畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

田植休

2008-05-11 20:00:45 | 食、農への思い
5月11日  のち 

降り続く小雨の朝。今日も寒い。午前中はのんびりと過ごす。午後は、雨も上がったので田んぼへ。漏水する田んぼの畔際、三列位のところに畔シートを差し込み、田んぼ全体の水が減るのを防ぐことにする。三列位は犠牲になってもらう。ハウス内に、チンゲン菜の苗を植える。インゲンの株間に植えての立体栽培を試みる。

さて、その四
わがままな受験生は、一年の後半くらいには、志望校を決めていた。東京の公立大学だ。学部も経済と決めた。この気持ちはずっと変わらなかった。
二年、三年と進むにつれ、担任の教師は地元や地方都市の国立大学を進めた。学部も、就職に有利だからと工学部を、熱心に勧めてくれた。(数学や物理も結構得意だった) 
おとなしく、真面目な生徒だったが、頑として自己主張を通した。(英語だけは少々苦手だったので、それを心配してくれていたのだろうが)
奨学金ももらえるようになり、三年の冬を迎える。志望校のほかに、横浜の公立校と、東京の隣県の国立二期校に願書を提出。
三月、希望に燃えて状況、試験に臨む。公立二校の試験が終わり、地元で結果を待つ。「桜散る」だった。最後の二期校に臨むが、気持ちが落ち込み、結果は同じだった。志望校に拒絶されてから、心の隅にあった思いを、口にするのに、それほどの時間は必要なかった。
「一年、浪人させてください。」両親を前に頭を下げた。

田植の済んだ田んぼに、鴨のつがいが

コメント (1)
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