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『映画 ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』

2024年03月19日 | 映画(た行)
『映画 ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』
監督:今井一暁
声の出演:水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一,平野莉亜菜,菊池こころ,
     チョー,田村睦心,賀屋壮也,加賀翔,芳根京子,石丸幹二,吉川晃司他
 
イオンシネマ茨木にて。
 
“映画 ドラえもん”は声優の交代前と交代後で第1期と第2期に分けるそうで、
本作は第2期の第18弾、劇場版の通算では43作目に当たるようです。
 
私は“ドラえもん”よりも“クレヨンしんちゃん”派。
特に近年はのび太の性格が目に余り(笑)、呆れているうちに寝てしまうのがお決まりコース。
今回も絶対寝るよねと思いながら観に行ったら、前夜に睡眠たっぷりだったおかげか、
それとも本作が面白かったせいか、まったく睡魔に襲われませんでした。珍しい。
 
まもなく学校の音楽会
同級生はみんな楽しげにリコーダーを吹いているが、リコーダーはもちろん、
音楽そのものに苦手意識のあるのび太にとっては苦痛でしかない。
そこでこっそりドラえもんのひみつ道具“あらかじめ日記”に音楽がなくなるように書き込んだところ、
音楽の授業がなくなるどころか、町からすべての音楽が消えてしまう。
母親が赤ん坊に聞かせる子守唄縁側で爺ちゃんが聴く演歌、鳥のさえずり、何もかも。
大慌てで音楽のある世界に戻す。
 
観念したのび太がひとりでリコーダーを練習していたところ、不思議な少女ミッカが現れる。
同級生からけなされてばかりののび太のリコーダーの音を彼女は気に入ったらしく、
のび太とドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかを自らの惑星“ファーレの殿堂”に招待したいと言う。
 
ファーレの殿堂は音楽をエネルギーとする惑星だが、不気味な生命体“ノイズ”に侵されて危機に陥っていた。
もしもノイズをこのまま放置すれば、ファーレの殿堂どころか地球も危機にさらされることになる。
音楽を奏でることでファーレ、そして地球を救えると知ったのび太たちは、ミッカと一緒に演奏し、
音楽の力でファーレの殿堂と地球を守ろうとするのだが……。
 
本作も冒頭は「のび太め~」と言いたくなりました(笑)。
まったく、どうして彼は自分でなんとかしようとしないんでしょうねぇ。
とはいうものの、昔、ホンマもんの音痴だった友人の歌を聴いて衝撃を受けたことがある私は、
音楽のセンスが皆無の人の気持ちを察したくはなります。
 
でも、のび太が人知れずリコーダーの練習を始めた辺りからは応援したくなる。
ファーレの殿堂に音楽が響き渡り、音がノイズをつぶしていくさまも面白い。
楽器も心を持っているのかもしれません。
 
なんというのか、今回のドラえもんがよかったというよりは、
音楽というネタに惹かれたってことになりましょうか。

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