緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

低血糖症と感染 ばい菌に負けた!!

2019年05月25日 | 健康
「ばい菌に負けましたね」歯科医の言葉です。
治療して神経も抜いていた筈の歯が突然痛くなりました。
それで掛かりつけの歯科医に行くと、ばい菌に感染しているということで、麻酔をかけてもう一度患部の歯肉を締め、抗生物質を二日分飲み切るように言われたのです。
歯はそれで治ったのですが・・・・。

次は膝の不調でした。
左膝の下の方が痛くて、床に膝をつくことができないのです。
膝の不調はよくあることで、歩き方に原因があったりすることが多いのですが、今回は痛くなる場所が違う。
見ると少し赤みがある。
知らずに打ち身でもしたのかなと思っていたのですが、家でお茶の稽古をしている時に気づきました。
デキモノだったのです。

正座はできるのですが、とにかく痛くて膝がつけないので、正座から立ち上がったりはできない。
お茶のお稽古に行った時、事情を話し、立ち上がり方が変になるのは許してもらいました。
お稽古仲間からは早く医者に行くように勧められ、近くで評判の良い皮膚科医も教えてもらいました。

皮膚科医に行くと私くらいの年齢のおばさん先生で、診察の結果これまた「皮膚の下、内部で化膿している」と言われました。
そして塗り薬と抗生物質5日分を処方されました。
私は同時期に歯科医からも抗生物質を処方されていたので、あれは効かなかったのかと尋ねました。
すると先生はそれには答えず「歯の次に膝、これは偶然ではないですよ」と。

要するに、今の私の状態は異様にばい菌に感染しやすくなっているらしいのです。
実は、皮膚科の先生には言わなかったのですが、歯が痛くなる1か月くらい前、喉が痛くなり、タンに血が混じるようになったので耳鼻咽喉科にも行っていたのです。
耳鼻咽喉科の先生は私の喉を診て「膿が出てますね」と。
それで抗生物質を処方されていた経緯があったのです。

私の免疫力、異様に落ちています。
皮膚科の先生曰く「そういう時は炭水化物を摂り過ぎたらダメ」なんだそうです。
ごはん・パン・パスタ類・白砂糖を使った甘いお菓子類を控えてくださいとのことでした。
どういうメカニズムでそうなるのか私にはよく分かりません。
とにかく言うこと聞くしかないです。

実は私、昔から低血糖症気味で、お腹が空き過ぎるとぶっ倒れる人なのです。
ぶっ倒れるとは、正確にいうと激しい空腹感に襲われ、冷や汗で全身びっしょり、膝がガクガクになって立っていられなくなり、動悸も激しくなるという状態で、横になって寝るしかないのです。
そういう時、甘い物を食べると治るのですが、低血糖症状が恐くて予防の為に逆に食べ過ぎるということもあるのです。
すると悪循環になり、それが良くないとは聞いていたのですが。
ちなみに私は糖尿病ではなくて普段の血糖値は正常です。

気になって低血糖症について調べると合併症として「慢性の副腎皮質ホルモン過剰のため、易感染性となり、重篤な感染症に罹患しやすい」とありました。
確かに、お昼におにぎり3個食べたような時に低血糖状態になるので、炭水化物だけの食事は私にはNGです。
(おにぎり3個も食べて、なんでお腹が空くの?と不思議がられるのですが・・・)

これからは、ちょっと気をつけて、感染しやすい状態が続けば大きな病院に行こうと思いました。


                                   

庭の植物、ナルコユリ(本当はアマドコロ)が咲き終え、スズランも咲き終えました。




今咲いているのはデイリリー

今年は何輪も咲いたカラー

サツキツツジももうすぐ満開、手前に見えるのはユリの蕾。

プランターの寄せ植え

緑・白・ピンクの葉を楽しむハツユキカズラ、今はまだ緑の葉ばかり

ドクダミは今年も元気です。

今年も付いたアケビの実




久しぶりの更新

2019年05月21日 | 野鳥
訳あってブログの更新が滞っていました。
色々とあったのですが、野鳥の写真をアップします。

ゴールデンウイークに一人で大阪城公園に行き、野鳥の写真を撮りました。
大阪城公園は観光客でいっぱいで、正直、それだけでウンザリ。
でも今年の大阪城公園は当たり年で、渡りの途中の野鳥の写真が撮り易かったみたいです。

私もすぐにカメラを持った人だかりに気づき、行ってみるとコマドリの雌が藪の中にいました。


















コマドリさんに石碑の字が読めるのか(笑)
このコマドリさんも、今頃は信州辺りで繁殖に入っているのでしょうね。

今年の大阪城公園は特にサンコウチョウの当たり年で、朝早く行けばサンコウチョウの乱舞が見られたそうです。
もちろん、大阪城公園でコマドリやサンコウチョウが見られるのは渡りの時期だけです。

