monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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今回の遠征の目的の一つに、瀬野八越えの貨物後補機EF67を撮影する事がありました。EF67にはEF60から改造された0番台3機とEF65から改造された100番台5機がいますが、そのうち0番台がそろそろ置き換えられるようで、神戸の川崎重工で置換え機が1機完成してしまいました。
なかなか撮りに行く機会がないので、今回の遠征で0番台を中心に併せておさえておこうと計画していました。

運用を見てみると、夜間から明け方にかけての運転が多く、朝の早い時間なら効率よく撮影する事が出来そうと考え、6時過ぎの広島市内の宿から沿線に向け出発しました。目標の0番台がどの運用に入っているかわかりませんが、この時間帯ならすべての運輸に当たる事が出来ます。
この区間の有名撮影地はいくつかありますが、山越え区間のため長編成の列車全体を収める事は難しく、仕事中の姿は後補機中心に切り取るしかありません。瀬野駅を過ぎて、連続するカーブとトンネルを国道2号を走る車の車窓から眺めながら、車を停めて撮影できそうな場所を探します。もちろん、撮影ガイド持参で照らし合わせながら撮影地を物色するのですが、どれも似たような景色でよくわかりません。あるトンネルの入口横の広場に車が停められそうだったので、突っ込んでみました。
ここは、殉職されたある保線員の方の慰霊碑のための広場のようでした。傍らに車を止めさせてもらい現地を観察すると、山肌の斜面からトンネル上に道がついていました。トンネル上からの作例もあり、こういう所から上がるのかと感心しつつ上がってみると、柵よりも前に出てしまいました。立ってバランスを崩せば落ちてしまう可能性もゼロではありません。しかし、柵の後からでは撮る事はできません。幸い、トンネル上のスペースには大きな溝があり、溝の山側と外側にスペースが分かれているため、山側に腰かけて溝に足を突っ込んで絶対に落ちない体勢で撮影する事にしました。トンネルには「瀬野東」tあり、このトンネルの名前と思われます。ここは上り線も下り線も様々なアングルで撮影可能です。

準備をしていると、撮影者が他にもやって来られました。ここはメジャーな場所のようです。
時刻表通りの時間に列車の近づいてくる音がトンネルを通して伝わってきます。唸りが次第に大きくなり、牽引の釜がトンネルから飛び出し、貨車が続きます。しばらく貨車が続き、再び唸る音が近づいてくると、紅葉色の釜が飛び出してきます。後追い撮影のためタイミングが難しいですが、何とか思った構図で決める事が出来ました。最初にやってきたのは数が多い100番台でした。0番台ではありませんが、これはこれでEF65の0番台の面影を色濃く残しており、いい顔です。


続いて、仕事を終えて広島機関区へ帰る単機回送を上から。望遠で正面勝ちに。


次の1本は少し離れて側面勝ちに。顔はかなり暗くなってしまいますが、これも普段見る事の少ない角度ですね。以外に屋根上はすっきりとしています。


続いて、下に降りて線路脇に立ってみます。真横から狙っても車両全体を写し込むことが出来ないので、トンネルに飛び込む所を狙ってみたのがTOPの画像です。古い石積のトンネルポータルとマッチしていい雰囲気ですね。

効率よく、1時間程度で101号機以外の100番台を撮影する事が出来てしまいました。

2012.09.02. 瀬野 - 八本松 / 八本松 - 瀬野
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D

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