井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

不買ときどき購入

2013年04月30日 | ドラマ
最近、微糖表示の缶コーヒーにはまっていて、しかし
ダイエット中では微糖もまずいなあ、と
無糖ので香りのいい美味しいのを見つけて飲んでいて
ふと気づいたら、ある理由で不買中のメーカーのでした。
不買品はいくつかあり、それでとりわけ不自由をすることも
ないのですが、メーカー名が明確に記されてないのは
つい買ってしまいます。

不買の基準はメーカーの、社会に対しての姿勢が納得出来ない場合ですが、
あまり厳格にやると窮屈なので、なんちゃって不買です。


主権回復の日 「国の春」

2013年04月28日 | ドラマ

本日は主権回復の日。
感情的な反発論もあるようですが、1952年(昭和27年)終戦後7年目にして、サン・フランシスコ講和条約が発効した日であるのは事実なので、日本国民が自らの主権を思い出す日として、素直に受け止めても良いのではないかと思います。

主権回復の日は、あったほうがよい。あるべきだと思います。独立国としての自覚を新たにするために。すると、いつをその日にするかという発想で行くなら、今日以外にないのではないでしょうか。他、いずれの日か、必然的な日があるでしょうか。


沖縄はわけありですが、本土返還は結果的にされています。米軍基地があるから、主権などないという意見もあるようですが、国防を頼っている以上、それはやむをえぬことだし、国防見地からの地政学上また歴史的必然からして、基地が沖縄にあるのは致し方ないことです。
それがいやなら、日米同盟を解消して、自ら軍隊を持ち、非核三原則を撤廃するしかないですね。
基地に反対しながら、憲法改正反対を叫ぶのは二律背反でしょう。
日本が今まで戦争に巻き込まれずに来たのは「平和憲法」のおかげではありません。
日米同盟とアメリカの軍事力のおかげです。
戦争を放棄したスイスでは一家庭が個人的に自衛の武器を所有しています。
軍備なくして自国の平和が守れるほど、世界は甘くはないのです。

アメリカの占領下で、日本弱体化の目的でわずかな期間でアメリカ人たちが
慌ただしくでっち上げた、日本語訳すら奇妙な憲法を、日本はいつまで
後生大事に持ち続ける気なのでしょう。
現憲法の九条はアメリカの軍事力に支えられた画餅です。


会場の憲政会館には天皇陛下のご臨席もあるようですが、それを政治利用などと言っている人たちが、普段は皇室不要論的な人たちであるのも、珍奇なる眺めです。こういう時だけ天皇陛下の「権威」を思い出すようです。

「天皇陛下の思いもわからないのに」と沈痛な面持ちで式典を批判して、彼らの「演技」に吹き出してしまいます。普段「天皇陛下の思い」など、蹴散らしている人達が。
天皇陛下の主権回復の思いなら、昭和天皇がお歌に託されています。サンフランシスコ条約発効に対して読まれた歌。

 「国の春と 今こそはなれ霜こほる 冬にたへこし民のちからに」

政府は、主権回復の式典を毎年やるわけではないようですが、なるべく開催して
定着したほうがよいと思います。
余談に逸れますが昔、祝日は宮中での祭祀にちなんだストレートな名前がつけられていました。
たとえば宮中最大の神事「新嘗祭」は「勤労感謝の日」に「明治節」は「文化の日」に置き換えられ、本来の意味を失いました。

これも、皇室の求心力解体を狙ったGHQの仕組んだことでしょう。






方向音痴のラビリンス

2013年04月27日 | ドラマ
私のような方向音痴にとっては、何十年住み慣れた東京も時としてラビリンス(迷路)です。

イタリアで井沢満原作のお話がミュージカルになるのですが、その契約書に判子を
押すべく喫茶店に行ったついでに、うなぎをマネージャーのHさん(出演部分と、海外がからむことが多いコミック原作の版権管理のみお預けしています)にご馳走しようと、神田駅近くの老舗に行ったら、何ということ、うなぎの名店として有名だったその店が、今風のカフェに変貌しているではありませんか。

