福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

快気祝い(怪奇祝い)

2007年09月19日 04時59分17秒 | 近況・報告
 先日、9月9日夕方、入院部門で私にとって中心的場所である療養病棟の看護師方を自宅に招待し、私の快気祝いなるものをやった、と言うか、やっていただいた。

 私は友人・知人・職務上の関係の方々の入院の際など、原則として見舞いをしない。否、しないというのは正しくない。見舞いの気持は何らかの形で表すが、訪室は原則的にしない。全く訪れないことが不自然な場合にはドアの外から声をかけるが、入室はしない、と言う方が正しい。患者の立場になっている方を訪問することでよけいな気遣いをさせないためである。私は私的なおつきあいをしている方は殆ど無く、多くの方々は公的な立場でのお付き合いだから、私的な姿に接したくない、接すべきでない、と言う考えでもある。しかし、この割り切り方はいろいろ誤解の元にもなっている。

 私の場合は、病気は100%私的なものだし、せめて治療中は公的な表情、立場を捨てマイペースで過ごしたい、という理由でもあった。それに、院内外の関係諸氏に迷惑をかけたくない、と言う気持もあった。それで面会謝絶をかかげた。

 ところが、面会謝絶にした事、見舞いを断った事は意外と尾を引くもので、意外と社会通念上迷惑なことなのかもしれない。

 復帰後も病棟でこの辺のことが時折話題になったので、我が家で快気祝いを兼ねてコーヒーパーティをすることとし、参加した6人と家内の手作りの夕食を頬ばりながら歓談した。とても良い会であったが、彼女らは土産として見事な胡蝶蘭とケーキなどを持ってきてくれ、むしろ散財させてしまった、と恐縮した。

 家内は家内で失敗作の料理で持てなしてしまったと反省しかりであった。

 見事なケーキで美味であった。ケーキにイチゴはつきものであるが、そのイチゴにまで細かな細工がしてあった。それが人の顔であったから手を付けるのに多少気後れしたが、気を取り直して頬ばったが実に美味かった。
 「怪奇祝い」とミニパネルに書いてあったのがまた嬉しかった。
コメント
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