緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

梅雨が待ち遠しい

2018年05月27日 | 写真
写真教室の同じ班だった人達と京都御苑に撮影に行きました。

京都御苑と言えば、いつもは野鳥なんですが、この日は3日間限定で開いているトンボ池で撮影。
ビオトープになっているんです。

自然状態を保つために普段は人が入れません。
ワンコを連れて来た家族は、係の人に「犬は入れません」と言われていました。
御苑内の他の場所なら大半はOKなんでしょうけど。

で撮ったのは・・・。
モリアオガエルの君です。
この子は来た人が見やすいように水槽の中に入れられてた子。
3日間の限定期間が済んだら放されるのでしょうね。

こっちは葉っぱの間に隠れていた子。

これはモリアオガエルの卵塊。

池に突き出た枝に産み付けられていました。
卵が孵ったら小さなオタマジャクシが池に落ちる仕組みです。

これは池。
手つかずのせいか、なんだかドロドロ。

トンボもいましたよ。

モノサシトンボ。真正面から見たところです。

カエルさん達、「グッケケケ」と鳴きながら、梅雨が来るのを待っているみたいでした。


甲山森林公園探鳥と神呪寺御開帳。足痛っ・・

2018年05月21日 | お出かけ
5月18日、西宮市の神呪寺で、年に一度の如意輪観音の御開帳があり、行ってきました。
いつものバードウオッチングのグループと一緒です。

探鳥の方は午前中に甲山森林公園でサクッとこなしました。
生い茂った葉っぱで鳥が見えず、もっぱらセンダイムシクイやホトトギスの声を聞きながら公園内を歩きました。
カメラもバッグにしまったまま。

展望台付近で昼食。
展望台から撮った写真。
これ、ピントの合っていない写真ではないです。
この日は朝から湿気が凄く、蒸し暑くて汗ぐっしょり状態。
視界が霞んで見えないのです。
晴れて、視界がクリアなら生駒さんも見える場所なんです。

手前の朱色の屋根の建物群。今何かと話題の関西学院大学です。
西宮の甲山の麓にあるのです。

昼からは、反対側になりますが、同じく甲山の麓にある神呪寺にお参り。




この階段、上から見るとちょっと恐い。

本堂。後ろは甲山。

年に一度の如意輪観音様の御開帳でした。
初めて見させていただきましたが、ちょっと不気味な雰囲気の観音様でした。

今回、神呪寺に訪れたのは、探鳥会のリーダーである先生が、その日行われた音霊奉納の岡野弘幹氏とお知り合いだったから。
私はよく知りませんが、岡野弘幹氏はインディアンフルートの奏者で、神社仏閣での奉納演奏をよくされているみたいです。

インディアンフルートというのは、洋楽のフルートと違って、神社仏閣によく合う音色でした。

立ち見の人が多くて、よく見えなかったのですが、カメラ教室で覚えた技で、人のスマホとの二重撮り。(意味あるんかい。)

この日の奉納は岡野氏の演奏だけでなく、演奏に合わせて書家の小林芙蓉氏の揮毫奉納もありました。


如意輪観音に合わせて如意宝珠が描かれました。

書家の小林芙蓉氏のお話、ちょっとスピリチュアル。
拝んでいる人達もいるし、何か感じる人もいるみたいですが、私はちょっと引いてました。

帰りは阪急の仁川まで歩いて行きました。

昔はどうってことない距離でしたが、この日は足が痛くて…。

最近、歩くことが多く、10年以上履いているロウカットのトレッキングシューズがヘタってきたみたいです。

一応、ゴアテックスで防水仕様なのですが、それも効かなくなっています。
いよいよ新しい靴の買い時です。

シメは久しぶりにみーちゃん。
堂々たるオッサン猫ぶりです。











高岡御車山祭を見る (3)