さて、ゴールデンウイークも終わって5月も半ば頃、いつものバードウォッチングのグループと箕面公園に行きました。
朝の9時に阪急箕面駅で待ち合わせ。
箕面駅ではたくさんのツバメが子育て中でした。

駅から歩いて10分ほどでオオルリのお出迎え。
枯れ木のてっぺんをソングポストにして囀っていました。
遠くて今一つ綺麗に撮れません。

箕面大滝に向かう途中、川ではカルガモのカップルに出会いました。(カルガモはその二羽だけ。)
リーダーが手前が♂とか、あっちが♀とか説明するのですが、私はカルガモの雌雄の違いをどこで判断するのか分からず、判別のポイントを聞いてみました。

基本的には尾羽の付け根辺りの羽の色の濃さが濃ければ♂、薄ければ♀とのことでした。
言われて私もいつもは熱心に見ないカルガモをジックリと観察。










写真を一枚一枚見れば、尾羽の付け根の色の濃さよりも、一羽がもう一羽をしっかりと見守り、ガードしているのが分かる筈。
そして見守っている方が♂なのです。
♀の方はひたすら餌をあさっていました。
雌雄の違いはそれ以外にも、♂の方が少し大きく、全体の色もはっきりとしていて、嘴や足の黄色も美しかったです。

カルガモは時期的には雛がいてもおかしくない頃、なぜか繁殖が遅れ気味のカップルの♀は、ひたすら食べて卵を産む準備に余念がない様子。
そして♂はそんな♀をガードしているのでした。
見ていても分かる♂の必死さにちょっと感動。

その後、写真は撮れなかったのですが珍しい光景を見ました。
♂のキビタキを見つけて、それを双眼鏡で見たりしていた時です。
(カメラのファインダーに入れることはできませんでした。)
突然、オオルリが闖入してきたのです。

キビタキとオオルリを同時に見ることはレアケースと言っていいことだそうです。
それで見ていた私達もちょっとした騒ぎになりました。
キビタキが囀っている場所に、なぜ、オオルリがやってきたのか、ちょっと分からないのです。
この二者、♂の場合、ふだんいる場所が違うのです。
オオルリは先のソングポストの写真でも分かるように抜けるような空が見える場所、キビタキは生い茂った森の中です。

そして私は目撃しました。
地上付近で茶色い鳥が二羽、一羽が一羽を追いかけまわしていました。
二羽の茶色い鳥はおそらくオオルリかキビタキの♀だったと思います。
キビタキとオオルリの♀は似ているので、飛んでいるところを見ても区別がつきません。
地上近くで、♀同士で何らかの争いがあって、オオルリ♂の乱入となったのか。
詳しいあらましは分かりませんが、何か滅多に見ることができないドラマがあったようです。

とまあ色々あって、ようやく箕面大滝に到着。
そこでランチとなりました。
でもそこで嫌な場面に遭遇。
観光客の一人が、あろうことか鷹を連れてきていたのです。
どうやら自分が飼っている鷹のようです。

鷹を飼ってはいけないという法はないですし、鷹を戸外に連れ出してはいけないという法やルールもありません。
ですから何にも言えないのですが、鷹はカモも含めて小鳥達の天敵です。
ムクドリやドバトの被害で悩む場所に、わざわざ鷹を連れてきてムクドリやドバトを追い払うこともあるくらいです。
そんな鷹を、繁殖期の小鳥達でにぎわう山中に連れてくることは小鳥達に途方もないほどの脅威を与えるのです。
下手をすれば巣の放棄に繋がりかねないことなのです。
でも鷹の飼い主にはまったく想像がつかない事柄のようで、まるで犬の散歩のような感覚で鷹に話しかけていました。

動物を飼う時は、どのような飼い方をすべきなのか、なにがNGなのか、しっかりと勉強をしてから飼ってほしいものです。
というか、知識を得て、本当に鳥が好きなら、鷹なんて飼おうとは思えないのです。
最後はちょっと腹が立った一日でした。


山笑う、うどん旅行 😊

2019年05月02日 | 旅行
4月半ばに行ってきました。ちょっと遅めのご報告です。
タイトルの「うどん旅行」って、要するに美味しいうどんを食べるのが目的(の一つ)の旅行のことです。
写真撮影が目的ではないので、写真は期待しないでください。

