなった。途中、ミスミソウ、カタクリもところどころで見かけた。
 藤原岳山頂へは200m位の急登だ。既に雪が溶け、ここのところの晴天続きで
斜面は乾燥して、ニョキニョキと伸びかけたコバイケイソウ?が「水がほしい」と
言っているようだ。ところが、100m位登ると当たり一面に福寿草が現れた。
どれも黄金色の花をつけてる。写真撮影に夢中になり、時間がたつのも忘れる。

 さらに山頂付近に達するとセツブンソウに出会った。ここのセツブンソウは
標高があるだけに今がピークなようで、可憐な花をつけて、我々を歓迎してくれた。
老体にむち打って、山頂に立つことができたが、綺麗な花に巡り会えて、良い山旅
となった。

以上です。


三伏峠・山麓を歩く -秋の花-

2017-09-30 12:46:58 | 中高山の花_2000m級

 嘗て20年以上前に、三伏峠(南アルプス)には2度出かけた。一度目は
塩見岳登山の下見、2度目は塩見岳登山の途中で通過した。この時は2回共
大鹿村・塩川土場から登山した。塩川の上に張られたロープに吊り下げられた
ゴンドラに乗り、自力で対岸に難儀して降り立ったことを思い出した。今回は
別ルートの鳥倉林道コースへと進んだ。林道整備が進み、最近はこのルートが
お薦めのようだ。
 平成29年9月24日(日)朝、自宅を出て鳥倉林道・ゲートの駐車場に
駐めて、鳥倉林道・登山口へと花の写真を取りながら歩いた。この辺りの
標高は1700m以上はある。谷越えの先には小河内岳方面の山々が眼前に
聳える。鳥倉林道・登山口からは少し登って、折り返した。秋の一日、素晴ら
しい景色と花を楽しむことができた。

  車窓(小渋川)と林道からの南アルプスの風景を掲示する。また、帰りに、
松川IC近くのりんご園を撮影し、JAの売店で買い物地場産のリンゴ(サン
つがる)、梨(豊水)、巨峰などを沢山買い込み、豊かな気分で帰宅できた。

<個別写真>

    

    

    

     

      

      

     

       

       

      

       

    

以上。

 


風越山(カザコシヤマ) -夏山に咲く花を求めて-

2017-09-03 22:40:26 | 中高山の花_2000m級

  木曽谷の上松から木曽駒ヶ岳への登山道がある。数年前に「敬神の滝」登山口から
金懸小屋経由で登山した。この木曽駒ヶ岳への登山古道上に風越山(1699m)がある。
風越山へは現在、敬神の滝・登山口から登ることもできる。
 8月27日(日)相棒が某草花の写真を撮りたいと宣うので、自分も夏山の花を撮る
べくアッシー君を引き受けた。名古屋から中央高速道に乗り、中津川ICで下線して
木曽谷を北上し、寝覚ノ床(上松)から東進し、吉野林道を通って風越山登山口に到達
した。駐車場は3,4台しかないが、先客は1台で難なく駐車できた。登山口の標高は
1100m位なので頂上まで高低差600mの往復となる。登山道にはフシグロセンノウ、ヤマ
ホトトギス、コアジサイ、ソバナ、等が咲き、カヤトの丘の草原にはマツムシソウ、
オニユリ、フジバカマ、が咲き乱れ、また、センジュガンピ、ナンバンギセル、等が
目についた。頂上近くの展望台からは中央アルプス、三の沢岳、宝剣岳などが聳え圧巻
だった。下山は別ルートを通ったが、レイジンソウやママコナ(群生)を見た。
 朝、出遅れたが、なんとか日帰りで夕方に帰着できた。


 


<個別写真>

      

     

      

      

      

      

       

     

      

    

