緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

ヤーコンを食す

2019年11月23日 | お出かけ
ヤーコンはご存知の方もいると思います。
形はサツマイモに似ているアンデス原産のスーパーフードです。詳しくはココ
その前に、スーパーフードの意味ですが、一言でいえば健康にメチャメチャ良い食べ物のことです。詳しくはここ

シニアの為の健康と医療の講座でスーパーフードについても学んだのですが、学校では講座のテーマに沿った社会参加の授業もあり、スーパーフードの時の先生の提案で、私達のクラスではヤーコンの収穫体験をすることになりました。

場所は大阪府豊能町高山地区。そこではヤーコンが特産物の一つだとか。
豊能町は何度か行ったことはあるのですが高山地区周辺は初めて。クラスでバスを1台仕立てて行きました。

この日の豊能町はお天気も良く、秋の里山の風景が楽しめました。

高山地区「右近の郷」コミュニティセンターに荷物を置いて・・・。
コミュニティセンターは廃校になった学校を利用しています。
校庭にあった石像はキリシタン大名高山右近とその妻志野。
高山右近はこの地の生まれなのだそうです。

午前中は芋ほりです。ヤーコン畑

ヤーコンはこんなの。
掘り上げた芋をばらけます。

刈り取ったヤーコンの葉っぱ。
葉もお茶にすると栄養価が高く健康に良いようです。

ヤーコンは一人1キロいただけました。
私のは、計りで計ると1.5キロもあり、戻そうとすると農家の方から持って行って下さいと言われ、1.5キロ持って帰りました。
内心『食べられるんかい・・・』

お昼はコミュニティセンターに戻り用意してくださっていたお弁当をいただきました。
右下にあるのがヤーコンのサラダです。
その他、この辺りの地野菜のごぼうや真菜など。
具だくさんのお味噌汁も付いてました。
炊き込みご飯はもち米でしたのでお腹いっぱいになりました。

午後からは周辺の史跡巡り。

高山右近のお話など聞きましたが、キリシタン弾圧のお話は聞いていて暗い気分になるものが多く、苦手です。

この地域は昔は採石場もあり、石でできた遺跡がたくさん残されており、幾つか案内されました。
これは余野地区の「余野の十三仏」と呼ばれているもの。




余野地区は高山右近の妻、志野の出身地です。



さて、持って帰ったヤーコンですが、レシピももらい、ネットで調べたりして、3種ほど作ってみました。

最もポピュラーなのはキンピラです。

次にポピュラーなのはサラダです。

次はかき揚げなのですが、油を使うし面倒なのでやめ。
ネットでは輪切りにしたものをバターで焼くという超簡単そうな料理があり、作ってみました。

味の方は、キンピラが一番美味しかったです。
2番目はサラダ。ドレッシングは家にあったコールスロードレッシングを使ったのですが、微妙でした。
一日置いたものはイケました。
「この大根はナマで芯がある」と兄に言われたのは輪切りにして焼いた料理で、何とか食べられないことはないというレベル。
基本、ヤーコンは生で食べられるのですが、それが美味しいとは言えないのです。

食感はシャリシャリした感じ、大根に似ているかもしれませんが辛味はなくほのかに甘みがあります。

ヤーコンは究極のダイエット食品と呼ばれています。
それは単にカロリーが低いという意味だけではありません。
スーパーフードとしての効用の第一は腸内フローラの改善です。
要するに腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らします。
オリゴ糖の塊のような芋と言われる所以です。

食べ過ぎると下痢になるとも言われていますが、私が食べた限り、腸の動きが明らかに活発になりますが、下痢や腹痛は伴いませんでした。
私は便秘ではないですが、便秘に効果があるのは頷けます。

さらにヤーコンには、抗酸化物質のポリフェノールが多く含まれていて、発がん予防やアンチエイジングの効果があります。
またカリウムも多く含まれていて高血圧予防になります。
その他、ヤーコンには血糖値をコントロールする機能もあり、生活習慣病予防に効果があるそうです。

それだけ健康に良いのに、なぜ普及しないかは調理法が限定されるからではないかと思います。
キンピラ・サラダ・かき揚げは、すべて千切りにする必要があります。
けっこう面倒です。

一時期、市場に出回っていたらしいのですが調理法を間違えて食べられ、不味いという印象を持たれたらしいです。
体には良い野菜ですから、もしスーパーなどに出ていたら、買って食べるのも良いかもしれません。

ちなみにスーパーフードはアメリカで提唱された考えですが、日本の多くの伝統食品、納豆や味噌、醤油、梅干し、海苔、ひじき、トコロテン等々はジャパニーズスーパーフードとして、スーパーフードの定義に当てはまる食品だそうです。

伝統食品も積極的に食べてみたいものです。


これは何だ?

