『女神の見えざる手』(原題:Miss Sloane)
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン,マーク・ストロング,ググ・ンバータ=ロー,
アリソン・ピル,マイケル・スタールバーグ,ジョン・リスゴー他
TOHOシネマズ西宮で4本ハシゴの2本目。
この日は大阪市内で晩ごはんの予定だったから、
TOHOシネマズ梅田やなんばへ行ってもよかったところ、
わざわざ逆を向いて西宮まで行ったのは、本作を観るためです。
アメリカでは映画の出来に賛否両論。
主演のジェシカ・チャステインの演技力に頼りすぎているという声が大きいそうですが、
役者の演技力に頼ってもええやんか。めちゃめちゃ面白かった。
ものすごく久しぶりにパンフレットを買いましたもん。
昔は片っ端から買っていたパンフレット、置くところもないので最近は自重。
このあいだ買ったのはいつやったかなと思い出してみると、たぶんこれ、その前がこれ。
このふたつのあいだはわりと近いけど、以降買っていないはず。
私が思う昨年のワーストが『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)。
そのジョン・マッデン監督だということも忘れて臨みました。
去年のマイ・ワースト監督だということを覚えていたら、何この差は!とさらに興奮したかも。
ロビー活動という言葉は皆さん常識としてご存じでしょうが、
映画鑑賞が趣味でなかったら私は知らなかったかもしれないと思うので、
私みたいな人のために記しておきます。
ロビー活動とは、特定の主張―たとえば銃規制とか禁煙とか―を持つ個人、
あるいは団体が、政府の政策に影響を及ぼすことを目的におこなう私的な政治活動。
ロビー活動をおこなう人たちは「ロビイスト」と呼ばれ、
彼らの活躍というのか暗躍が選挙戦にも大きな影響を及ぼします。
大手ロビー会社の花形ロビイスト、エリザベス・スローン。
手段を選ばぬ戦略で勝利を重ね、その腕を高く評価されている。
ある日、大口クライアントの銃擁護派団体の会長から、
新たな銃規制法案の成立を阻止してほしいと依頼を受ける。
断るという選択肢はないと思われていたが、
エリザベスは会長に辛辣な言葉を浴びせかけた挙げ句、拒否。
各界に強力なコネを持つ会長に無礼を働けばどうなることか。
同席していた社長はエリザベスに依頼を受けるように強いる。
後日、エリザベスに声をかけてきたのは、
彼女の噂を聞きつけた新興ロビー会社のCEOロドルフォ・シュミット。
ロドルフォはエリザベスに銃規制法案成立に向けて闘おうと誘う。
エリザベスは部下数名を引き連れて電撃移籍するのだが……。
ジェシカ・チャステインは、『ツリー・オブ・ライフ』(2011)ではプラピ演じる主人公の妻。
『テイク・シェルター』(2011)ではマイケル・シャノン演じる異常な主人公の妻。
この辺りまでは普通におとなしい妻役のことが多く、印象はさほど強くありません。
変わってきたなと思ったのは、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011)のアーパーギャル役。
その後、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)ではビンラディン追跡チームの分析官、
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)ではギャング一族の娘、
『オデッセイ』(2015)ではクルーのリーダーなどなど、強い女性の象徴のように。
出る釘は打たれる。彼女を潰そうとする企みが次々と。
淡々と冷徹に仕事を進める彼女が凄い。
誰も信じない彼女とエスコートサービスの男性との話にホロリ。
この男性フォード役には、『クーパー家の晩餐会』(2015)で
長女に振り回されていた兄ちゃん、ジェイク・レイシー。イイ感じ。
ついでに、社長役のゲジゲジ眉の爺ちゃんはサム・ウォーターストン。
『エイリアン:コヴェナント』のヒロイン、キャサリン・ウォーターストンのお父様です。
白熱して、スッキリ。
痛ましい銃乱射事件が起きている昨今、私たちも考える一助に。