以上です。


国見岳にアカヤシオの開花を求めて  - 2017、初登山 -

2017-05-12 06:47:48 | 中高山の花_2000m級

鈴鹿山系・国見岳にアカヤシオの開花を求めて  - 2017 -

 連休後半となった5月5日に、天気が明日から崩れそうだという予報を前提に
国見岳に行くこととした。
 国見岳には過去2回登っているので、今回は3回目だと思う。朝明(アサゲ)谿谷に
駐車すると駐車料金がかかるので、どこでも駐めやすいジムニーで出かけた。朝明
駐車場を素通りして山手に向かって進み、登山口の少し先の最終地点に駐車した。
(4駆は便利だ)国見岳は標高が1175mあり、御在所岳1212mの隣で肩を並べており、
そこそこに高い。 登山口から標高差650m程を登ると山頂の大きな岩に到着する。
稜線にでると周囲に咲くアカヤシオの木々が点々と見られ、また御在所岳(中コース)
登山道の尾根筋の岩場がなかなか厳しく、見る者の目を楽しませてくれる。
 我々の期待に応えて、アカヤシオが結構咲いており、目を楽しませてくれた。途中、
所々にスミレや草花、樹木の花が咲き、これらを写真に収めながら登山できた。実は
今年はいわゆる登山らしきものはしていないので、高い山ではないが、トレーニング
としては適度な山歩きであり、快適な初登山となった。

<アカヤシオとは>
 東北南部から紀伊半島までの深山に自生するツツジの一種。ミツバツツジ、ゲンカイ
ツツジなどとともに、葉が出る前に花を咲かせるため人気が高い。栃木県や群馬県に
多く分布し、アカギツツジの別名がある。

以下、個別の写真を登録します。

     

    

  

以上です。

 

 

 


越百山・山麓を散策  -春の花を求めて-

2016-05-10 20:04:46 | 中高山の花_2000m級

 今年は例年より1ヶ月早いがここ越百山山麓に来てみた。例年は5月末から
6月初旬に越百山・山麓に初夏の花を求めて散策にきている。
 伊奈川ダム(長野県・大桑村)の先にある駐車場に車を止め、林道を1時間
ほど歩くと福栃橋分岐へ出る。ここが越百山への登山口であり、左に折れて
さらに先に進むと南駒ケ岳の登山口へと続く。
 私達は登山口から越百山への山道を高山植物を探しながら5合目(標高1700m
位)まで進み、折り返した。山頂(2613m)へは、あと3時間はかかる。日帰登山
と植物探索が目的の散策としては、時間的にも高度的にもこの辺りまでだろう
と納得して下山に入った。
 やはり、草花や木々の花にはやや早いようだが、それでも早咲きの草花や
木の芽や花を見ることができた。(散策の山道は1000m~1700mあたりである。)
 道中、越百山や仙涯嶺の山頂を木立の間から垣間見ることができたが、谷筋
にはまだ残雪が多く見受けられた。

 以下、個別の写真を掲示します。

      

      

     

       

      

       

     

     

 以上です。


超百山山麓(中央アルプス)へ -シャクナゲを求めて-

2015-06-14 20:51:54 | 中高山の花_2000m級

 超百山(コスモヤマ)の中腹辺りに、シャクナゲ尾根というヤセ尾根があり、例年
今頃、きれいなハクサンシャクナゲが咲く。また登山道入口となる今朝沢渓谷
沿にも見事なシャクナゲが見られる。平成27年6月13日(土)、梅雨に入った
中ではあるが、天気は良さそうなので、日帰りでシャクナゲや山麓の花の観察
に出かけた。
 今年は花の咲く時期が早く、今朝沢沿いのシャクナゲは咲き終わっていた。
また、林道沿いに咲くスミレやドウダンツツジ、イワカガミなどメジャーな花は
咲き終わっていた。代わりに、ヤマブドウ、サルナシ、マタタビなどのツルもの
が目をひいた。山麓では、マイズルソウ、イチヤクソウ等を見ることができた。
本命のシャクナゲは殆ど終わっていたが、咲き誇っているものも残っていた。
 行程は自家用車で木曽谷の大桑村まで19号で進み、次いで伊那川沿いに
東進して伊奈川ダム(1100m)まで。駐車場から林道を歩き、越百山登山口から
五合目(1750m)付近まで登り、そこから折返した。












 以下、個別写真を掲示します。












以上です。