懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み 早島土塀

2011年10月23日 | 古い町並み
岡山県早島町は江戸時代、旗本、戸川家の陣屋があったため古い町並みが残っている。奥に入るとナマコ壁の蔵とともに土塀が残っていた。
土塀は木の枠に土を入れ打ち固めた築地(ついじ)塀と古瓦と土を交互に入れ固めた練塀がある。
土塀は大雨や長雨で下部が濡れると強度が低下し崩れやすい。
それを避けるために石垣の上につくか塀に沿わせて排水路を設ける。
排水路と塀の間を犬走りという。
斐川平野の築地松は斐伊川の洪水で浸水しないよう家の周りを土塁で囲ったそこに松を植えたのに由来すると言われいる。
東京の築地は「ついじ」ではなく「つきじ」と読むが埋立地であったため打ち固めた土地のためこの名がついたといわれている。
土塀は土の表面に傷がつきやすい。いたずらで落書きされる事が多い、京都の世界遺産になっている寺院の土塀に落書きで傷が付き社会問題になった。早島の土塀も落書きの傷が付いている。早島の塀に二重丸に縦棒のマークも書いてあった。