井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

まるでお通夜 韓国議員団 

2019年05月31日 | 歴史・政治

ワタミの社長、渡辺美樹さんには以前お会いして、その後
著書を送って頂いたことがある。

政界に出られると漠然と知ってはいたが、その後の消息を知らず、
あるニュースで、参議院の外交防衛委員長におなりになって
いることを知った。

あるニュースというのは、行き詰まっている日韓関係に焦慮、
韓国国会外交統一委員会所属の議員たち5人が日本を訪れたものの、
彼らが会いたがっていた衆議院外務委員長には拒否された形で会えず、
日本側が対応したのは、渡辺美樹外交防衛委員長のみであった、
というニュースである。

「韓国側からベテラン議員5人が行ったのにもかかわらず、比例代表当選1回の参議院議員1人で出てきたのは深刻な外交的欠礼であり冷遇だ」と韓国側の
不満の中「比例代表当選1回の参議院議員1人で出てきたのは」というくだりに笑った。

冷遇ではある。

更に笑ったのは・・・と言っては申し訳ないのかもしれないが、
比例代表当選一回の議員にしか会えなかった5人の韓国議員たちの
しょんぼりとうなだれた写真で、まるで通夜の客のようである。

日本側の歓待を期待したわけでもあるまいが、ここまで
冷たくあしらわれるとは思わなかったのだろう。
日本も、いつまでも優しい足長おじさんはやっていられないのだ。

日韓関係の回復はもう、ない。君たちはやり過ぎた。
お互い喪服で終焉を見送ろうではないか。
腐れ縁なのだ。今後は最小限の接触で、ほそぼそと行こう。
旭日旗がスタンドに翻るのを見たくない、禁止にしろと
わざわざ前もって言って来るまでもない。参加しないのが
手っ取り早い。「戦犯国」の五輪はボイコットしてこそ
筋が通る。

 

追記 宇都隆史議員によるその後情報によれば、日本側は
大使館から要請があれば、会う用意はあったのだという。
ところが先方が渡邉美樹議員とだけ会うことを希望した
よし。「韓国、何から何まで嘘まみれ」と宇都氏。

 


至福の一夜干し

2019年05月30日 | 

房総にロケにいらしていた三田佳子さんが、マネージャーさんの
運転する車で、拙宅にお土産を届けて下さった。

呆れるくらいに肥えてぶりぶりした金目鯛と鯖の一夜干し、
早速お茶漬けで頂いた。

お返しに、産地から取り寄せたばかりの無農薬のりんごジュースを
差し上げた。皮ごと絞ったジュースで、生涯に巡り合った
りんごジュースの中での最高傑作、インド神話に登場する甘露(アムリタ)を
飲んでいるようなのだが天然自然の甘さなので、ちっとも飽きない。


自らはめる過去の足かせが、韓国を停滞させる

2019年05月29日 | 歴史・政治
うかつ、と言われればそうなのだがトランプ大統領が離日前に
乗り込んだわが国の護衛艦「かが」が、真珠湾攻撃の際の
空母「加賀」と同音であることを、韓国で騒がれるまで
気づかずにいた。あくまでも過去をひきずる韓国ならではの
指摘だとほとほと感心させられる。
 
それにしても、当のアメリカが気にもかけていないことを
なぜ関係がない韓国が騒ぎ立てるのか。
エネルギーを 他に向けたらどうなのだろう。
 
人もそうなのだが、未来という時間が掌に少なくなった時、
過去ばかり語るようになる。
人が過去にこだわり、そこに縛り付けられていれば明日へ
向かう足取りが著しく鈍る。
憎しみは、つかの間のエネルギーを掻き立てはするが、
そこから何かが生まれることはない。未来もない。

アメリカは真珠湾を語らず、日本も原爆があるからといって
米国との紐帯をこばみはしない。「それはそれ」と割り切るのは
「理性」である。
 
「かが」という船名に騒いだと思うと、トランプ大統領が
安倍総理と共に乗船した「かが」船上で、
「東海」と言わず「日本海」と言った、とこれもまた
騒ぎになっているようだ。
 
「諸君は黄海と日本海、東シナ海、南シナ海を守り、祖国と同盟国を敵から守る」
 
とトランプ大統領が「かが」船上で行ったその演説で「韓国を抜かした」とまた騒ぐのだ。

騒いでいなさい。好き好きだ。過去を思う存分振り返り、
叫んで恨んで憎んで泣いて、心ゆくまで反日に浸っていればいい。
韓国が日本憎しとして一箇所で地団駄踏み続けている間に
日米は韓国を置き去りに「自由で開かれたインド太平洋地域」の
平和と安定に向けて一歩を踏み出した。
「かが」がどうした、今後の世界の平和構築に向けて、何の
関係もない。
 
米海軍第7艦隊と海自の主要拠点がある横須賀に、日米の両首脳が
並び立った意味を、世界は解っている。

韓国は旭日旗を東京五輪会場で使うな、とも言って来ている。
怒る気もしない。韓国のコンビニで売っている弁当の容器デザインが
旭日旗を思わせる、けしからん、と一生やってなさい。
日本は前に進む。
 
 

上首尾に終わったおもてなし外交

2019年05月28日 | 歴史・政治

東京の上空を飛び交っていたヘリの爆音もいつしか静まって、
大統領はアメリカに向けて帰路の途についたのであろう。

まずは無事故でよかった。おもてなし外交も満点の
成果だった。しかし、このたびのイベントの本旨を理解せず、
大相撲見物まで含めて、こまごまと非難する人たちがいることには
驚かされる。


トランプ大統領は観光旅行で日本に来られるんですか?安倍首相はそのツアーガイドですか?」と突っ込んだのは立憲民主党の辻元清美・国対委員長であるが、その幼さに絶句する。これで政治家なのか?

