夜な夜なシネマ

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『セイブ・ザ・ワールド』

2005年03月14日 | 映画(さ行)
『セイブ・ザ・ワールド』(原題:The In-Laws)
監督:アンドリュー・フレミング
出演:マイケル・ダグラス,アルバート・ブルックス,ロビン・タニー,
   ライアン・レイノルズ,リンゼイ・スローン,デヴィッド・スーシェ他

1年数ヵ月ぶりに風邪をひきました。
病院に行ってないもんで、これが流感なのかどうかわかりませんが、
ずっと高熱でボワワ~ンとした状態。

こんなときには頭を使わずに観ることのできるB級映画に限ります。
というわけで、もうすぐ新作の棚から落ちそうな『セイブ・ザ・ワールド』。

スティーブはCIAの潜入捜査官。
武器密輸組織を摘発するため、囮捜査で世界を飛びまわっている。

そんな彼の一人息子マークが、かねてから交際していたメリッサと結婚を決める。
メリッサの両親との顔合わせの日に、
密輸組織との取引も進めなければならなくなったスティーブは、
やむをえず、顔合わせと取引を同じ店で設定する。

トイレで取引を済ませようと席を立つスティーブ。
たまたまその後にトイレに入ったのがメリッサの父親ジェリー。
不穏な空気を感じ取ったジェリーはすぐさま逃げだそうとするが、
取引の現場を目撃されたからにはジェリーを逃がすわけにはいかない。
娘たちの婚約をなかったことにしたいジェリーに対し、
スティーブは自分がCIAであることを打ち明け、
ジェリーをも自分の任務に巻き込んでしまうことに。

以後、スティーブがCIAだとは知らないFBIは
スティーブと行動をともにするジェリーにまで目をつけ、
ジェリーの悪夢のような日々が始まる。

タイトルからして超B級ですが、原題は“The In-Laws”。
つまりは婚姻によって生じた親戚関係。
息子と娘の結婚により、親戚になることになってしまった
マイケル・ダグラス演じるスティーブと、
アルバート・ブルックス演じるジェリー。
こんなベテラン俳優がなぜにこんなB級作品に?

でも、これはなかなかの拾いもの。
足専門の医者のジェリーがめちゃめちゃお茶目。
危ないことには一切関わりたくないと思っているのに
どんどん巻き込まれて、結局スティーブの立派な相棒になります。
ウエストバッグの七つ道具もいざというときには役に立ち、
組織のボスの足を見て彼の弱点を発見、
そこに蹴りを入れるところなど、抱腹絶倒。

B級にはお決まりの爽やかなエンディングも○。
あくまでもばかばかしく、でも幸せなのがB級の良いとこ。

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