おーちゃんぶろぐ。-まっすぐ歩いてる?-

人生は『ロード・ムービー』

喜び悲しみ
ひとコマひとコマ紡ぎ合わせて…
いつしか、ハッピーなエンドロールを。

許せなかった自分を超える時間。

2012-02-23 08:20:40 | Weblog
久しぶりの
雨となりそうです

2月最後の1週間
元気モリモリ、木曜日の朝です


がんばろう!! 大橋理容室でございます



次のお休みも『ヒゲ倶楽部』セミナーのため
早朝より、長野市へと移動のため


連休・火曜日の夜
どうしても観たい作品がありましたので

水戸市からの帰り
ワーナーマイカル・熊谷さんでレイトショー

映画『ものすごくうるさくて ありえないほど近い』
出演 トム・ハンクスさん、サンドラ・ブロックさん、トーマス・ホーン君を鑑賞

第84回アカデミー賞
最優秀作品賞・最優秀助演男優賞(マックス・フォン・シドー)ノミネート作品となります


この作品は
今、観ておかないといけない気がして

予告編を観て以来、すっごく気になっておりました。


トーマス君演じるところの『オスカー君』は
すごく難しい設定の役どころになっておりまして

もともと、独自の感性を持つ子供(オスカー君)の
理解者として父親トーマス(トム・ハンクス)が描かれております。


オスカー君には
利発な子供によく見られる、感覚上の刺激に敏感に反応するといった兆候がみられ

大きな音や人の話し声、時計の音
電話のベルや橋にエレベーター 高層ビルなどに怯えてしまうのです。


マサも実は子供の頃からこれでして
一瞬にして、善いイメージと悪いイメージとが見えてしまい

先が見えてしまうばかりに
なかなか人に理解されなかったり、自分の歩を止めてしまいがちにもなります。

マサのようにプラスのイメージを選びながらでないと
周りの環境に、よほど恵まれない限りパニック症候群にも陥りやすいのです。


オスカー君は
その唯一の理解者である父親を

2001年の9.11同時多発テロ事件で喪ってしまいます。


母親(サンドラ・ブロック)には内緒で最愛の父親の面影を追うオスカー君

そして、ある日
ひょんなことから父親のクロゼットから『鍵』を見つける


父親の死の手がかりとなるべく
その『鍵穴』を探す旅が始まる。

小さな大冒険の中
様々な街の中の恐怖を克服しながら

沢山の見知らぬ人々と触れ合い


そして、それを距離を置きながらも
黙って見守る母親

意外な『鍵穴』の持ち主との出会い



そして、オスカー君が旅の中で見つけた
本当に開けたかったものの『鍵穴』は


いつかの父親と遊んだ
それまで怖かった、公園のブランコを力強くこいで

少しだけ近づいたその蒼空の彼方に存在した。



これは
本当に素晴らしい作品でした


人それぞれに
おそらく、違った感想をお持ちになるのでは

というのも
正直、ちょっと難しいお話かもしれません


しかしながら
『喪失』をうまく描いた今作品には

この悲しみから
次へ歩き出すための


どうしても
超えなければならない『葛藤』が表現されております。


どうしても収まりきれない感情や、割り切れない思いを

無理矢理にでも自身を納得させて
人は歩いてゆかなければならない生きもの。



そこでその人が
その人自身を超えるための試練や時間を

どう費やすことが出来るか


また
その姿に、周りの人はどう接するべきなのだろうか


大変、難しくもあり
大事なことを問いかけてくれております。



じっくりと
レイトショーでの鑑賞をオススメいたします




がんばろう 心の鍵






☆町の情報ジャンクション・大橋理容室☆