曇り。
さっきまで、時折、陽が差していたのですが、もう雲が厚くなっています。夜には雨が降るとのこと。
今日、学生達は、「未来館」へ行きます。少しずつ、日本で、いろいろなものを見て、少しずつ日本を理解していってほしいような人達が、一年生には、少なからずいます。
以前、来日後一度も病気になったことがないという人が、旧保健所(もう新しく建てられましたが)へ行った時、「日本の病院は大きい」と驚いたことがありましたっけ。それほど、国によっては、地域によって差がある場合があるのです。
ネパールから来た女性が、以前、「自分はカトマンズで育ったけれども、自分のふるさとの人は車も見たことがない」…そういう人もいるでしょうね。険しい山々が続き、車で進むことができないような所であれば、動物の背に揺られて行くか、自分で歩いて行くかするしかないでしょうから。
その意味でも、「博物館」や「科学館」、「美術館」というのは、優れものなのです。ただ、そうは言いましても、ある程度の知識は必要ですし、それに根ざした好奇心も必要になってきます。「見た。でも、何のことかわからなかった」で終わってしまうのは、もったいない。もちろん、それでも見せておいた方がいいのです。ずっと日本にいるのなら、その経験が生きないとは限りませんから。
「バス旅行で、何が一番楽しかった?」…こう訊くと、大抵「バスの中でのおしゃべり」と答える人達。いくらそれにガックリきても、またそれに慣れてしまっていても、やはり見るべき物は見せておいた方がいい。今は、学校の勉強とアルバイトで楽しいことなんてそんなにないでしょうから。彼らにとって「課外活動」というのは、本当に、稀にある息抜きなのです。毎年のように、課外活動に行った翌日に、「次はいつ?」「どこに行くの?」と聞きにくる人がいるほどなのですから。
さて、昨日、スーパーの横の道を歩いていた時、突如、「キーッ」という鋭い鳴き声が聞こえて、「おっ」とびっくり。文字にすると同じようなものなのだけれども、聞き慣れた「ヒヨドリ」の「キーッ」ではない。別の「鳥の声」のような気がする。傍らの「ツバキ」の樹からであろうと、様子を探ってみたのですが、姿が確認できませんでした。どうもすっきりしないまま、立ち去ろうとすると、また「キーッ」が追いかけてきます。一体、何なんだろう…。
それから、いつものように、公園の中を歩いて来たのですが、昨日はやけに小鳥が多かった。目の前をチョンチョンと跳んでいたのは「ハクセキレイ」、「スズメ」の集団の中に二羽ほどがいて、飛ぶでなく、跳んでいる。見ていると、手こそないものの、縄跳びをしながら進んでいるみたい。これに驚いた「スズメ」が道を譲って、チョンチョン。大風のあとだったので、何か落ちていたのでしょうか。
そして、今日も、「セキレイ」は来ていました。この公園がお気に召したのかしらん。
ところで、「未来館」という課外活動のことなのですが、昨日、「Eクラス」の一人に、「来るのは学校?」と尋ねられ、「はっ」。そういえば、彼女は11月の中旬から来始めたので、こういう活動は初めて。で、「クラス」の皆にも、もしもということがありますから、教室で、「明日は、駅に来てください。学校じゃありませんからね」と確認しました。
以前、「連休」の最初の日に学校に来た人もいましたし、「台風」などで、「休校」になった時も、自転車を漕いで、大風と闘いながら来た人もいましたっけ。とはいえ、もうすぐ『みんなの日本語(Ⅱ)』が終わるくらいの「日本語」のレベルになっていますから、いちいち、カレンダーのその日を指さし、「駅です」なんている必要はないでしょう。それに、その反対に、確認の電話を入れてくる人もいるくらいですから。
九時になっても、連絡がないところを見ると、皆、無事に集合できて、出発できたのでしょう。一時頃に解散するとのことでしたから、行徳に戻ってくるのは、二時頃になるでしょう。大学入試を控えている人が一人いますから、戻ってきてから、最後の面接練習をすることになっています。
日々是好日
