びっくり報告

こんにちは。まみやん３号です。

午前中のあるクラスで今週から、新しい教科書を使っています。「自己紹介」「私の家族」「私の趣味」など２０の話題があり、新出単語や文型、会話文などで構成されています。

今日は作文を書いてもらう日でした。テーマは「自己紹介」。教科書に４００字詰めの原稿用紙が印刷されていて、そこに書くようになっています。

今までの傾向から見ると、作文に対する学生の拒否反応は凄まじいのよ。普段から真面目な学生は書いてくれるけど、ちょっと勉強が苦手な学生は書いてくれない！　そんな学生にペンを持たせて「はい、書いてくださいね～」って言っても、ちょっと目を離した隙にダラーッとしているからね。みんなにちゃんと書かせるのは、結構難しいんですよ。いつも苦労します。

だから今日も、正直言って諦めの気持ちが少しだけあったんですよ。「『作文を書いて』って言っても、書いてくれないんだろうなぁ」って。

授業終了のベルが鳴って、作文を回収するまみやん３号。すると…

学生は一人、また一人と作文を書いた教科書を出してきます。

５冊が１０冊になり、１０冊が１５冊になり、１５冊が２０冊になり…　結局、２２人の学生が作文を提出してくれました。２人だけどうしても出してくれなかったけど、ほとんどの学生が出してくれたことに超ビックリ！！　みんな、ど、どうしたん？　何か変なものでも喰ったか？　いや、「作文書いて」って言うたの、確かにわしじゃけど…　今までの学生の学習態度を考えると、にわかに信じ難い事件ですな。今日に限っては「奇跡」という言葉を使っても、決して言い過ぎではないような気がします。

いやいや、学生が真面目に取り組んだことに対してはちゃんと褒めたり、正当に評価してあげたりしたいといつも思っていますよ。でも今日は、いつにも増して学生が書いてくれた作文を読むのが楽しみですね。どんな自己紹介を書いてくれたんでしょうか。

でも…２２人分の作文を添削するの、かなり時間がかかりそう（涙）

うそのようなほんとうのはなし

おはようございます。まみやん３号です。今日も天気がエエのぉ。

さて今日は、嘘のような本当の話。

学校の廊下の壁に、ある１枚のポスターが貼ってあります。だいたいこんな内容です。

「５月３０日（金）、当校にて日本語スピーチコンテストを開催！　１位～３位の学生には賞金あり。申し込みは事務室の○○先生まで…」

５月３０日、金曜日、つまり昨日ですね。でも昨日はスピーチコンテストの「ス」の字もなかったし、誰一人としてそのことを話題にしていなかったなぁ。こりゃ一体、どういうこっちゃ？？

え～っと、早い話、計画していたのが中止になったんでしょう。多分ね。「コンテストは中止になりました」ってお知らせも全くないから、ぶっちゃけ本当のトコはよぅわからんけど…

こういうこと、ありがちありがち。

日本人であるわしの目を通して見た摩訶不思議で、時には理解不能な中国の姿。それをわしがいくらこのブログで書いても、ご覧になっている方々には実感として十分伝わっていないと思います。でも、それでいいんですよ、「へ～、中国ではそんなことがあるんだ」程度の軽い気持ちで読んでいただけたら…

一応お断りしておきますけど、このブログの内容、ほぼノンフィクションです。たま～に話を大きくして書いている時がありますが、多くないです。それに嘘は書いていません。

ってか、いっぺん南通に来て、１年ぐらいうちの学校で日本語を教えてみ。日本ではできない【ある意味貴重な】体験ができますよ。大袈裟じゃなく、毎日が「有り得な～い」「どんだけ～」の連続ですわ。

そのかわり、白髪も増えるけどね（号泣）

アンとニオイの気

こんばんは。まみやん３号です。数日前に雨が降ってから気温が下がりました。昼間もそれほど暑くなく、夜は涼しく、過ごしやすくていい感じです。

午後の授業でアントニオ猪木ばりに「元気ですかーーーっ！！」と絶叫してみましたが…学生、ポッカーンとしてんのよ。えっ、もしかしてドン引きしてる？　よく聞き取れなかったのかと思ってもう一度、今度はハッキリと言ってみました。すると、学生諸君は…

「はい、元気です」って普通の反応をしてくれました（涙）

その後も悪ノリして「１、２、３、ダーッ！！」までやっちゃいましたが、１番前に座っていた学生からキツ～イ突っ込みが来ました。

「先生、神経病（シェンジンビン）」

こらこら、それは言い過ぎじゃろ！！　中国の人は、日本語の「ばか」に近いニュアンスで「神経病」とか「精神病」って言うんですわ。中国に来たばかりの頃はそれを聞いてドキッとしていたものです。今ではスッカリ慣れてしまったのか、学生に「先生は神経病です」って言われても「ええ、そうですよ。今日も病院に行きますよ」って返しますけど。