2018年05月14日 | 写真
翌朝は10時に荷物を預けてホテルを出発。
朝がゆっくりできたので助かりました。

フロントに集合だったのですが、少し早い目に行って、ホテルの前、ということは駅前なのですが、ドラえもんやら、のび太君やらを撮影。





こんな銅像がある理由は、ドラえもんの作者の藤子・F・不二雄氏が高岡の出身だからだそうです。

ツアーでは桟敷席で御車山の勢揃いが見ることになっていましたが、それまでに時間があり、高岡の金屋町の見学にいきました。

普段の高岡は路面電車が走っていますがその日は祭の為、一時的に撤去。
市内の交通規制もあり金屋町までタクシーに分乗して行きました。

金屋町だけでなく、高岡という町は、そもそもは加賀藩の二代藩主前田利長が隠居して高岡に城を築き、町づくり、産業づくりをしたことが最初だったらしいです。

金屋町の場合は鋳物師を招いて鋳物の産業を興したわけです。
金屋町は国によって重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。





鋳物も最初は農耕具を作っていたようです。
でも段々と金属加工の高度な技術を会得して、明治以降は美術工芸品などで世界に知られるようになったとのことです。

前田利長は鋳物だけでなく、漆工や染織、菓子の職人まで招いたとか。
御車山の華麗な装飾には、そうした技術が用いられているとのこと。

実は高岡城は一国一城令により直ぐに廃城となっています。
通常、城が無くなると、そこにあった町も廃れるのだそうですが、利長亡き後も産業づくりは続いたみたいです。

高岡が栄えたのは、そうやって商工業を誘致・優遇したことにあったようです。
何もない場所に豊かな町を作ったのですから、半端ない町おこしをやったみたいですね。


                                

というわけで、いよいよ高岡御車山祭の本番です。

ここは町の中心部、御車山の勢揃い式が行われる四ツ辻です。
手前の椅子が桟敷席で、ツアー客が座る場所。
まだ始まってません。

私はくじ運悪く3列目でした。

実はこの席、ちょっと問題ありで、ここに曳かれてきた御車山は向こうを向いて勢揃いするのです。
つまり勢揃いはお尻からしか見えないってこと。

一台一台、左手からやって来る御車山。

















やって来た御車山はドッコイショといった感じで前が持ち上げられ、向こうを向きます。













お尻からしか見られなかったこと、添乗員さんは観光協会の方に後で文句を言ったそうです。
確かに、ツアー代には桟敷席料も入っていますから。
後で見たのですが、正面の席には緋毛氈(レッドカーペット)が敷かれ、町のお偉い方達の席のようでした。

私も最初の内こそ3列目の自席で写真を撮っていたのですが、桟敷席の前に行って写真を撮る人もいて「あんたも遠慮したらいかん」と隣の席の人に促され、桟敷席の前、邪魔にならないように地べたに座り込んで写真を撮りました。
前日SDカードを貸してくれた人も前にやってきて、お互い撮ることに夢中。

添乗員さんは後ろ向きの席のことで責任を感じたみたいで、7台の御車山が揃った頃、前で写真を撮っている人達のところにやってきて、御車山が奉曵されるルートを教えてくれました。
そこで私達写真組は移動。

道路の縁石に腰かけて御車山を待ちました。
やって来た御車山。













曳いている人達、ホントしんどそうでした。







写真を撮っていて思うことは、勝手だけど写真を撮る人が邪魔だってこと!
「あんた、どけ!」と言いたくなる。
しまいには撮る人を撮っちゃう。

実は私も撮られてました。
地元の富山チューリップテレビのカメラマンに私が写真を撮るところを撮られました。
その日のテレビには私が映っていたかもね。

これは御車山に乗っている人達。人形は「尉と姥」。

なぜかドヤ顔のおっちゃん。


というわけで、写真はここまで。
この日は暑くもなく寒くもなく。ちょうどよい季節のお祭りです。
ちなみに去年は雨が降って中止だったそうです。

日本の地方は昔から頑張ってきたし、今も頑張っていることが分かる祭でした。

ここまで見て下さった方、ありがとうございました!



