(3)、享保の大火以前の古木
この「古木」の部類に属する樹木は、自然発生的に生立したものとみられ、樹齢は268年以上と考えられる。
見られる樹種としては、タブノキ・クスノキ・エノキ・ムクノキ・モミ・カヤ・イヌマキ等であった。
なかでも、冷温帯性の「カヤ」と暖温帯の「イヌマキ」が近くで同時に見られることは、自然破壊の少なかった古い時代の植生の幅の広さの一端を伺い識ることが出来る。
以下、各樹種の代表的な樹について記述するが樹齢についての推定は極めて困難であり、推定の範囲でしかない。
② クスノキ
最も古いと見られる樹は、大高坂山の「乾の角」二在り、胸高周囲345cmの巨樹であり、推定樹齢は400年程度と見られ、生立は1595年頃となり、元親が大高坂を捨て浦戸に移った直後の生立となる。 (注:これは1995年に作成したものです)
※ クスノキの大木は、高知では鎮守の森等で多く見かけます。
高知城のクスノキの紹介では、一番目に付きやすいのがこの樹だと思われますので、ご紹介しました。
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