ただ、中国人同士で、もしくはその冗談を理解する日本人相手にそういう冗談を言うのは大丈夫でしょう。問題なのはそういう冗談を知らない日本人相手に言うことであって、日本へ留学するつもりの学生や日系企業に勤めようとしている学生は、特に気を付けなければならないと思いますね。いつも学生に言いますもん、「中国語の冗談を理解していない日本人相手に『神経病！』って言ったら、その人は怒りますよ。だから注意してね」って。

ま、学生も賢いですから、相手（わし）を選んで「神経病！」って言ってるんでしょうけどね…

元気ですかーーーっ！？

こんにちは。まみやん３号です。あと１５分ほどで昼休みが終わり、午後の授業が始まります。

さて…

誰だ、学校のホワイトボードにこんなの書いた奴は！？

…

すんません、わしが書きました。もうこの「毎日ひとこと」のコーナー、何を書いたらいいか分からず、ネタ切れ起こしてんのよ。他の先生が書くのは真面目な内容ばかりですが、一応わしは「おふざけ担当」だし…

こんなんで勘弁して（涙）

中国人ですが、東京の人（？）

こんにちは。まみやん３号です。今日は空が曇っていて、気温も低めです。

今日はまず、ある学生の発言をお聞きください。

「私は中国人ですが、東京の人です」

えっ？　もう一度お願いします。

「私は中国人ですが、東京の人です」

はぁ？　どういうこと？　あ、わかった。国籍は中国だけど、日本の首都・東京で生まれ育ったってことやね。

「いいえ、違います」

…さっぱりわからんわ。

この「私は中国人ですが、東京の人です」は、おとといの授業中にある学生が言っていたことです。まぁ、いつものように冗談を言ってるのだろうと思って適当に受け流していました。ところが昨日の授業終了後にわざわざわしの所に来て「昨日の話を私に説明させていただけませんか」と言うので、その学生の話を聞いてみることにしました。

彼の故郷は洛陽だそうです。洛陽はその昔、「東京」と呼ばれていたことがあって、だから彼は「中国人ですが、東京の人」という言い方をしたのです。

彼は黒板に中国の地図を描きながら、「中国には昔、北京・東京・南京・西京がありました。北京と南京の名前は今でも残っていますが、東京は洛陽に、西京は西安に名前が変わりました…」などと熱心に説明してくれました。もちろん日本語で。それが歴史的に正しいことなのか、イマイチ自信がないんよね。もしかしたら彼の解釈に間違いがあったり、わしが彼の説明を聞いて勘違いしている部分があったりするかもしれないし。

でも、何より印象的だったのは、一生懸命に説明する彼の生き生きとした様子でした。こちらが質問する暇すら与えてくれないぐらい、ず～っと喋り倒していました。きっと説明がしたくてしたくて仕方なかったんでしょうね。説明を終えた彼の顔は達成感に溢れていて、何だか凄く嬉しそうで、そして、光り輝いていました。よくがんばって話してくれたね。ありがとう。

授業中は他にも学生がいるので、どうしても一人ひとりの学生と言葉を交わす時間は限られてくるものです。でも、休み時間や放課後などに時間の許す限り学生の話を聞いてみれば、また新しい発見があるのかも…

最近よく飲んでます

こんばんは。まみやん３号です。

写真は最近よく飲んでいるお茶、王老吉です。えーっと、缶にHerbal Teaって書いてあるから、薬草茶ってことでええんかな？　薬草独特の味で最初はおいしいとは思わなかったんですが、慣れが肝心ですな。蒸し暑い天気の時に冷えたコレを飲むと爽快爽快。

何でも、この王老吉を主力商品としている会社が四川大地震で多額の義援金を現地に送ったそうです。そのことを感謝している人が多いのか知らんが、「みんなで王老吉を飲もう」ってキャンペーンがネット上でされているとか。

わしは、そういうのがあるから飲んでいるわけじゃないんですけどね…

さて、帰宅してシャワー浴びて、さっさと寝よっと。

「ポチャッ」

こんにちは。まみやん３号です。大声の出しすぎで喉が痛いです。教室にはスピーカーとマイク（ピンマイクも）があって、特に広い教室ではそれを使ってくださいって言われとるんですが…

マイクなんぞ使って授業するのは、漢（オトコ）じゃねぇ！

…

すみません。嘘です。本当はスピーカーから聞こえてくる自分の声が嫌いなので、地声で勝負してるだけです。授業をする時は、教室の大小に関係なく声を張らなければなりません。それで時々、喉が痛くなるんです。

いや～、ヘヴィメタルシャウトで鍛えた喉には自信があったんだけどなぁ…

そういえば昨日も、ヘヴィメタルシャウトをカマしましたよ。マクドナルドで。

ビッグマックセットのコーラを飲み終え、新たにコーヒーを注文しに行ったまみやん３号。「あ・かっぷ・おぶ・かふぃ、ぷり～ず」と言ったとか言わなかったとか…（本当は中国語で注文しました）

席に持って行き、砂糖とミルクを入れようと被せてあったプラスチックのふたを取りました。さらに「ＭＰ３で音楽を聞きながら飲むか」と思い、かばんからＭＰ３を取り出しました。

次の瞬間、いや～な音がしました。

「ポチャッ」

…

はい、ここでヘヴィメタルシャウトNaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!

