みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

緊急の呼びかけ「男女共同参画審議会の公開を求める申し入れ」に賛同を!

2006-10-28 06:25:52 | 「ジェンダー図書排除」事件
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5月に福井県のジェンダー図書排除事件が起きて以来、
半年間、この問題に取り組んできました。

10月になって、8月29日に80人で福井県に提出した
「男女共同参画推進条例」20条の2に基づく「苦情申出書」の扱いが
その後どうなっているのか、男女参画・県民活動課に問い合わせました。
この問題については、9月にバックラッシュ派(近藤氏側)も
(再度)図書の排除を求める「苦情申出」を提出しています。

翌日、男女参画・県民活動課の石原さんからお返事がありました。
・「苦情申し出」については、11月上旬に予定している
「男女共同参画審議会」に諮って意見を聞く予定。
・回答を先につくるわけではないが、県の意向は伝える。
・提出者への回答は、出すかどうかも含めてまだ決めていない。

男女共同参画審議会は9月4日にも開かれたのですが、
そのときは「苦情申出」は正式議題となりませんでした。
(10月は、パブリックコメントなどがあるのでお休み)
議事録は、8月分までが公開されています。
9月4の議事録は、いま委員に見てもらっているところで、
もうすぐアップできるとのこと(いまだにアップされてませんね)。

男女共同参画審議会のHP

・審議会にも要望書を出していたので傍聴を希望する旨を伝えたのですが、
「一般の方の傍聴は遠慮してもらっています」とのお返事。

以下、石原さんとのやりとり。

「遠慮してもらっていますって、今まで傍聴希望があったのですか?」

「ありません。
いつもマスコミには入ってもらうので新聞などで読んでください。」

「翌日に不特定多数の人が読むことを前提に、マスコミに公開ということは
審議会は公開で開催しているということではないのですか。
議事録は全文公開なので秘密会ではないはずだし原則公開ではないのか。
傍聴はどのようなルールになっているのか?」

「傍聴の取り決めとかは特にないが、公開で開催した前例がないし、
今のところ一般の傍聴は考えていません。」

「苦情申出を提出した関係者を排除してマスコミには聞かせる、
というのは、図書リストの公開の時と同じで順序が逆ではないのか。
そもそも審議会は公開が原則だし、
関係する議題については当然提出者の傍聴を認めるべき」

「そういう考え方もできるが自分では答えられない」。

今まで公開の開催や関係者や市民の傍聴など考えてもみなかったようで、
選択肢にもなかったようです。
「では考えてください」ということで、まだ時間もあるので
相談してもらうことになりました。
その後、今大地さんも確認しているのですが状況は変わらず。

ということで、今回、「男女共同参画審議会」の公開を求めて、
緊急に申し入れ書を提出することにしました。
ぜひみなさまのご賛同をお願いいたします。
また、呼びかけ文と申し入れ書を添付しましたので、
関心のある方に転送していただければ、幸いです。

8/29提出の「苦情申出書」
80名(うち42人は福井県民)の署名簿つき 

「苦情申出書」と「要望書」提出記事はこちら(2006.8,30)

この問題についての5月からの経過と詳細は

カテゴリー「福井・焚書坑儒事件」 をご覧ください。

-------------------- (転送・転載歓迎) -----------------------------

みなさま          
            福井「ジェンダー図書」排除究明原告団および有志
                 今大地はるみ・寺町みどり 

わたしたちが、8月29日に80人で提出した「福井県男女共同参画推進条例」に
基づく「苦情申出」を審議する「福井県男女共同参画審議会」が、
11月に開催の予定だということです。
しかし、福井県ではこれまで一般市民・県民の傍聴を認めておらず、
マスコミで報道されることが、県民に公開していることである、
との見解を示しています。
わたしたちは、審議会開催の日時を今もって知らされていないだけではなく、
このままでは、審議会の傍聴すらできなくなるのではないかと危惧しています。
ということで、いまだに隠蔽体質から脱却できない福井県に対し、
審議会の公開を求める緊急の申し入れを行うことにしました。
審議会の公開という当然のことがなされず、わたしたちの知らない間に
非公開で進められているのは、福井県のみではないとおもいます。
ぜひ全国各地でのジェンダーバッシングに対抗する仲間として、
みなさまのご賛同をお願いいたします。

ご賛同いただける方は、10月29日中に「お名前・自治体名・所属(職業)等」
を明記の上、下記アドレスまでお送りいただきますようお願いいたします。
なお、お送りいただいた個人情報についての目的外使用はしません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
(返信先) 事務局:寺町みどり midori@ccy.ne.jp
(返信期日) 10月29日(日)中に必着

【おなまえ】

【自治体名】

【職業・所属等】



 ---------------- 申し入れ書(若干の変更の可能性あり) ------------

          男女共同参画審議会の公開を求める申し入れ書(案)
福井県知事 西川 一誠 様
             福井「ジェンダー図書」排除究明原告団および有志
                 (代表・上野千鶴子、事務局・寺町みどり)
              今大地はるみ ほか賛同者 ○○名(別紙)

 5月に発覚した福井県生活学習館での図書排除事件は、この6ヶ月間に、全国に福井県行政の事なかれ主義や隠蔽体質を広めるにとどまらず、情報公開においても後進県であることを露呈するにいたりました。
 今回の事件に関して、わたしたち福井県民ら80人で提出した「福井県男女共同参画推進条例」に基づく「苦情申出」は、11月開催の「男女共同参画審議会」に諮って、審議会委員の意見を聴く予定だとのことです。
 しかし男女参画・県民活動課によると、審議会の公開については、一般の人の傍聴はこれまで前例がなく、公開で行ったこともないとの回答でした。審議会は毎回マスコミの傍聴は認めています。わたしたちは8月29日に、審議会に対し、「この事案については審議の公正さと透明性を保つために、審議内容等を広く公開されることを要望する」としていますし、11月の審議会の傍聴を当事者として強く希望するものです。
 現在、担当課は一般の傍聴も認める方針でいくそうですが、県行政の上層部との話し合いの結論が出ていないとのことでした。
 また次回審議会の日程についても、11月上旬に迫っているにもかかわらず、「まだ決まっていない」と繰り返すばかりです。これらのことから、福井県行政の隠蔽体質は改善されることなく、まだ続いていると言わざるを得ません。
 審議会等の公開は当たり前の時代において、いまだに一般の市民・県民を排除して審議会が開催されてきたことに、わたしたちは強い憤りを感じると同時に、福井県行政に対する不信感をさらに深めています。
 わたしたちは、男女共同参画社会の実現のためにも、また開かれた福井県行政を目指すためにも、福井県知事に対し審議会の公開を求めて、下記の点について申し入れをおこないます。
                  記
1.男女共同参画審議会は、公開の場で開催すること
2.公開とは、マスコミのみが対象ではなく、一般市民・県民を対象とすること
3.一般市民・県民の傍聴を認めること
4.審議会の日程については、ホームページ及び広報誌、新聞紙上等マスコミを用いて広く県民に知らせること
                                 以上
----------------------------------------------


いまどき、審議会が非公開なんて考えられません。
どこまでも世話が焼ける福井県です。
学習能力がないのでしょうか。
ぜひ全国から多くの声を届けて、福井県を動かしましょう。




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