懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家  岡山県勝山町星山の民家

2013年02月18日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県勝山町星山(現在は真庭市)

勝山市星山地区は岡山で一番落差のある滝、神庭(かんば)の滝の上の集落です。
滝への遊歩道の手前から星山に登る道路がある。滝を見ながら登る道は二メートル少ししかなく対向車が来ると対向できる位置までどちらかがバックしないといけない。(実際に退避所はない)
しかし、この道は滝が真横から見えるので滝を撮影する人にとっては好都合
余りにも狭い道なのでお勧めできない。
遠回りながら星山地区に行く広い道がある。
牧場の横を走り星山(1030メートル)を見ながら登っていく。
冬場に行った時に雪を除雪してなくてタイヤの跡があるのでついて行ったら車の腹をこすり動かなくなった経験がある。乗用車の隙間は17センチしかなく隙間の広い軽トラか4WDのタイヤ跡であったのだろう。

人里離れたところに何十戸かの集落がある。わずかばかりの田や畑と酪農で暮らしている、なぜこんなところに集落があるのか地元の人にそれとなく聞いてみたらろ、かっての出雲街道はここを通り美甘に抜けていたと聞いた。
美甘へは車では抜けられないが徒歩ならば抜ける道はあるそうだ。

星山に7軒ほど茅葺民家があった。その茅葺民家も10年前には全くなくなっていた。
今、この集落に何軒くらい人が住んでいるのだろう。
この集落の田畑の脇を流れる小川が神庭の滝から落ちる。
この 小川に沿って下っていると突然、川が無くなり視界が広がる。神庭の滝の上に出てきたのだ。一瞬川も無くなる道も無くなると思う、あれを初めて車を運転しながら見たときは感動ものであった。(道路は無くならず岩に鋼材を張り出した道が付いている)

このあたりの岩は積層になった堆積岩で脆い部分が浸食や水流で一気に崩落したのではないかと思う。