樹木医・入交幸三さんの「高知城の樹木(きぎ)」 その10 樹齢の推定
(f)、その他(マツ類・桜・杉)
二の丸奥御殿跡、及び三の丸大書院跡には多くの樹木が植えられている。二の丸には主としてアカマツが植えられ、推定樹齢は80年程度、三の丸には桜が植えられ推定樹齢は40・20年程度の二種類が見られる。
そのいずれも公園として開放され、更に、史跡「高知城」としての観光客も多く踏圧は激しい。杉は、旧綿倉門北側の「杉の段」が主体である。このうち、通路脇に街路樹状に列植えされたものはやや古く、推定樹齢200年程度と見られるが「乾の角」に見られる一本は更に古く、胸高周囲は390㎝あり、推定樹齢は300年程度かと見られる。杉の段下の集団植栽は少し若く、推定林齢100年程度と見られる。(注:これは1995年に作成したものです)
三の丸の桜と高知城
三の丸の桜(標本木)
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