高岡御車山祭を見る (2)

2018年05月10日 | 写真
このツアー、高岡御車山祭が桟敷席も用意されていてメーンなんですが、富山の他の観光地も見ることになっていました。
その一つが砺波市のチューリップフェアだったのです。

それ以外にも高岡大仏やら射水市にある海王丸やらをバタバタ見に行きましたが、正直、中途半端にたくさん見るくらいなら出発時間を遅くしてくれる方が嬉しかったです。
(朝早いのは辛い。)

ツアーでは高岡御車山祭の宵祭を見学するために午後5時と、夕食は早い目にいただきました。
場所は射水市新湊きっときと市場内のレストランでした。
そこからバスで高岡市内に入り、ホテルに荷物を置いて宵祭見学です。

まず高岡関野神社にお参り。夕暮れの雰囲気です。









高岡の街中、どんどん暗くなっていきます。
人だかりするので近づくと御車山の前で巫女さん達が舞を奉納していました。





垣間見える巫女の少女達の顔は驚くほどあどけない。でもしっかりと舞っていました。


翌日の5月1日に7台の御車山が奉曳される街中の道路。


間近で御車山がどんなものか分かるように部分的に道に置いてあったりする。
車輪はこんな感じ。

御車山の心柱の頂きにある鉾留

鉾留は台によって異なります。これは鳳凰?

鉾留は神が降臨するための目印なんだとか。
そして本座にある人形は心柱を伝わって降りてきた神の形代なんだそうです。

翌日奉曳される本座が猩々の御車山。


そもそも高岡の御車山、歴史的には豊臣秀吉が後陽成天皇を聚楽第に迎える時に使用した御所車だったそうです。
それを前田利家が秀吉より拝領し、二代藩主前田利長が町人に与えました。
高岡の町人は財力と心意気からそれを鋒山に改造して高岡関野神社の祭礼日に引き回したのが今に至っているらしいです。

ツアーでは、高岡の観光ガイドさんが付き、色々と説明してくれました。
また御車山が展示してある御車山会館も見学しました。会館では常時御車山が展示されているんだそうです。
おまけに高岡の観光協会の人がずっと付いていてくれて、その方も詳しく説明してくれました。

本来、御車山は祭の当日組み立てるものなんだそうです。
でも、たぶん人寄せの為?、祭の前日から引き出してあったり、常設展示の場所もあったり、祭でない時も見ることができるようになっています。

御車山会館で展示してあった2台の御車山。




この2台も翌日奉曳されました。

                                        

ひとしきり、御車山祭の宵祭を見終わると、観光協会の方の案内で国宝である瑞龍寺の見学。
といっても夜で、ライトアップされてて、しかもプロジェクションマッピングも放映されていました。

観光協会の方からは無料招待券もいただきました。
ただ、瑞龍寺は、祭の場所からはJR高岡駅を挟んだ向こうにあり、歩いて行くには遠いです。
内心行くのは『うーん』と思ったのですが、それも観光協会の案内で無料のシャトルバスに乗れました。
この日の見学はツアーを企画した大手旅行会社との関係もあったのか、観光協会の方にとても親切にしていただきました。

瑞龍寺、国宝の立派なお寺なのですが住職はいません。
そもそもは曹洞宗のお寺で前田利長の菩提寺です。

江戸時代まで加賀藩の庇護を受けていたのですが明治以降は近隣の住人が管理するようになったそうです。
とても大きくて立派なお寺なのですが、お寺としては機能していないみたいです。
説明を聞いて、ツアーで一緒だった人はしきりと「もったいない」と言ってました。

仁王さんのお出迎えです。





寺としての、かつての大きさを示す庫裏。

長い回廊の窓から撮った門。





プロジェクションマッピングですが、瑞龍寺のそれとは関係なく、私は正直好きではありません。
でもせっかくだから見て、写真も撮りました。




瑞龍寺、昼間にじっくり見ても美しいんだそうです。


瑞龍寺から駅前にあるホテルへは歩いて帰りました。
ホテル着は10時近く、よく歩き回ったものです。

翌日はいよいよ祭本番。乞うご期待!!??



