今朝も東の空が紅く染まっていました。同じように「紅く染まる」と言いましても、「夕焼け」と「朝焼け」とは別物のような気がします。一日の終わりに、運良く、「夕焼け」なぞを見ることが出来たりしますと、「きれいね」で、見呆れる…それでお仕舞い。けれども、これが「朝焼け」になりますと、フラメンコのダンサーよろしく、紅蓮の炎に黒い雲が浮かび上がっているわけですから、その日の心理状態如何では、より一層、落ち込んでしまうことだってあるのです。
さて、今日は「猛暑」ということで、不思議なことに、ここ数日、黙り込んでいた蝉が、また激しく鳴き始めました。いったいどこに潜んでいたのでしょうね。6時になるかならないかのうちから、「ミンミンミンミン」と大合唱。近くの公園の蝉たちでしょう。空から降ってくるような声が響き渡っています。本当に虫たちは正直ですね。
人間というものは、「決まり事」に弱いものですから、困ってしまいます。
「『立秋』も疾うに過ぎたし、秋の虫の声も響き始めた。時には吹く風に秋の気配すら感じることもある。もうそろそろ秋だ」で、秋一色にしてしまおうとしていると、豈図らんや、まだまだとばかりに、蝉たちが必死に大合唱を始めます。勿論、やはり、一頃に比べますと、迫力は少々欠けるようですが。
で、その中を学校へ参ります。
昨日は、電話での問い合わせが数件あったのみ。実は、来るかもしれないし、来ないかもしれないという人がいて、そのことで、どうも落ち着かなかったのですが(結局、来ませんでした。電話もありませんでした)。こういう時に学生が来てくれると、勉強をみてやれて良かったのですがね。
学生達は、学校に来るまでが大変で、中には来てしまうと、なかなか帰りたがらず、学校でなが~い、なが~いおしゃべりを始めてしまう学生もいるのです。「先生、話したいです」と言って。
普段は、どの教師も、忙しいですから、「はい、あとで」なんて言うのですが、こういう時だと、みんな余裕を持って相手をしてやれるので、本当は学生にとっても、ラッキーというところだと思うのですがね。それなのに、来ないとは…。
一昨日、重なって来ていた学生の半分が、昨日、来てくれていたら、ちゃんと落ち着いて面倒をみてやれたのにと残念。けれども、5時のチャイムが鳴ると同時に、ベトナムの三人娘がニコニコしながらやって来ました。ちなみにこのうちの一人は卒業生です。
七月にやってきたばかりの学生が、来週の月曜日に面接に行くので、履歴書を書きたいと来たらしいのですが。しかし、まあ、そのおつきあいに二人もやってきて、多分、これは遊びに来たのでしょうね。まあ、どちらにしても、彼らの寮は学校の裏ですから、いいのですけれども。
ところが、彼女が書いている間に、話してみると、このうちの一人が、日本語という言葉にさえ反応しないのです。寮で、同じ国の人たちとばかり話していると、そうなってしまうのも無理からぬこととはいえ、これはあまりにひどい。うんと文句を言ってやりましたが、もうこちらの正体がバレバレになっているので、全然応えません。にこにこしながら、「大丈夫、大丈夫」。いったい何が大丈夫なのやら。
七月生は、無事に書き終えると、テーブルの上のお菓子を見て、「先生、お菓子がたくさんあります」で、ニコニコ。お菓子を一つずつ手に入れて、これまたニコニコ顔で帰っていきました。面接が無事に終わるといいのですけれども。
日々是好日
さて、今日は「猛暑」ということで、不思議なことに、ここ数日、黙り込んでいた蝉が、また激しく鳴き始めました。いったいどこに潜んでいたのでしょうね。6時になるかならないかのうちから、「ミンミンミンミン」と大合唱。近くの公園の蝉たちでしょう。空から降ってくるような声が響き渡っています。本当に虫たちは正直ですね。
人間というものは、「決まり事」に弱いものですから、困ってしまいます。
「『立秋』も疾うに過ぎたし、秋の虫の声も響き始めた。時には吹く風に秋の気配すら感じることもある。もうそろそろ秋だ」で、秋一色にしてしまおうとしていると、豈図らんや、まだまだとばかりに、蝉たちが必死に大合唱を始めます。勿論、やはり、一頃に比べますと、迫力は少々欠けるようですが。
で、その中を学校へ参ります。
昨日は、電話での問い合わせが数件あったのみ。実は、来るかもしれないし、来ないかもしれないという人がいて、そのことで、どうも落ち着かなかったのですが(結局、来ませんでした。電話もありませんでした)。こういう時に学生が来てくれると、勉強をみてやれて良かったのですがね。
学生達は、学校に来るまでが大変で、中には来てしまうと、なかなか帰りたがらず、学校でなが~い、なが~いおしゃべりを始めてしまう学生もいるのです。「先生、話したいです」と言って。
普段は、どの教師も、忙しいですから、「はい、あとで」なんて言うのですが、こういう時だと、みんな余裕を持って相手をしてやれるので、本当は学生にとっても、ラッキーというところだと思うのですがね。それなのに、来ないとは…。
一昨日、重なって来ていた学生の半分が、昨日、来てくれていたら、ちゃんと落ち着いて面倒をみてやれたのにと残念。けれども、5時のチャイムが鳴ると同時に、ベトナムの三人娘がニコニコしながらやって来ました。ちなみにこのうちの一人は卒業生です。
七月にやってきたばかりの学生が、来週の月曜日に面接に行くので、履歴書を書きたいと来たらしいのですが。しかし、まあ、そのおつきあいに二人もやってきて、多分、これは遊びに来たのでしょうね。まあ、どちらにしても、彼らの寮は学校の裏ですから、いいのですけれども。
ところが、彼女が書いている間に、話してみると、このうちの一人が、日本語という言葉にさえ反応しないのです。寮で、同じ国の人たちとばかり話していると、そうなってしまうのも無理からぬこととはいえ、これはあまりにひどい。うんと文句を言ってやりましたが、もうこちらの正体がバレバレになっているので、全然応えません。にこにこしながら、「大丈夫、大丈夫」。いったい何が大丈夫なのやら。
七月生は、無事に書き終えると、テーブルの上のお菓子を見て、「先生、お菓子がたくさんあります」で、ニコニコ。お菓子を一つずつ手に入れて、これまたニコニコ顔で帰っていきました。面接が無事に終わるといいのですけれども。
日々是好日
今週月曜日に水野外国語学院の後輩達飲みに行きました。スンダル君の店で
私10月に新宿に引越しする予定です。引越しする前に一回学校に邪魔したいと思います。