Hさんにお詫びして、1人で散歩がてら遅い昼食を食べる店を探しつつ歩いていたら、秋葉原にたどり着き、そうだ、「母。わが子へ」のロケの時、たまたま入った店のステーキがまあまあ美味しかったな、あそこはどこだっけ・・・と思い出そうとするのですが、方向音痴の頭のマップは、道路がつながっていず、あちこちで切れているのです。
方向音痴ではない方と歩いていた時、その方が言うには「歩きながら、航空写真のように道筋が俯瞰で見えているのですよ。だから一度歩けば私は道を忘れません」だそうで、別人種です。

さて秋葉原のステーキ屋を思い出さぬまま、一度タクシーで通りかかり、この店だったら大丈夫かもと思った店がそう言えば秋葉原駅近くにあった・・・・。あそこだったら、大通り一直線でさすがに私でも解るだろう、とてくてく歩いているうちに、ふぐ料理屋の前に出て、あ、春ふぐもオツなものだし、とステーキからふぐに頭が切り替わり、しかし店はまだ準備中です。
5時半開店とあるので、待とうかと一瞬思うものの、まだ時計は4時。朝から食べていないので空腹です。

というわけで、やはりタクシーで見かけたステーキ屋に行こうと、歩けど歩けど、その店は影も形もありません。タクシーの窓から見えただけの店を探して歩くなんて、身の程知らずのことをしたのかしらん、ととぼとぼ迷い歩いていたら・・・あれ、何か見たような景色。
なんと、ロケのあった場所ではありませんか。つまりはそのステーキ屋のある一角にたどり着いていたのです。
むろん、入りました。そこは和牛を使うしまあまあ美味しいのです。

満足して食べ終えて、歩いていると、あここは八千草さんが次男を探しあぐねて、屈みこんだところ・・・・とか、セリフとともに思い出されます。
没入して書けた時は、書き終えても登場人物が実在してその街でまだ動いているような、住んでいるような感覚があります。

仲村トオルさんのこと

2013年04月25日 | ドラマ
コメント欄にも頂いたし、公に記事になったようなので書きますが、
仲村トオルさんの奥様のこと・・・・
「難病」とだけ書かれていますが、症状からある程度推測はできます。

ご家庭に入られてから、あまり表に出られなくなりましたが、
素敵な女優さんです。

「母。わが子へ」の本読みの席で、ご自分が演じる崇史という役柄に寄せて、随分
私的なことを、率直に語られる方で驚いたのですが、奥様のことは
初めて知りました。

崇史という役は、後半に至るまで、ずっと耐えて地味な芝居で、
弟の拓海の陰に霞みがちで、それを溜めに溜めておいて、ラストで
一気に爆発、というふうに脚本は書いてあるのですが、本の
狙いを敏感に察して素晴らしく正確な演技プランと、プラスの情感で
演じてくださいました。
トオルさんの身内の方の感想は「まるで素のドキュメントを見ているみたいだった」
そうなので、トオルさんの人柄が素直に出た作品だったのでしょう。

・・・・さっき、買ってきたばかりのキーボードで打ちづらいです。
前のがいきなり「に」と打ったら「にゃ」に変換され、Nのキーだけではなく、
あちこち変で、ひょっとしたら埃が原因かと、今度は水で丸洗い出来るのを
買って来たのですが、キーが突出していて打ちづらいです、それまで
平面だったので。パソコンは音痴ですが、仕事でたくさん打つので、
タイピングの速度だけは速いのです。タッチタイピングとまでは行きませんが、
見るような見ないような、そんな感じで打っています。
余り、キーは見ていないような気がしていましたが、部屋が薄暗くなると、
てきめん打ち間違えるので、半ば無意識に画面とキーボードと見ているのでしょう。

タッチタイピングですが、昔はブラインドタッチと言ってました。
差別的だということで消えた言葉ですが、日本語では盲滅法とか、
盲縞という言葉が消えましたね。それでいて、盲目的という言葉は
生き残っています。