高岡御車山祭を見る (1)

2018年05月07日 | 写真
4月30日5月1日と1泊旅行に行ってきました。
富山県高岡市で行われた高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)の見学です。

お一人様限定のツアーだったのですが、私の目的は祭の写真を撮ることでした。
ところが、自分のうっかりミスで大変な思いをすることになりました。

前夜、カメラや交換用のレンズ、予備の電池も充電し、用意万端整えて、また、宵祭は夕方から夜間の撮影になるので、その場合のカメラの設定の仕方まで調べて寝ました。
集合時間は早かったので、家では朝ごはんを食べず、サンドイッチを買ってバスに乗り込みました。

ツアー客は9名でした。
最小催行人数は12名でしたので「よく催行されたものだ」とか「採算取れてないのでは・・」とか、初対面の客同士で言い合う状態。
40名以上乗れるバスに添乗員を含めると10名の乗客。一応決められた席はあるのですがバスはガラガラ。
添乗員は「好きな席に座ってもらっても、寝転がってもらっても結構です」と。
私も席を気がねなくリクライニングにしたいので、後ろに移動。

このツアー、予定では砺波市のチューリップフェアにまず行くことになっていました。
そこでカメラを出して設定のチェックをすることに。
電源を入れると「SDカードが入っていません」と。
サワサワサワサワサワ血の気の引く音・・・・。

写真が撮れない

もう、それからは気持ちが落ち込む一方。
なんの為の旅行なのか…
この旅行は失敗・・・
私の馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿 ⇐ 漢字だと馬や鹿に申し訳ないですね。
気持ちの切り替えようがありませんでした。

なんとかSDカードを手に入れる方法はないかとバスの外を見るとヤマダ電機が。
でもバスは走り去ります。ツアーバスでまさか「止めて」とも言えません。

チューリップフェアの会場に着いても気持ちはどんより
広い公園いっぱいのチューリップを見ていると、気持ちが落ち込む一方。
写真を撮っている人もたくさんいるし・・・。

ふと思いました。こんだけ写真を撮る人がいるのなら、会場でSDカードを売っているかもと。
そこで案内所に行き、事情を話しました。
受付けてくれたおじさん、どこかに電話して、会場で記念写真を撮っている写真組合がSDカードを売っていると教えてくれました。
すぐに会場内の写真組合の事務所に行くと午前中に売り切れたと。
私みたいなアホがたくさんいるのです。😞

でも、とにかく探そうと思いました。
会場のチケットはその日一日は再入場可能なので、会場の外、行きしに見かけていた砺波市の観光案内所に行きました。
そこは空振り。
次に近くの道の駅へ。そこも空振り。
次に少し離れた作業道具や作業服を売っているお店へ。
ひょっとして、現場写真撮るためにSDカードも置いてあるかもと。
そこも空振り。
そこの店員さんの話によれば、砺波市も街中であれば大きい電気店がそこそこあるらしいのです。
でも、チューリップフェアの会場のある場所は街はずれになるらしいのです。

そうこうしている内に集合時間も迫ってきたので、もう一度会場内に戻り、ベンチでションボリと時間つぶし。
すると同じツアーの乗客が私の隣に座って会場で何を見たかみたいな話を始めました。
(お一人様限定のツアーではこういう会話は普通です。)
私が事情を話すと「私、予備のSDカード持ってますのでお貸ししますよ」と。

「ええーっ、いいんですか!?」って感じでした。
というわけで、旅行が終わったら郵便でお返しすることになり、その方の住所を聞いてやっとSDカードが手に入りました。
〝旅は道連れ、世は情け〟ですね。
それにしても、私もSDカードの予備をいつも持って行くべきですよね。

長い前置きはこれで終わりで、次回に続きます。