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン,マーク・ストロング,ググ・ンバータ=ロー,
アリソン・ピル,マイケル・スタールバーグ,ジョン・リスゴー他
TOHOシネマズ西宮で4本ハシゴの2本目。
この日は大阪市内で晩ごはんの予定だったから、
TOHOシネマズ梅田やなんばへ行ってもよかったところ、
わざわざ逆を向いて西宮まで行ったのは、本作を観るためです。
アメリカでは映画の出来に賛否両論。
主演のジェシカ・チャステインの演技力に頼りすぎているという声が大きいそうですが、
役者の演技力に頼ってもええやんか。めちゃめちゃ面白かった。
ものすごく久しぶりにパンフレットを買いましたもん。
昔は片っ端から買っていたパンフレット、置くところもないので最近は自重。
このあいだ買ったのはいつやったかなと思い出してみると、たぶんこれ、その前がこれ。
このふたつのあいだはわりと近いけど、以降買っていないはず。
私が思う昨年のワーストが『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)。
そのジョン・マッデン監督だということも忘れて臨みました。
去年のマイ・ワースト監督だということを覚えていたら、何この差は!とさらに興奮したかも。
ロビー活動という言葉は皆さん常識としてご存じでしょうが、
映画鑑賞が趣味でなかったら私は知らなかったかもしれないと思うので、
私みたいな人のために記しておきます。
ロビー活動とは、特定の主張―たとえば銃規制とか禁煙とか―を持つ個人、
あるいは団体が、政府の政策に影響を及ぼすことを目的におこなう私的な政治活動。
ロビー活動をおこなう人たちは「ロビイスト」と呼ばれ、
彼らの活躍というのか暗躍が選挙戦にも大きな影響を及ぼします。
大手ロビー会社の花形ロビイスト、エリザベス・スローン。
手段を選ばぬ戦略で勝利を重ね、その腕を高く評価されている。
ある日、大口クライアントの銃擁護派団体の会長から、
新たな銃規制法案の成立を阻止してほしいと依頼を受ける。
断るという選択肢はないと思われていたが、
エリザベスは会長に辛辣な言葉を浴びせかけた挙げ句、拒否。
各界に強力なコネを持つ会長に無礼を働けばどうなることか。
同席していた社長はエリザベスに依頼を受けるように強いる。
後日、エリザベスに声をかけてきたのは、
彼女の噂を聞きつけた新興ロビー会社のCEOロドルフォ・シュミット。
ロドルフォはエリザベスに銃規制法案成立に向けて闘おうと誘う。
エリザベスは部下数名を引き連れて電撃移籍するのだが……。
ジェシカ・チャステインは、『ツリー・オブ・ライフ』(2011)ではプラピ演じる主人公の妻。
『テイク・シェルター』(2011)ではマイケル・シャノン演じる異常な主人公の妻。
この辺りまでは普通におとなしい妻役のことが多く、印象はさほど強くありません。
変わってきたなと思ったのは、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011)のアーパーギャル役。
その後、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)ではビンラディン追跡チームの分析官、
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)ではギャング一族の娘、
『オデッセイ』(2015)ではクルーのリーダーなどなど、強い女性の象徴のように。
出る釘は打たれる。彼女を潰そうとする企みが次々と。
淡々と冷徹に仕事を進める彼女が凄い。
誰も信じない彼女とエスコートサービスの男性との話にホロリ。
この男性フォード役には、『クーパー家の晩餐会』(2015)で
長女に振り回されていた兄ちゃん、ジェイク・レイシー。イイ感じ。
ついでに、社長役のゲジゲジ眉の爺ちゃんはサム・ウォーターストン。
『エイリアン:コヴェナント』のヒロイン、キャサリン・ウォーターストンのお父様です。
白熱して、スッキリ。
痛ましい銃乱射事件が起きている昨今、私たちも考える一助に。