盲導犬の事件を誘い水に、私と犬たちの暮らし、それから彼らが
送ってきたシンクロめくメッセージについて書いたのだが・・・・・・・
ぎんぺーと、ちょん吉を知ってくれている内館牧子ともうお一人と
犬たちのことを書き終えたその日に会うことになっていたのは、
それも流れだったのだろうと思う。
雨だったが、このあいだ仕立てた苔色の小千谷縮の和服で出かけた。
着ないと袖を通さぬまま夏が終わってしまうので。
求めたばかりの藤色の皮草履を履きたかったが、これは
さすがに水染みをつけそうで、濡れても大丈夫な雪駄にした。
銀座にある京都のおばんざいの店で、政治と歴史の話題で
談論風発。内館は教科書に関わる委員をしていたので、
教科書問題についても語ってみたかったのだが、
そこまで行き着かなかった。
内館は現在、大学に通い神道について学んでいるそうで、
そこにも突っ込んで話を聞き、また語りたかったが
あれもこれもと話題は枝葉を広げるので、神道まで
辿りつけなかった。内舘の他には、某年の園遊会で最前列に並び
天皇陛下にお言葉を頂いた方の奥様である。
食事の後、近くにある酒場に流れ、ぎんぺーやちょん吉の話になり、
彼らの生前を知ってくれている人たちがいてくれる
ありがたさを噛みしめ、今日は彼らの気配を濃く感じるなぁ、と思いつつ
店を出たら、ふと目に入った別の店のネオン看板、
そこに「銀平」と書かれてあり、降りしきる雨の中、ピカピカと
輝いていたのだった。
私は、輪廻転生というものはあると確信しておりますが、動物にもあるのかどうか、長いこと疑問に思っておりました。
そんな中、数ヶ月前、阿部敏郎さんという、私も実践している「フルフィルメント瞑想」を提唱されている方が、「招き猫カワヒラくんが教えてくれた幸運の流れに乗る生き方」という本を出版され、その中で、ご自身が体験された猫の輪廻転生の話が載っていて、やはり動物も大いなる存在の分け御霊として、輪廻転生を繰り返しているのだなぁと納得しました。
私も、随分前に逝ってしまった3匹の愛犬達と、また巡り逢いたいなぁと思う今日この頃です。
Mさんに先生のブログのことをお伝えしました。
「もう何年も前のことが、新しい出来事のように載っている」とビックリされていました。また、「久しぶりに先生と話してみたくなりました」と仰っていました。近い将来、また再会されるのではないかと思います。