行き先はもちろん、うどん県こと香川県も含まれますが、お泊りは徳島県の神山町。
町の中ではなく山の上の方、個人が運営する「岳人の森」という、山野草の広大な植物園のような場所です。

ツアーですが、小さな旅行会社で旅行客は8人。一組の夫婦をのぞけばシニア女性の一人参加ばかりです。
小さな旅行社なので参加者に顔見知りが多く、私もバスは顔見知りの人と隣になり、部屋も一緒でした。
結局、変に気を遣うことがない、こういう旅行が一番楽なのです。

我ながら変なツアーに参加しちゃったもんだと思いましたが、最初に行った場所は徳島市内の鰹節の製造販売のお店です。
鰹節、どうするのかって?
そりゃあ、うどんの出汁に使うのですよ。
みどりさんて、そんなにうどんが好きだったのかと思われそうですが、蕎麦よりは好きという程度。

鰹節のお店では、上から下まで完全防備して工場見学し、削りたての鰹節を試食させて頂きました。
普通の花ガツオと、表面に黴を生やして熟成させた本枯節の違いなど「オオッー」という感じで味わいました。
私は料理に凝らないので、ここの鰹節は買いませんでしたが、途中から「岳人の森」の料理長も同行して、この日の夕飯はここで料理長が購入した削りたての鰹節を使ったお料理を堪能することになりました。

工場内は撮影NGで、外からの店構えのみ撮影。

見学が終わると再びマイクロバスに乗り込み、神山町へ。
神山町は町といっても山の中。
ちょうど4月半ばだったので山は新緑真っ盛り。
俳句の季語で言えば「山笑う」状態。



桜もまだまだ咲いてました。

途中のホテル内のレストランで昼食。
椎茸が立派でした。

「岳人の森」近く、「岳人の森」のオーナーも同行し、山菜取り。
タラの芽をたくさん採りました。
これはタラの木


というわけで「岳人の森」にようやく到着。
「岳人の森」詳しくはココ
これからの季節、近場の山に登る登山客やキャンパーもたくさん訪れるみたい。

お楽しみはもちろん夕食。
料理長の山田充さんは「岳人の森」のオーナー山田勲さんの息子さんだそうです。
京都や岐阜で和食の修行をした料理人で「岳人の森」内のレストハウス「観月茶屋」で創作和食を食べさせてくれます。

料理長には別の顔もあって、知る人ぞ知る幻の珍味である岩茸採りの名人でもあるそうです。
ちなみに岩茸も夕食に出ました。
お味は・・・、ナイショです。










途中で料理長は外に出て鰹を藁で焼き始めました。
表面を焼いた鰹を素早く冷やして切ります。


皿に盛りつけて。
美味しくないわけがないですね(笑)。

最後は鰹節を乗せたお茶漬けで締めました。


翌朝も観月茶屋でさっぱりとした朝食をいただきました。
食後のコーヒー。山から取ってきたツツジの飾りが贅沢。

食後はオーナーの案内で植物園を見て回りました。
植物園といっても山を切り開いて作っていますから山歩きに近いです。

基本的に山野草を中心にオーナーは育てているようでした。
絶滅が危惧される植物の種の保存のような意味があり、人為的で人工的な栽培で、決して自然ではないです。



















オーナーは色々と説明してくれるのですが、私達は季節的に早く行き過ぎました。
咲いてない植物の方が多かったのです。
5月6月が最盛期のように思われました。

「岳人の森」を出て、芝桜の名所にも行ったのですが、長くなるので割愛。
山笑う四国の地をバスで走り抜け、いよいよこのツアーのメインイベント、うどんを食べに香川県へと赴きます。

私達が行ったのは高松市内のとある製麺所、一見ただの民家にしか見えません。
そこで提供されるのは打ちたて茹でたてのうどんの麺だけ。
ということは、お椀もお箸も出汁も薬味も、全部自分達で用意しなくてはならないということ。
しかも食べられる場所もありません。
道路わきで立ち食いってことですよ。

でも私達、一応それなりのツアー料金払ってるし。
茹でたての絶妙のタイミングでそこに着いた時には、「岳人の森」の料理長が出張してすべて用意してくれていました。
場所は製麺所の前の屋根付き駐車場で、椅子も何客かは用意されてました。
あとはクーラーボックスの上に座ったり、立ったまま食べたり。




具材もたくさん用意されてました。
昨日採った山菜もその場で天麩羅にしてトッピッングしたり。
出汁も掛けたり、醤油にしたり。製麺所の中です。
うどんの美味しさは問われるまでもなく、です。
食べたら後は帰るだけでした。
このツアー、どこまで本気で美味しいうどんを食べたいか問われるツアーでしたね。