みどりの一期一会

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食事の摂取、気にせずに コレステロール上限値撤廃/悪者は間違い! 実は体に大切な栄養素ってご存じ?

2015-07-30 22:52:00 | ほん/新聞/ニュース
このところ、課題の対応でいそがしくて、新聞を全部読んでなかったので、
たまっていた新聞を片づけながら、読みました。
じつは、わたくし、活字中毒なんです(笑)。
とはいえ、
長い時間パソコン画面を見ていたので、目はショボショボです。

一昨日の中日新聞生活面に、
「食事の摂取、気にせずに コレステロール上限値撤廃」
の記事があるのを見つけました。

6月の血液検査でLDLコレステロール値がいつもより高めと出たので、
大いに気になる情報です。

LDLコレステロールの数値については、
専門家のあいだでも議論が分かれている、とのこと。

コレステロールの多い食べものはあまり食べていないので、
「食事でのコレステロール摂取と血中コレステロール値に明らかな相関がない」
というのも何となく納得できるかな・・・。

  食事の摂取、気にせずに コレステロール上限値撤廃
2015年7月28日 中日新聞 

 動脈硬化や心筋梗塞を引き起こすとされてきたコレステロールへの見方が変わりつつある。厚生労働省は今春、「摂取制限は科学的な根拠がない」として、これまで推奨してきた食事での上限値を撤廃した。食事に神経をとがらせてきた人たちにとっては朗報だが、「高コレステロール血症の場合は摂取量を控えるべきだ」とする意見もある。

 「コレステロールの多い食品を食べても血中のコレステロール濃度にはほとんど影響ない。基準撤廃は遅きに失した」。日本脂質栄養学会理事で、富山大名誉教授の浜崎智仁医師は強調する。

 コレステロールは脂質の一種。細胞膜やホルモン、胆汁の原料にもなる。健康診断で検査するのは血液中のコレステロール。中でも「悪玉」とされるLDLは、濃度が高いと血管の内側に脂質がたまって動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるとされている。

 厚労省によると、血中コレステロールの七~八割は肝臓で作られ、多く摂取すると合成が減り、摂取が少ないと合成が増える。「摂取量が直接、血中コレステロール値に反映されるわけではない」という。二年前には、食物からの摂取量と病気との関連を否定する海外の研究結果も発表された。

 これまで、食事摂取基準で上限値を示してきたが、今春の改定では「摂取量は低めに抑えることが好ましい」としながらも、上限値を削除した。

 それでは、コレステロールが多い食品は好きなだけ食べても良いのか。

 浜崎医師は「極端に偏った食事は良くないが、少なくともコレステロールを気にして制限する必要はない」と断言。血中のコレステロール濃度が高い人も含め「肉、卵、魚、野菜などのバランスがとれた普通の食事をしていれば、全く問題ない」と話す。

 神奈川県伊勢原市で約二万六千人を対象に行われた調査では、血中LDLコレステロール濃度の高い人の方が死亡率が低いという研究結果も。浜崎医師は「血中コレステロール値が高い方が感染症になりにくく、長生きできる」と主張する。

◆動脈硬化学会「抑制が必要な人も」
 一方、LDLの弊害を指摘してきた日本動脈硬化学会は、「健常者の場合、コレステロールの摂取を必ずしも制限する必要はない」としながらも、LDLの値が一四〇ミリグラム以上(〇・一リットル当たり)で高コレステロール血症と診断された人は「狭心症や脳梗塞になる危険性が高い」と指摘。一日の摂取量を二〇〇ミリグラム以下に抑えることを推奨する。

 厚労省の基準撤廃は、健常者は摂取を制限する根拠がないことを示しているにすぎないとみる。「血中コレステロール濃度は、食事で上がりやすい人もいれば、そうでない人もいて個人差が大きい。担当医や管理栄養士と相談し、食事や運動などの生活習慣の改善が必要」と強調する。
(山本真嗣)


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  コレステロール=悪者は間違い! 実は体に大切な栄養素ってご存じ? 
2015/07/29 マイナビニュース

健康診断の結果を見て、「コレステロール値が高いから食事を控えよう……」と思ったことはありませんか? さらにテレビや雑誌などで「コレステロール=余分なもの」というイメージを持っている人も多いと思いますが、体にとって全く不要なものではありません。コレステロールは、生きていくうえで欠かせない成分の1つです。

コレステロールの役割とは?
コレステロールには、重要な役割があります。まず、私たちの体は約60兆個もの細胞によって作られていて、コレステロールはその細胞の膜を作り出すための成分になります。 また、ストレスを受けて、水分の調整が必要なときに分泌される副腎皮質ホルモンや消化吸収を助ける胆汁酸(消化液)の材料にもなっています。

ヒトは必要なコレステロールの7割を肝臓などの体内で合成し、残りの3割を食事から摂り入れています。食べ物からコレステロールを多く摂取すると、肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に少ないと体内でのコレステロール合成は増加します。つまり、食べ物からのコレステロール摂取量は、直接血中のコレステロール値に反映されるわけではないのです。

コレステロールは摂取しすぎると体に悪いって本当?
脂質の一種であるコレステロールには、悪玉(LDL)コレステロールと善玉(HDL)コレステロールの2種類があります。悪玉コレステロール値が高いと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを上昇させるといわれています。コレステロールが"悪者"扱いされるゆえんはここにあるのではないでしょうか。

ところが、このLDLをめぐる考え方は割れています。日本動脈硬化協会や日本人間ドック学会などによって発表され、日本で広く使われてきた基準値は、「血中コレステロール濃度が高いほど心筋梗塞による死亡率が高い」という研究結果に基づいているそうです。その一方で、日本脂質栄養学会は「LDLの値が高い人は長生きをする」と主張しています。

そのため、2015年2月に米国農務省が発表したレポートでは、食事でのコレステロール摂取と血中コレステロール値に明らかな相関がないということから、『過剰摂取を懸念すべき栄養素ではない』という見解を新たにまとめています。

また、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会でも、昨年まとめた報告書ではコレステロールの摂取目標量を盛り込みませんでした。

極端な食事ではなくバランスに気をつける
コレステロールは細胞膜、各種ホルモン、ビタミンD前駆体の原料になるなど、重要な栄養素。摂取制限はたんぱく質不足をまねいたり、低栄養を生じる可能性(特に高齢者)も指摘されたりしています。日々の食生活も「あれもダメ! これもダメ! 」と過敏になりすぎず、バランスよく食事を摂り、適度な運動をすることなどが健康を保つために大切なのではないでしょうか。 



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