屋台骨がゆらいできた、あなたの体も耐震補強を!骨・関節を動かし、コラーゲンなどの補給
安倍政権は、正月開けに緊急経済対策を打ち出し、補正予算を含めて総額20兆円でもって景気浮揚を図ろうとしています。これは、昨年に自民党が立てた国土強靭化計画、10年間で200兆円の公共投資の第1弾ということになりましょうか。
先の東北大震災の教訓を踏まえ、来る南海地震などに備えての耐震補強なり代替ルートづくりのための“強靭化”とは、うまいネーミングを考え付いたものですが、実質は旧来の自民党が行なっていた土建屋への金のばら撒きにしかすぎないでしょう。
バブル崩壊以降、どれだけ公共投資しても景気浮揚につながることはなかったのですし、いたずらに国債発行残高を増やしてきただけでしたから、今回の緊急経済対策にしろ国土強靭化計画にしろ、後々に大きなツケを残すのは必至です。
今から12年前、小泉政権は、聖域なき構造改革の着実な実施を進めるべく、政策の基本骨格として“骨太の方針”を打ち出しました。2001年の第1弾は、有名な郵政民営化と国債発行30兆円以下の2本柱です。
このときは、たしか30兆円以下に押さえ込むことができず、少々はみ出したようですが、経済財政諮問会議でもって、無駄の削減をギリギリまでやったと記憶しています。
それに比べると、民主党政権の“事業仕分け”は、なんとお粗末であったことか。思い出すだけでもうんざりします。
いずれにしても、12年前には、もうこれ以上に国債残高を増やさない、そうしないことには将来国の財政が破綻してしまうし、孫末代に大きな負担を強いることになる、そうしたことから“骨太の方針”が示されたわけですよね。
もっとも、政策内容からは“骨太”のイメージが沸いてこないのですが、“屋台骨がぐらついてきた日本をちゃんと腰の据わったしっかりしたものに建て直していく”という意味では“骨太”といえるでしょう。
さて、“骨太”と“強靭化”は、言葉の上では同じですが、中身を覗いてみると、全く正反対なものになっています。国債発行を減らすのか、増やすのか、これが逆になっていますからね。ついでながら、“骨太の方針”の第7弾は、第1次安倍政権の「美しい国へのシナリオ」です。こうしてみると、何だか言葉遊びをしているだけで、表面(づら)と中身が全く合っていない感がします。
時の政権とは、政治とは、往々にしてこうしたもので、あてにはならないものでしょうね。
そして、もはや政治には何も期待できなくなってしまった、といったところでしょう。
自分のことは自分で何とかし、政治に頼らないで生きていくしかなさそうです。
世の中のことはこれくらいにして、中高年になってきた自分の健康を考えてみましょう。
こちらも、自分の健康は自分で何とかし、医者に頼らないで生きていくしかないです。
今の世の中、暮らしを政治に頼っていると、生活がままならなくなってしまいます。それと同様に、健康を医者に頼っていると、薬漬けにされて、ますます健康を害してしまいます。
政治と同様に、医療も世界最悪の状態にあるからです。特に、生活習慣病にあっては、医者に何もしてもらわない方が健康になれます。これは断言できます。
そもそも生活習慣病とは、“生活”の“習慣”が原因して起きる”病”ですから、“生活”の“習慣”を改めれば“自然治癒”するのです。読んで字の如しです。
生活習慣病の中で、そのトップに上げられるのが“体の骨格”の弱りです。
表題にしました「屋台骨がゆらいできた、あなたの体も耐震補強を」が、真っ先にあげられましょう。関節の弱りによる膝痛・腰痛を訴える人が近年急増していますし、転んで骨折し寝たきりになるお年寄りも多くなってきています。
その“体の骨格”の弱りを是正するには、それこそ文字通り“骨太の方針”でもって、少食にしてスリム化し、その上で、人体“強靭化計画”を推進せねばなりません。
お医者さんへ行けば、関節痛であればヒアルロン酸注射、骨が脆ければ骨密度を高める薬が処方されますが、これでもってしても何ら効果が出るものではありません。
何よりも、真っ先に“生活”の“習慣”を改めるべきです。
少々痛むのを我慢してでも、体を動かすに限ります。
いたわって大事にし、動かさないようにしていると、弱った部分は使われることがないですから、どんどん退化して、ますます弱くなってしまいますからね。
逆に、動かしてやれば、あちこちに荷重がかかり、その圧迫力・引っ張り力によって細胞が目覚め、新陳代謝が促進され、新たな細胞が生まれ、組織が若返ってくるのです。
体の骨格を形成する関節、骨、腱、筋肉といったもの皆、使うことによってはじめて若さが保てるのです。
ここで必要になってくるのが、若々しい組織をつくるための原材料です。
大半のものが体内で再合成可能ですが、加齢とともにその力が低下してきますから、外から補給する必要があります。
関節の三大栄養素が、コンドロイチン、グルコサミン、コラーゲンです。まずは、これを口から補給する必要があります。なお、ヒアルロン酸が大人気ですが、これはグルコサミンから容易に再合成可能ですから、あえて補給する必要はありません。
なお、お医者さんがヒアルロン酸注射しかできないのは、一言で言えば、口から補給するものは“単なる栄養”であって、保険の対象にならないからです。
ですから、質の良いコンドロイチン、グルコサミン、コラーゲンをバランス良く配合したものを選びたいものです。
次に、骨の栄養素は、カルシウムとビタミンDであると言われていますが、これは間違いです。まず、カルシウムですが、これを幾ら補給しても、運動して骨に荷重をかけてやらないと骨に吸着しませんし、カルシウムは案外足りているからです。次に、ビタミンDですが、お日様に少し当るだけで体内合成できますから、補給の必要はないです。
なお、お医者さんが処方する薬は、造骨を促進するものですが、これも全く同様にして運動しないことには意味はありません。
骨に必要なのは、コラーゲンです。骨は、鉄筋コンクリートと同じです。
鉄筋コンクリートは、鉄筋が少ないと、幾らセメントを貼り付けても脆いものになります。骨の鉄筋に相当するのがコラーゲンで、しっかりしたコラーゲンが出来ると、カルシウムがきれいに張り付き、丈夫な骨になるのです。
ですから、質の良いコラーゲンを選びたいものです。
そして、質の良いコラーゲンですと、あまり運動しなくても丈夫な骨を作ってくれるようです。そうした報告事例がありますし、当店のお客様でもそうした方がいらっしゃいます。
最後に、腱、筋肉ですが、これもコラーゲンが主要な成分となっています。
ですから、質の良いコラーゲンを選んで補給したいです。
そして、腱や筋肉も負荷をかけて動かしてあげることが重要です。特に、腱はストレッチによって弾力を持ってきますから、ゆっくり十分に体の曲げ伸ばしをされるとよいです。
中高年に指しかかると、どうしても“屋台骨”がゆらいできて“耐震補強”が必要になりますから、こうした“骨太の方針”でもって“強靭化計画”をお進めなさってください。
その中で、最も肝腎で全ての組織が必要とするコラーゲンは、信頼のおけるメーカーの高品質のものを選択したいです。
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