靖國神社参拝に関してのニュースがしきりに流れていて、その中でA級戦犯が
合祀されているから、参拝をしてはいけないのだ、と靖國神社に無知な韓国や
中国の人たちが言うのはまだしも、日本人でも大まじめにこれを言う人が
いるので、困ったものです。
以下の動画を見るといかに、中国の人たちがわけも判らずただ「反対、反対」と
言っているのかよく解ります。
【中国人】 A級戦犯とBC級戦犯の違いは?の問いに答えられない中国人
しかしながら、日本人でも知らない人も多いのではないでしょうか。
毎年、これだけ叩かれなくてもいいことで、韓国と中国から罵られているのに、
知らないですよね・・・・。
たとえば企業などで、会社に損失をかけたチームがいたとして、その中で
誰が最も責任が重いか、というような意味での使い方で「誰それが
A級戦犯だ」という言い方をする人がいます。
この場合は、最も罪が重い、として使っているわけですが、間違いです。
中国や韓国の人たちも誤解していますね。
A級戦犯というのは、「平和に対する罪」を含む罪を犯したとして、極東国際軍事裁判(東京裁判)に訴追された人のことを一般に言います。
BC級戦犯というのは、東京以外の各地の軍事裁判で裁かれた人のことをいいます。
B項「通例の戦争犯罪」
C項「人道に対する罪」
A級と同様に、B、Cは戦争犯罪の類型(分類)であり、罪の重さではない。
日本のBC級戦犯は、GHQにより横浜やマニラなど世界49カ所の軍事法廷で裁かれました。
A項目の訴追事由では無罪になったが、B項、C項の訴追理由で有罪になった人もいます。
罪の重さではなく、「種類」なんですね。
だから、動画で指摘されているごとく、A級戦犯であっても処刑にならず首相にまでなった岸信介氏のような方がいるわけです。
(私はちなみに、この方はアメリカ大使館官邸でお見かけしたことがあります。まだ二十歳代前半でした、確か?)
いずれにしても、戦勝国に都合のいい「事後法」で裁かれたのです。検事と裁判官が同一人物であるような裁判ですね。
事後法=行為を起こした時に、法律に抵触するとされていなかった行為に適用すべく、事後的に法律を制定すること。
つまり、あなたが、路上で喫煙したとする。すると、喫煙した時点では条例はなかったのに、吸い終わってから「ここは禁煙エリアで、罰金1万円に決めました」というごときことです。
ええ、めちゃめちゃですが、それがまかり通ったのが、東京裁判です。
「A級戦犯が祀られているから、靖国参拝反対」という言い方のめちゃくちゃさが
解りました?
それに靖國神社にあるのは霊璽簿(れいじぼ)といって、戦没者のお名前を記した名簿だけなのです。いわば、お祀りされているのは「魂」だけ。
魂という目に見えない、触れも出来ないものを「合祀」の「分祀」のという滑稽さも
解りますよね?
以下、赤が靖國参拝に抗議してくるところ(って実質中国と韓国だけなんですが)
青が参拝してくれた国々です。世界的視野で見れば、靖國反対と叫んでいるのが、実に一部に過ぎないことが解るでしょう?
最後にズケっと本当のことを言うと、閣僚の靖国参拝は「魔除け」になるのです。
麻生副総理の参拝を理由に、韓国の尹炳世外相が来日を取りやめたでしょう?
もっけの幸いなのです。国家財政が厳しき折から、また日本にお金の無心に
来ることが考えられますから。それも韓国の頼み事って上から目線なのです。
人にものを頼むのに。一般にそういう性格なのかもしれません。
マスコミの論調は安倍さんの読みの浅さ・・・・「総理が行かねば中韓は騒がないだろう」を指摘して非難していますが、私はそうは思いません。総て承知、予測の上で真榊奉納をしたのだと思います。
麻生さんが「外交問題にはならない。日本人が日本国内でやったこと」というような意味のことをおっしゃって、批判を突っぱねたことに対しても、現実が見えてないふう批判コメントが多かったのですが、麻生さんほどの百戦錬磨が、そんな単純なことが読めないなんてあり得ないです。
麻生さんも、結果は読めた上でおやりになったことですね。
日本人が日本のために亡くなった人々をお参りして、何が悪い、というメッセージを、
そういう言い方でおっしゃったのでしょう。
それに、麻生さんがいらした春の例大祭では「平和を祈念」します。秋の例大祭でもそうなのですが、平和祈念の場に赴くことの、どこが悪いのでしょう?
ちなみに靖國神社に対して「信教の自由」などという事を振りかざす人がいますが、
麻生さんはカソリックです。ヴァチカンでは、ヨハネ・パウロ二世(お会いしました)の
時代に靖國の英霊にミサをくださり、今も聖堂のどこかにお祀りされているはずです。
宗教というのは、単なる枠組みの呼称であって、大本はどれも、同じです、それが、
我欲ではなく、真実により営まれているものならば。
しょせん、人間の営むこととて、いろいろ齟齬はありますが、そうやって人はゆるやかに、
実にゆるやかに進化していくものかもしれません。
靖國神社をまるで罪人の巣窟のような幻想で捉えている人も、中国や韓国にいるのかもしれませんが、内陣に足を踏み入れると清らかな神気がみなぎり渡ったところですよ。