さっきまで、時折、陽が差していたのですが、もう雲が厚くなっています。夜には雨が降るとのこと。
今日、学生達は、「未来館」へ行きます。少しずつ、日本で、いろいろなものを見て、少しずつ日本を理解していってほしいような人達が、一年生には、少なからずいます。
以前、来日後一度も病気になったことがないという人が、旧保健所(もう新しく建てられましたが)へ行った時、「日本の病院は大きい」と驚いたことがありましたっけ。それほど、国によっては、地域によって差がある場合があるのです。
ネパールから来た女性が、以前、「自分はカトマンズで育ったけれども、自分のふるさとの人は車も見たことがない」…そういう人もいるでしょうね。険しい山々が続き、車で進むことができないような所であれば、動物の背に揺られて行くか、自分で歩いて行くかするしかないでしょうから。
その意味でも、「博物館」や「科学館」、「美術館」というのは、優れものなのです。ただ、そうは言いましても、ある程度の知識は必要ですし、それに根ざした好奇心も必要になってきます。「見た。でも、何のことかわからなかった」で終わってしまうのは、もったいない。もちろん、それでも見せておいた方がいいのです。ずっと日本にいるのなら、その経験が生きないとは限りませんから。
「バス旅行で、何が一番楽しかった?」…こう訊くと、大抵「バスの中でのおしゃべり」と答える人達。いくらそれにガックリきても、またそれに慣れてしまっていても、やはり見るべき物は見せておいた方がいい。今は、学校の勉強とアルバイトで楽しいことなんてそんなにないでしょうから。彼らにとって「課外活動」というのは、本当に、稀にある息抜きなのです。毎年のように、課外活動に行った翌日に、「次はいつ?」「どこに行くの?」と聞きにくる人がいるほどなのですから。
さて、昨日、スーパーの横の道を歩いていた時、突如、「キーッ」という鋭い鳴き声が聞こえて、「おっ」とびっくり。文字にすると同じようなものなのだけれども、聞き慣れた「ヒヨドリ」の「キーッ」ではない。別の「鳥の声」のような気がする。傍らの「ツバキ」の樹からであろうと、様子を探ってみたのですが、姿が確認できませんでした。どうもすっきりしないまま、立ち去ろうとすると、また「キーッ」が追いかけてきます。一体、何なんだろう…。
それから、いつものように、公園の中を歩いて来たのですが、昨日はやけに小鳥が多かった。目の前をチョンチョンと跳んでいたのは「ハクセキレイ」、「スズメ」の集団の中に二羽ほどがいて、飛ぶでなく、跳んでいる。見ていると、手こそないものの、縄跳びをしながら進んでいるみたい。これに驚いた「スズメ」が道を譲って、チョンチョン。大風のあとだったので、何か落ちていたのでしょうか。
そして、今日も、「セキレイ」は来ていました。この公園がお気に召したのかしらん。
ところで、「未来館」という課外活動のことなのですが、昨日、「Eクラス」の一人に、「来るのは学校?」と尋ねられ、「はっ」。そういえば、彼女は11月の中旬から来始めたので、こういう活動は初めて。で、「クラス」の皆にも、もしもということがありますから、教室で、「明日は、駅に来てください。学校じゃありませんからね」と確認しました。
以前、「連休」の最初の日に学校に来た人もいましたし、「台風」などで、「休校」になった時も、自転車を漕いで、大風と闘いながら来た人もいましたっけ。とはいえ、もうすぐ『みんなの日本語(Ⅱ)』が終わるくらいの「日本語」のレベルになっていますから、いちいち、カレンダーのその日を指さし、「駅です」なんている必要はないでしょう。それに、その反対に、確認の電話を入れてくる人もいるくらいですから。
九時になっても、連絡がないところを見ると、皆、無事に集合できて、出発できたのでしょう。一時頃に解散するとのことでしたから、行徳に戻ってくるのは、二時頃になるでしょう。大学入試を控えている人が一人いますから、戻ってきてから、最後の面接練習をすることになっています。
日々是好日