すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

ブログの「関連記事」は3本までにするのが読まれるコツだ

2008-02-11 08:23:11 | へっぽこ文章講座
■拾う文章と捨てる文章をフィルタリングする人間の認知システム

 いまやブログやSNSの記事は洪水のように氾濫している。その上、SBMや個人ニュースサイトからは、絶えず読むべき記事が流れ込んでくる。こうなると情報を集めることより、いかに捨てるか? が重要になってくる。

 で、人間はこんな自動フィルタリング機能を備えている。

ネット上である程度の長文を読むとき、無意識に一定範囲の文章を選択したり非選択にしたりしている。選択すると色は反転するわけだからそこを強調して読もうとしているのかというと、別にそういうわけでもない気がする。でも、読んでいるところの前後を含めて選択したり外したりしているので、読む作業とは何らかの関係がある気もする。

●kokokubeta;『ネットで文章を読むときの癖』


 これは確かに私も無意識のうちにやっている。「選択した文章」だけを精読し、ほかの部分はナナメ読みして「次のブログ」へ行くのだ。だって順番待ちしてる読むべき記事が、ほかにもたくさんあるんだから。

■表に出す情報を「いかに絞るか?」がコツ

 てことは読まれるブログを書くためには、表に出す情報をいかに絞るか? が重要になる。たくさん読んでもらおうと欲張り、あれもこれもになってしまうと、逆にどれも読まれずに終わってしまう。

 典型的なのが、ブログ記事の文末などにつける「関連エントリ」だ。「この記事と関係のある記事はこれとこれだから、ぜひそっちも読んでください」というアレである。

 ブログを書く側としては、「せっかく自分が書いた記事だ。1本でも多く読んでもらいたい」というのが人情である。

 だけど読む側の論理でいえば、読むべきものはほかにも山ほど待機している。なんせ彼は日夜、津波のようなRSS攻撃を食らっているのだ。1秒だってムダにはできない。

 そんなところに5本も6本も「関連記事だ」と表示されても、「じゃあ読もう」って気にはならない。それどころか逆効果である。

 切迫し、脊髄反射な心理になってる読み手に向かい、5本も6本もサイン(関連記事)を出すと拒否反応しか返ってこない。たちまち「彼」は逆方向に反応し、「全部まとめて読みません」という選択をしてしまう。

 つまりたくさん表示しすぎると、逆に1本も読まれない可能性が高まるのだ。

■3本以内の関連記事なら全部読まれる可能性も

 とすれば読んでほしい自分の気持ちをグッと抑えよう。

 関連記事は、本当に自信のある3本までに止める。

 これならそのうち1本が読まれる可能性は高まる。目に飛び込んでくる「3本以内」の記事数が、急ぐ相手に心のゆとりを与えるからだ。で、「これなら読もう」と、運がよければ3本全部読んでもらえるかもしれない。

「急いてはコトを仕損じる」は、ネット上でも有効な普遍の法則なのである。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一言ごあいさつがてら (graphis)
2008-02-12 04:13:58
最近よくアクセスし、どの記事も楽しく読ませていただいております。
http://blog.so-net.ne.jp/graphis/2008-02-12-1
にて紹介させていただきましたので、一言ごあいさつがてらにコメント入れさせていただきました。今後も楽しみにしております。
返信する
拝読しました。ありがとうございます! (松岡美樹@管理人)
2008-02-12 06:54:12
はじめまして。
うちのブログの紹介記事、拝読しました。

過分なお言葉でこそばゆいですが、
「役に立つ」と言っていただけると励みになります。
ありがとうございます。

(ところで阿波踊りは踊る方ですか?(笑)
返信する
阿波踊りはいつか踊りたい派 (graphis)
2008-02-12 08:59:16
もっと年齢を重ねて、お腹もポコっと出て、
貫禄がついたらぜひ踊りたい。と思っています。
今は、子供の踊りの送迎役です。
返信する
graphisさんは、送迎役なんですね (松岡美樹@管理人)
2008-02-12 09:21:51
おー、子供さんは連に入られてるのですね。
「お腹が出たら」とか言わずに、
いまからでも踊りましょう♪
返信する

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