核兵器を保有している米英仏中ロの5カ国が、核保有国間の戦争を回避し、核軍縮に向けた取り組みを最も重要な責務とする共同宣言を発表した。「核戦争に勝者はなく、決してその戦いをしてはならない」「我々の核兵器はいかなる国にも向けられていないことを再確認する」と。
どういうつもりで発表されたのか私の知るところではないが、「核兵器は防衛目的、侵略抑止、戦争回避のために限定されるべき」ともあるから、前向きな共同宣言などと評価は出来ない。軍事力は侵略のためだったが、第2次世界大戦で戦争がいかに残忍で悲惨なものかを世界は理解したはずだ。
しかも核兵器は最大の殺戮をもたらす。だからこそ、どの国も核兵器を所有することで他国からの侵略の抑止力としてきた。軍備そのものを廃止しなければ、悲劇はいつまた発生するか分からない。けれど、人は他人を心底からは信用しない。人と人が信用し合うことが無ければ世界平和など実現できない。
私は、統一教会の活動も知らないし、ましてや総裁と呼ばれている韓鶴子さんに会ったこともないが、彼女の自叙伝を読むと、世界の平和を強く求めていることは分かった。人類は家族という主張も理解できる。ただ、私のキリスト教の理解とはかなり違う。統一教会が世界平和の実現に向けて、必死な努力をしていることが真実なら、それを阻止する気は全くない。
今日は空気が澄んでいて、雪を頂いた鈴鹿の山々、伊吹山や白山連峰がとてもきれいだった。ケイタイで撮ってみたが、遠すぎて山々の美しさは映っていなかった。