外務省幹部の某氏が簡潔に解説してくれているので、その言葉を拝借するが

「米大統領が日本に3泊もする。これでもか、というくらい緊密な日米の姿を見せつけることが、中国、北朝鮮、韓国、ロシアとの関係を考える上で重要だ」

国技館での大相撲見物も、これに尽きる。敵対国に「見せつける」ショーとして仕組まれた。国家の大義を前に、つかの間少々の難儀は辛抱しようではないか、と誰も言わない。ワイドショーでも司会者が不満たらたら。
日本の伝統が、と言うならモンゴル勢に壊された土俵での伝統を
先に言って欲しいものだ。

晩餐会におけるトランプ大統領のスピーチも、令和の典拠となった
万葉集を上げ、大伴旅人山上憶良にも言及するという意想外の
格調の高さ。誰が書いたとあげつらうは野暮。これもむしろ国外向け「ショー」に用意されたシナリオなのだから。

安倍さんの手腕を褒める人が余りない。しかし、就任前のトランプ氏を
いち早くトランプタワーに日本製のドライバーを持って訪問、その後の
関係性を築き上げた安倍さんの機敏さは称賛に値する。その様子は
世界注視の中、アメリカのテレビCNNが繰り返しオンエアして、
安倍さん自身のアピールの場にもなった。オバマ氏がまだ現職であった時である。安倍さんは軽業師のように、鮮やかだったと思う。

日本が北朝鮮のみならず中東における米国との仲介国としてさえ
存在感を示すに至ったのは、初動を誤らなかった安倍さんの読みのおかげである。
余り褒める人がいないので、書いておく。私が褒めたところで
何の役にもたちはしないが、一国民として感謝の意は示したい。
これも悪口の文脈でしか言われない長期政権であるが、長期経験者の
勘と慣れがあればこそ、各国首脳を退けての一番乗りとなった。
外交において、この長期政権ということは大事な要素である。

今回の見せつけショーでそれまでの「韓日米協力」から、日本と米国が主導する「自由で開かれたインド太平洋構想」にキーワードが取って変わったことも
収穫であったかもしれない。 

 


官能性としての大相撲

2019年05月27日 | 日記

東京の空には一定時間帯、報道か警備のヘリの爆音が
飛び交い、アメリカからの要人の存在をリアルに感じたのだった。

トランプ杯の授与直前から中継を見て、観客総立ちの拍手と歓声、
その華やかに浮き立ったさまに
、国技館に初めて足を踏み入れた時のことを
思い出していた。

(なんだ、真っ昼間からこの淫蕩な雰囲気は)というのが、
升席に腰を下ろした瞬間の
感想だった。

淫蕩というのは、おとしめているわけではなく、江戸の女たちの
口の赤がふと、まなかいを過(よ)ぎり日本の伝統としてのなまめかしさが
脳内に妖しく揺らめいたのだった。陰間茶屋で男買いしていた女たちの
イメージが混在シンクロしている。

「日がまだ高いうちから日本酒、ざわめき、 拍子木・・・・かつての横綱や大関が警備だか整理員だかで、立って蝋人形のように陳列されているし。
私がくらくらした大本が鬢付け油の匂いだった。私の中で他の格闘技との明確な違いは神事云々以前に 官能性なのですよ」

とかつて横綱審議委員を務めていた友人にメールをしたら、

「感じ入ったのは、mが大相撲に官能から入ったこと。ナミじゃない」
と返信があり、自分の感性がいびつで特殊なのかと思っていたのだが、
安心した。

「北の富士という人の、ゆるい着付けの着物姿が色っぽく粋だった」と
再び書き送ったら、この方を友はOL時代から追いかけていたそうで、
御婦人連に大層な人気なのだそうだ。北の富士さんは私は名前しか
知らず、今日見たまま感じたことを綴ったのだが、これも
アンテナは錆びていなかったようで、ほっとした。
脳は鍛えるしかないが、感性はみずみずしくありたい。

というわけで、私の相撲への理解など感性で捉えた搦め手からの
それであり、土俵が結界である神事としての関心でしかない。

私が国技館で感じた官能性は、鬢付け油のそれが誘発したものだった。
お相撲さんの鬢付け油と芸者のそれと、どう違うのか調べてみた。

力士の髪の匂いは「オーミすき油」であり、成分は、木蝋・菜種油・ヒマシ油・香料・トコフェロールとある。

木蝋とはハゼの木の実を収穫して砕き、採取した蝋である。櫨蝋(ハゼロウ)とも。他の油では、力士の激しいぶつかり合いで髪がバラバラになるという。
力士の匂いの元は判ったが、舞妓ちゃんや芸者さんのそれは情報が少なく、
お相撲さんの鬢付け油とはまず製造元が異なり、しかしベースが木蝋で
あることは同じであるようだ。花街にたゆたう姐さん方の髪の匂いも
官能を刺激する。

などと考えているうちに好奇心もだしがたく、鬢付け油を注文したら翌日
届いた。いそいそと太く短いロウソク型をくるんだパラフィン紙をはがすも、あの官能的な匂いとは違う。
ラベルを見たら「かつら用」。買い物は即断即買なのだが、粗忽さも
毎度。

それにしても、国技館で感じたあのしどけない官能性は、テレビでは
無論想像もつかず、足を踏み入れてもそれを察知するのは日本人だけ
かもしれない、という気がする。

中継中の国技館で、トランプ大統領に握手を求める人たちの中に、
以前お会いしたことのある櫻井よしこさんと、金美齢さんに似たお顔を
見たような気がしていたのだが、後の報道によるとご本人たちで
いらした。