懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

井笠鉄道 籤場駅

2012年08月20日 | 鉄道
井笠鉄道は笠岡と井原を結ぶ軽便鉄道として明治44年に開業した。
ナローゲージと呼ばれる762mmの軌道の軽便鉄道である。
一時は矢掛や広島県まで路線は伸びたがモータリゼーションの波には勝てず昭和46年3月31日にすべて廃線となる。

籤場(くじば)駅は笠岡の次ぎの駅で笠岡市住宅地にあった。
廃線後は訪れる事もなかった。訪れたいとも思わない、行ったところでがっかりするだけである。過去の記憶のままがよい。

籤場駅の片隅の倉庫にかって走っていたコッベルの蒸気機関車が何台が収納されていた。
年季の入った木の機関庫にコッベル裸電球に郷愁を覚えて撮影した。
大正、昭和の風景である。

戦後すぐの昭和に生まれ昭和に育ち昭和に家庭を持ち子育てをやったのも昭和であった。
まだ昭和の風景が残っていた昭和40年代、その時代に生きるチャンスを与えてもらいながら昭和を記録する事を思いつかなかったのは残念だ。

物事をやるには何より構想と目標と行動力と挫折しない方策が必要である。
(若い頃は考えに深みがなくすぐに挫折する。この歳になり自分の生き方に反省がいつもよぎる)
あの時にこうすれば良かったの反省を込めて
1.「残すべきき昭和の風景とは何か」、いろいろな角度からリストアップする。
思いつきでは内容がなく続かない。写真を撮影する前に構想を練り情報を整理する事が必要である。すくなくとも残すべき昭和の風景をジャンル別に300項目以上はストアップする。
2.目標を達成するために挫折しない方策を考えておく
 その年にやるべき目標、今月やる目標を細かくチェックする。
3.この記録は後々きっと役に立つと常に自分にいいきかせる。
4.やっている事を見せアドバイスをもらう辛辣な評価をしてもらう