まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

『わがままに生きる哲学』 刊行!

2016-04-30 14:13:05 | 哲学・倫理学ファック
来週の土曜日は 「本 de てつがくカフェ」 です。

課題図書はぢゅんちゃんが執筆・編集のひとりに加わった 『わがままに生きる哲学』 です。



元はといえばぢゅんちゃんの師匠である佐藤和夫さんが言い出しっぺの本です。

佐藤和夫さんは2年半前の 「第3回エチカ福島」 で高橋哲哉さんとともに講師を務め、

あのときもずいぶん型破りな哲学を披露してくださいました。

自らの門下生たちとともに編んだ今回の 『わがままに生きる哲学』 は、

タイトルそのままにその学風を存分に発揮した内容となっています。

サブタイトルは 「ソクラテスたちの人生相談」。

実際に寄せられた具体的な23問の人生相談に対して、執筆者6名のソクラテスたちのうち、

各問につきだいたい2名くらいがランダムに答えていきます。

寄せられた質問はこんな感じ。

「Q.転職を繰り返しています。私は社会の落ちこぼれなのでしょうか?」

「Q.子どもをもちたくないと思うのは 『不自然』 なことなのでしょうか?」

「Q.仕事にやりがいを感じなければいけないのでしょうか?」

質問もけっこうわがままな問いが多いですが、それに対する回答はさらに輪をかけてわがままです。

私は看護学校で出される質問 「Q.哲学を学んでよかったことは何ですか?」 に対してよく、

「A.哲学を学んだら生きるのがラクになりました」 とお答えしていますが、

この本を読むとまさに物事の根っ子から疑ってかかる哲学の考え方がよくわかり、

それによってだんだんと生きるのがラクになっていくのではないでしょうか。

この重く苦しい現代日本社会のなかで押しつぶされそうになっている人たちにとって必読の書です。

前回のてつカフェのときには刊行前に先行販売しましたが、

4月20日付けで正式に刊行され、アマゾンhontoネットストア等でも入手可能になりました。

もちろん福島市内では西沢書店で引き続き絶賛発売中です。

今度の 「本 de てつがくカフェ」 にはソクラテスの何人かも参加してくださるそうです。

ぜひこのゴールデンウィーク中に購入して一読し、5月7日のてつカフェにお集まりいただき、

わがままなソクラテスたちとともに哲学的対話を楽しみましょう


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