2019年11月16日 | 
そろそろホットカーペットやらコタツやらを出そうと思って、しまってあったホットカーペットやこたつ布団を押し入れから出して、天気も良かったので干しておきました。
掃除をきっちりしてから敷きたいので一旦部屋の隅においておくと、ラッキーがやってきました。

これは一体何だ。
クンクンクン。
危険なものではないみたいだな。

猫達は、最近は兄の部屋に入り浸りです。
エアコンの暖房を入れて暖かいのがいいみたい。

問題は、兄の部屋が汚部屋だということ。
普段私が兄の部屋を掃除することはないのですが、2匹の猫が来る前に特例的に随分掃除しました。
でもあまりの物の多さに途中で挫折しました。

私が恐れていたのは、兄の部屋の隅に溜まっている何十年来の埃を纏って猫達に家中駆け回られることです。
実際には、何度かそういうことがありましたが、さすがに猫達も埃が嫌になったのか、最近は部屋の隅に潜り込むことはなくなったみたい。

ハッピーの髭は意外と密生していて立派です。

すっかり我が家の猫になった2匹です。



この前採った柿は不完全甘柿なので軽く焼酎で渋抜きし、食べきれなかった分は柿ジャムにしました。


柿はまだまだ成っています。
どうしたもんかな~


アーシングについて

2019年11月13日 | 健康
毎週一回受講する「シニアの為の健康と医療の講座」で統合医療について学びました。
私もそうだったのですが、最初は統合医療って何のことだか分からず、総合診療とどこが違うのか、受講生は戸惑いました。
実は概念そのものが全然違っていたのです(笑)。

厚生労働省の定義では、統合医療とは「近代西洋医学を前提として、これに相補(補完)・代替療法や伝統医学等を組み合わせて更にQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」なんだそうです。詳しくはココ

要するに近代西洋医学をベースに、医師主導で行う近代西洋医学以外の様々な療法です。
具体的には針灸や漢方薬、アロマテラピー、ハーブ、カイロプラクティック、太極拳、ヨガ、ホメオパシー、森林セラピー、その他サプリなどetc.
医師主導で行って、それだけに寄り掛かるのではなく、補完的に使っているところがミソのようです。

名前を聞くと、たいていのものは聞いたことがあるし、漢方薬や針灸はやったこともあります。
その中で私が初めて聞いて、思わず『オオッ!!』と思ってしまったのがアーシングでした。

アーシングのアースとは電気を地面に流すあのアースです。
素足で大地に触れ、知らない間に帯電している体の電気や磁気を放電し、体の電気バランスを大地・地球と同じ状態に戻すことで心身の様々な不調の改善を図る健康法のようなのです。詳しくはココ

現代人は戸外では常に絶縁性の高い靴を履いているし、屋内でも絶縁性は高いです。
着ている服は静電気を帯びやすいアクリルやポリエステルが多い。
にもかかわらずスマホにパソコン等々、電磁波を出す電気製品に囲まれて生活し、体には電気が溜まる一方。
実際、計ってみるとかなりの電気が溜まっているらしいです。
こんなことは人類の歴史では初めてのこと。
これが健康に影響しないわけがない。
何とはない不調と関係していそう。

そこでアーシングですが、これは無料でできるしお手軽に思えます。でも実際には難しそうです。
素足といってもアスファルトやコンクリートの上では意味がなく、我が家の庭でやろうとしても今は寒そう・・・。
夏場は蚊にかまれそう・・・。
公園の芝生の上などがよさそうですが、人目が気になる・・・。

もちろん、素足だけでなく、素手でも当然良いわけで、雨後に濡れた木の幹に触れたり、素手でのガーデニングなども良いようです。
手が汚れますが、砂場で子供と一緒に砂遊びも良さそう。
一番良いのは海岸で裸足になって波打ち際を歩くことみたい。
水は通電性があるので濡れているということは重要みたいです。

できるだけ機会を見つけてアーシングはやってみたいです。
多分、私がアーシングが気になるのは私のHSPという体質にもよるようです。
若い頃、そんな所に電気が走っているわけがないという場所にビリビリきたことがありました。
誰にも信じてもらえなかったのですが、一人だけ私と同じように感じた人がいたみたいで、調べたところ、とんでもない危険な電気配線をしていたことが分かりました。
気になることは気にした方が良いようです。



講座ではアーシングだけでなく、というかアーシングは私が気になっただけで、統合医療の考え方など色々と語られました。
講師は耳鼻科の開業医で、北西剛先生。
そのせいか質問の時間では耳鳴りに関する質問が多く「診察みたい」と先生も苦笑い。
実際、「それは受診して聞いたら?」と思うような統合医療とは関係ない質問が多かったです。

実は私も統合医療とは関係のない質問をしました。
あの質問は良かったと後で他の受講生に評価されましたので紹介しておくと「風邪をひいた時、内科ではなく耳鼻科に行く方が良いとよくいわれますが、それはなぜ? 風邪の時の内科と耳鼻科の診療の違いは何?」というもの。

