夜な夜なシネマ

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『ザ・エッグ ロマノフの秘宝を狙え』

2010年10月07日 | 映画(さ行)
『ザ・エッグ ロマノフの秘宝を狙え』(原題:Thick as Thieves)
監督:ミミ・レダー
出演:モーガン・フリーマン,アントニオ・バンデラス,ラダ・ミッチェル,
   ロバート・フォスター,ラデ・シェルベッジア,マーセル・ユーレス他

アメリカ/ドイツのレンタル新作。
『ピースメーカー』(1997)や『ディープ・インパクト』(1998)など、
名優を起用してアクション大作を撮る女流監督の作品で、
本作も出演陣に惹かれて。

伝説の宝石泥棒キースは、次の大仕事を最後に引退を決意。
生涯最後となる仕事の相棒を探している。

そんな彼のお眼鏡に適ったのは、マイアミからやってきたガブリエル。
ガブリエルは、大胆にも白昼の地下鉄内でダイヤモンドを強奪。
その場に居合わせたキースは、鮮やかに逃走したガブリエルを追い、
仕事の話を持ちかける。

最後の仕事となるのは、ロマノフ王朝の秘宝で、
1個200万ドルと言われるファベルジェのイースターエッグ2個。
実際に目にした者はほとんどいないことから、
ミステリーエッグと呼ばれているらしい。

キースと一緒にいたせいで、ロシアンマフィアに狙われ、
身の危険を感じたガブリエルは断ろうとするが、
キースのペースに巻き込まれて引き受けてしまう。

さらに、ガブリエルは街で見かけたアレクサンドラに一目惚れ。
偶然にもキースは彼女の名付け親だと言い、
彼女には近づくなと警告するのだが、
運命を感じる女性のことをおいそれとはあきらめられない。

キースとガブリエルは、厳重な警備システムに守られた建物内の金庫へ
進入する計画を念入りに立て、やがて決行の日を迎える。

もともとはビデオ映画(日本で言うところのVシネマ)だそうです。
著名な俳優を看板にしつつ、低予算で仕上げられた作品で、
そこそこ派手なアクションだけど、なんだか小粒な印象。
だもんで、劇場で観ればよかったとは思えませんが、DVDなら大満足。
まるで伏線なしのドンデン返しの応酬も笑えて、
私には憎めないなぁ、こういう映画。

余談ですが、モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスのコンビ、
並んで歩くと身長の差が歴然。
モーガン・フリーマンって、190cm近くあるんですね。でかっ。
容姿からは背が高そうな印象のアントニオ・バンデラスは175cm。

そのバンデラスの色っぽいシーンで、R15+指定。
『悪人』(2010)がPG12指定だったので、
ほー、あっちとこっちではそうなるのねと、妙に納得。

大事なことは嘘じゃない。

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