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『フランシス・ハ』(映画メモ)


『フランシス・ハ』(2012年、ノア・バームバック監督)

ジム・ジャームッシュ風の白黒作品。途中まで「?」という感じだったが、後半からどんどん良くなっていき、ラストでは題名にある「ハ」の意味がわかるというしゃれた映画。

27歳のフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、ニューヨークのダンスカンパニーに所属するダンサーだが、まだ団員にはなれず収入も不安定。美人なのだが、ちょっと変わっていて、普通の人との会話もズレ気味な非モテ系女子という設定。

ルームシェアしていた親友ソフィーが結婚することになったために、住むところもなくなり、カンパニーのリーダーから「あなたはダンサーの素質はないので、事務スタッフにならないか?」「ダンサーより、振付師のほうが向いている」と言わたフランシスはショックを受け、そのオファーを断ってしまう。

その後、出身大学でバイトしながら自分の人生を考え、キャリアチェンジすることを決意するという物語。

強みや才能を理解した上で、本質的なアドバイスをしてくれる人の大切さがわかる映画である。




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