先生の答えは耳鼻科に行く方が良いでした。
理由は、内科だと総合感冒薬を出されるだけだけど、耳鼻科の場合は耳・鼻・喉を診察し、症状に見合った治療をするからだそうです。
ただ、咳が長く激しく続くなど、肺の病気が疑われる場合は内科の方が良いらしいです。

統合医療はどこで受けられるのかというのも質問の中にはありました。
結局それは個々の医師の考えに関わるもので、病院のHPを調べてどういう治療を行っているか調べて行くしかなさそう。
先生の病院では当然のことながら統合医療を行っているとのことでした。

医師との出会いもまた運と相性が物を言うのかもしれませんが、知識として統合医療というものがあると知っておいた方が良いと思いました。



お腹がすいた日

2019年11月06日 | 日記
萎縮性胃炎で胃がんのハイリスクの私は、1年に一度胃カメラの検査を受けます。

予約した時間はAM11:30でしたが、15分前には来て欲しいとのことでした。
説明書を読むと、前日の午後9時までに夕食を軽くとり、それ以降は水以外検査終了まで何も食べないでくださいとのことでした。
検査が終わるのは昼過ぎになる筈。
私はいつも午後7時頃に夕食を食べ終わります。
何時間何も食べずに過ごすことになる?

当日、午前中の時間が余っているので何かしようかとも思ったけど、お腹がすきそうなので何もせず家でテレビを見ていると、津波の日だったので一斉避難の放送が微かに聞こえました。
最初は例の不気味な緊急速報の音、音源は分かりません。あちこちで鳴っていたような・・・。
次は防災行政無線の声。

我が家は伊丹空港の近くにあり、窓は防音サッシになっています。
だから外の音は聞こえづらい。

別の日に撮った我が家の真上を飛ぶ飛行機です。
放送は何を言ってるのか分からない。
結局そのまま病院へ。

もうお腹がすいて、お腹がすいて・・・。
胃カメラの検査が始まってもお腹がすき過ぎて大丈夫かと思う程。

私は以前に鎮静剤を投与されて胃カメラの検査を受けたところ、痙攣の発作を起こしたとかで、いつも鎮静剤は打たず、意識のあるまま鼻から内視鏡を挿入します。
それでも特に何ということなしに終了。
昔は口から内視鏡を入れていて、それに比べれば楽なものです。

その後、しばらく休んでいてくださいと言われました。
私は鎮静剤を投与されていないから休む必要ないんですけど、早く帰って何か食べたいんですけどと言いたいところ。
休んでいると、医師が計画停電がどーたらこーたらと騒いでいるのが聞こえてきました。
津波の日、計画停電の予行演習までやるの?

やっと例年通り「萎縮性胃炎というだけで特に問題はない」という医師の説明を受け、帰れました。
でも食事は1時間後でないとできないのです。
というわけでお腹はすいたまま。

家に帰ってすぐ食べられるように阪急オアシスでお寿司の盛合わせと夕食のおかずもちょっと買い、バス停に行きましたがバスは出た後。
歩いて家に帰りました。

通っている「シニアの為の健康と医療の講座」の先生の話によれば、効率的な運動は空腹時が良いんだそうです。
空腹時だと、体に付いている無駄な脂肪が真っ先に効率よく消費されるわけなんです。
お腹ペコペコでしたが、余分な脂肪がそぎ落とされることを期待してシャカシャカと歩いて帰りました。

聞くところによればHSPの人は空腹に弱いとか。
まさに私です。
別に爆食いしたいわけではないのです。
ちゃんと三度三度の食事を摂りたいのです。

空腹状態だと通常のパフォーマンスを発揮できず、時にはぶっ倒れたりするんです。
ぶっ倒れるのは私の場合、血糖値の乱高下が起こって低血糖発作で倒れるのですが。
よくお出掛けに際し「昼ご飯はコンビニでおにぎり二つほど買って食べたらいいでしょう」などとほざく人がいるのですが、私の場合、それは絶対にやめてほしいのです。
ちゃんと食べないと。

この日、食事にありつけたのは午後の1時30分過ぎでした。
でもずっと何も食べていなかったので、体調が戻らず、フラフラする感じを引きずってました。
食後、自転車に乗って近所を回ろうと思ったのですが、フラフラして恐くて止めました。
この日は夕食を食べても体調は戻らず。

来年からは胃カメラの検査は午前中の場合、11時半みたいな遅い時間ではなく、もっと早い時間にしてもらうことにします。


                                                   

今年も柿の実を採りました。
これで五分の一くらい。
まだまだ残っています。採るのはまた後日。

小ぶりですがスーパーで売っている柿など比較にならない甘さです。

猫達も元気。家中駆けづりまわっています。
猫のボランティアさんにいわせると、我が家は家自体がキャットタワーなんだそうです。
我が家の階段。
興奮しすぎて猫達何度か転げ落ちました。
いたずら心満々のハッピーです。