買って約１か月のイヤホン君、見事にコーヒーの中へダイビングしてくれました。すぐに引き上げ、ティッシュで拭き拭き。何とか事無きを得ることに成功なり。

あんだけの大声で叫べば、そらぁ喉も痛くなるわな。

（イヤホンがコーヒーの中に落ちたのは事実ですが、ヘヴィメタルシャウトをカマしたってのはウッソピョ～ン♪）

撒くど鳴るど

こんにちは。まみやん３号です。午前中のある授業で学生があまりにうるさかったので黒板をシバきました。でも、利き手じゃない左手でシバいたため、ややカスリ気味…　それでも大きい音がしたので学生はすぐにシ～ンとなりましたが、う～ん、わし自身は納得できるチョップじゃなかったなぁ、と。

相手の反則攻撃を耐えに耐え、その末に放たれる力道山・怒りの空手チョップが理想なんですけどね…

えっ、わしまだ２０代ですけど、何か？

写真は南通のマクドナルドです。中国人の先生に頼まれた卒論の添削をするのに、たまには気分を変えてやろうと思い立ち、行ってみました。ま、ファミレス代わりですな。エアコンが効いてて快適やね♪　たまに来るのがいいかも。

結局、夜９時半から１２時ごろまで、ビッグマックセットとコーヒーで粘りました。

卒業論文を読んだ。

おはようございます。まみやん３号です。南通は、ここ数日とは打って変わっていい天気！　爽やかな風も吹いています。元気になりますね。

うちらの学校には７月に大学の卒業を控えた先生、つまり、まだ大学生の先生が何人かいます。ある先生は既に卒論を出して後は卒業式を待つだけだと言い、またある先生は卒論を書いている真っ最中だと言います。卒論の準備をしながら学校で日本語を教える毎日は、なかなか大変だと思うのですが…

今週、ある一人の先生から「日本語で卒論を書いたので、間違いがないかどうか見てもらえませんか」と頼まれました。いつもの軽～いノリで「あっ、いいッスよ」とは答えてはみたものの、実際に卒論を見せてもらって少々ビックリしました。

論題：「～ようだ」「～そうだ」「～らしい」の違いについて

アンタ、ずいぶん難しいテーマで書くのね…

いやいや、立派じゃないですか。少なくとも、英米文学科のくせに日本語で卒論を書いたわしよりは立派だわ（涙）　でもまぁ日本語専攻なので、日本語について書くのは当たり前なのかもね。

で、卒論を直すことになったんやが…

いろんな所を直した結果、その先生の主張を曲げることになるのは避けたかったので、基本的には日本語の使い方が正しくない部分、あるいは不自然な部分だけを直すようにしました。わし、こう見えても細かい性格なので、「ここ直した方がいいかな」とか「いや、直さなくてもいいかな」とか「どのように直したら自然になるかな」とか、いろいろ考えましたよ。思っていたより時間が掛かるもんだね。なかなか前に進まないや。

残念ながら直すの、まだ終わってないよぅ（涙）

まぁ、今日明日で終わらせるつもりです。いつまでも「あ～でもない、こ～でもない」言ってて卒論の提出期限を過ぎたら、それこそ大ごとだわ。直せる限り直して、最後の仕上げは卒論を書いた先生と相談しながら、ですね。

ニンニクLOVE

こんばんは。まみやん３号です。やっと雨が上がりました。気温も下がって、外は少し肌寒いぐらいです。昼間の蒸し暑さからは考えられんわ…

で、写真はさっき食べてきたマーラータンです。え～っと、日本にない料理なので説明がチト面倒ですが…近い料理は鍋か？　いや、何か違うなぁ。あ、スープだわ。野菜とか肉団子とか、好きな具を選んで食べるスープ。わしはたいてい辛いスープで頂きますが、辛くないスープで頂くこともできます。

トッピングもネギ、ニンニク、ザーサイ、唐辛子など豊富です。トッピングは無料！　ご覧の通り、ネギとニンニクをしこたまのせるのが、わしの食べ方です。特にニンニク最高♪　しこたまのせて、トッピングも具の一部にしてしまおうという浅ましき魂胆ですな。でも、今のところ「口が臭い」とか「体臭がキツい」という苦情は寄せられていないので、まぁ、大丈夫なんでしょう。ネギもニンニクも中途半端に食べるから口臭がするのであって、躊躇せず食べまくれば逆に臭くならない…のかな。まさかそんなはずないよね…

さて、明日は何を食べようかな。