9月9日(木)妹背牛小・中学校で芸術鑑賞会が開催されました。
例年,音楽や演劇等の鑑賞を通じて,豊かな心を育み芸術に親しむ体験の機会として妹背牛町教育委員会が主催している事業です。
昨年度は,新型コロナウィルス感染防止のため,低学年・高学年分けての実施となりました。
今年度は,出演者全員が事前のPCR検査で陰性の診断を受け,会場の間隔を確保するため参加対象を3年以上に限定し,さらに保護者や地域の参観も中止する等の感染防止対策を講じることにより実施することができました。
出演したのは8人編成の楽団「サロンオーケストラ・∞」。
結成当初は,道内の学校公演を中心に演奏活動をしていましたが,近年は国内外の演奏会に出演するなど,活動の幅を広げています。
深川市出身のフルート奏者である佐藤友美さん等,道内外のプロ演奏家による楽団です。
バーンスタインの「キャンディード序曲」やオッフェンバックの「天国と地獄」など,クラシック曲を中心に6曲が演奏されました。
ほとんどの児童にとって,本物の芸術家による演奏を直接聴くはじめての体験となり,全員真剣に迫力ある音色と流麗なハーモニーに耳を傾けていました。
途中で,希望者3人が指揮を務め,それぞれの子のテンポに忠実に合わせた演奏が披露される場面では,会場内が大変盛り上がりました。
最後に妹背牛小学校の校歌が演奏され,90分ほどの演奏会は幕を閉じました。
感染状況により開催の可否も含め,楽団や委員会とも調整が必要でしたが,無事に鑑賞会が実施でき,子ども達にとって貴重な体験となりました。
来年度も,何事もなく開催でき,今度は保護者や地域の方にもご参観いただきたいと願っています。
なお,鑑賞会の様子は9月11日(土)発刊の「北空知新聞」にも記事が掲載されていますので,合わせてご覧ください。