(別立てブログ「一日一楽日記」6月28日付で投稿した記事をこのブログに再掲しました。)
6.28 サンドペーパーで和式トイレを擦りに擦る
6月も残すところわずか。今月中にやろうとしていたことで、まだやってない気がかりな仕事がある。それは表題のトイレ掃除だ。
6月号の当店新聞「生涯現役新聞N0.316」は、次のとおりである。
表題:トイレ掃除で心も洗われる
副題:トイレ掃除で成功した有名人目白押し。あなたもそうなる!
別に有名人になりたいわけではないが、皆さんにトイレ掃除をおすすめしたのだから、自分も本格的なトイレ掃除を今月中にしておかねば申し開きできないだろう。
小生が最初に本格的なトイレの便器磨きをしたのは、たぶん2010年頃だろう(あとで記録を見てみたら2012年正月)。サンドペーパーで和式トイレを擦りに擦るというものである。下駄ばきアパートになっている1階の店のトイレ、2階の居室2区画の各トイレ、いずれも和式便器であり、水溜り部分の淵に石灰質がこべりついてみっともなくなっていたから、サンドペーパーでこすり落としたのが最初である。その後、自宅の和式トイレ(男子小便器も)、隣の公園の和式トイレ(男子小便器も)、お寺の外便所(大小各2便器)とやったところである。なかには全体に黒ずんでいる便器があり、これは全体を擦らねばならぬから、倍以上の時間がかかるが。
それから10年以上(正しくは9年半)も経ち、所によっては再びどれだけか石灰質がこべりついてきた便器がある。10年前に比べればその汚れは明らかに少ないから、やるとしてもそう時間はかからないだろう。楽なものである。少々せんがないが。
そこで、今日は百姓仕事はほとんどないから、雑用を2件済ませた後、午後3時頃から取り掛かった。要領を得ているから作業は順調に進む。2階の居室2区画の各トイレ(便器の他にタンクの蓋=これは前回やっていなかった)をやり終えるのに1時間強を要したが、再びピッカピカになった。“良き眺め、大満足!”である。
連続作業は概ねこれが限界である。腕がだるくなる前に、右手の親指と人差し指の爪がサンドペーパーで摩耗し、これ以上続けると爪切りで深爪したときと同じ状態になり、指が痛くなるからだ。指サックでもしてやればいいかもしれないが、たぶん作業がやりにくいだろうし、長時間続けると腕がだるくなるだろうから、爪を犠牲にしつつ2時間以内に切り上げるのが良かろうというもの。
作業のコツは、水を切って雑巾で拭き取り、乾いた状態にし、布製サンドペーパー(60番ぐらいがいい)を小さく切って2つ折りにし、汚れている個所をゴシゴシゴシゴシし、雑巾で拭って擦った箇所が奇麗になったか確認しつつ順次進めていくといい。なお、サンドペーパーは直ぐに摩耗するから、惜しみなく新しいものに取り換えて擦ると作業時間が短縮できる。
和式便器の場合、作業の最終盤は水が溜まったタコつぼの部分で、ここは大便がくっついて黒ずんでいる。ここは水があるままの状態で擦る。案外簡単にこすり落とせる。
石灰化した箇所の作業はなかなか進んでいかないが、一心不乱に没頭しているから、時が経つのを忘れる。最後に水をジャーッと流すと、ピッカピカの便器が目にまぶしく感じるほどである。これがたまらなくいい。
もっとも、よくよく見ると、部分部分に擦り足りない個所が散見され、その部分だけは擦り直さねばならぬが。やるんだったら、徹底的に、である。これで、自分の心もきれいに洗い流され、実に爽やかな気分を満喫できようというものだ。
やって損はないトイレの便器磨きである。爪が再生したら、今度は店のトイレを磨くこととしよう。7月になってしまうが。
ところで、近年は洋式トイレが普及した。自宅に1つあるがほとんど使わないから奇麗なままである。洋式トイレは汚れにくいかもしれないが、和式トイレはちゃんと汚れて(淵の石灰化)くれるから、掃除屋としては有り難いことである。
10年後に、また、今日と同じことができる。それを楽しみにして待つこととしよう。
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