覚えておきましょう、A級 B級戦犯

2013年04月24日 | ドラマ
靖國神社参拝に関してのニュースがしきりに流れていて、その中でA級戦犯が
合祀されているから、参拝をしてはいけないのだ、と靖國神社に無知な韓国や
中国の人たちが言うのはまだしも、日本人でも大まじめにこれを言う人が
いるので、困ったものです。

以下の動画を見るといかに、中国の人たちがわけも判らずただ「反対、反対」と
言っているのかよく解ります。


【中国人】 A級戦犯とBC級戦犯の違いは?の問いに答えられない中国人

しかしながら、日本人でも知らない人も多いのではないでしょうか。
毎年、これだけ叩かれなくてもいいことで、韓国と中国から罵られているのに、
知らないですよね・・・・。

たとえば企業などで、会社に損失をかけたチームがいたとして、その中で
誰が最も責任が重いか、というような意味での使い方で「誰それが
A級戦犯だ」という言い方をする人がいます。

この場合は、最も罪が重い、として使っているわけですが、間違いです。
中国や韓国の人たちも誤解していますね。


A級戦犯というのは、「平和に対する罪」を含む罪を犯したとして、極東国際軍事裁判(東京裁判)に訴追された人のことを一般に言います。

BC級戦犯というのは、東京以外の各地の軍事裁判で裁かれた人のことをいいます。

B項「通例の戦争犯罪」

C項「人道に対する罪」

A級と同様に、B、Cは戦争犯罪の類型(分類)であり、罪の重さではない。

日本のBC級戦犯は、GHQにより横浜やマニラなど世界49カ所の軍事法廷で裁かれました。

A項目の訴追事由では無罪になったが、B項、C項の訴追理由で有罪になった人もいます。

罪の重さではなく、「種類」なんですね。
だから、動画で指摘されているごとく、A級戦犯であっても処刑にならず首相にまでなった岸信介氏のような方がいるわけです。
(私はちなみに、この方はアメリカ大使館官邸でお見かけしたことがあります。まだ二十歳代前半でした、確か?)

いずれにしても、戦勝国に都合のいい「事後法」で裁かれたのです。検事と裁判官が同一人物であるような裁判ですね。

事後法=行為を起こした時に、法律に抵触するとされていなかった行為に適用すべく、事後的に法律を制定すること。

つまり、あなたが、路上で喫煙したとする。すると、喫煙した時点では条例はなかったのに、吸い終わってから「ここは禁煙エリアで、罰金1万円に決めました」というごときことです。
ええ、めちゃめちゃですが、それがまかり通ったのが、東京裁判です。

「A級戦犯が祀られているから、靖国参拝反対」という言い方のめちゃくちゃさが
解りました?

それに靖國神社にあるのは霊璽簿(れいじぼ)といって、戦没者のお名前を記した名簿だけなのです。いわば、お祀りされているのは「魂」だけ。
魂という目に見えない、触れも出来ないものを「合祀」の「分祀」のという滑稽さも
解りますよね?

以下、赤が靖國参拝に抗議してくるところ(って実質中国と韓国だけなんですが)
青が参拝してくれた国々です。世界的視野で見れば、靖國反対と叫んでいるのが、実に一部に過ぎないことが解るでしょう?



最後にズケっと本当のことを言うと、閣僚の靖国参拝は「魔除け」になるのです。
麻生副総理の参拝を理由に、韓国の尹炳世外相が来日を取りやめたでしょう?
もっけの幸いなのです。国家財政が厳しき折から、また日本にお金の無心に
来ることが考えられますから。それも韓国の頼み事って上から目線なのです。
人にものを頼むのに。一般にそういう性格なのかもしれません。

マスコミの論調は安倍さんの読みの浅さ・・・・「総理が行かねば中韓は騒がないだろう」を指摘して非難していますが、私はそうは思いません。総て承知、予測の上で真榊奉納をしたのだと思います。
麻生さんが「外交問題にはならない。日本人が日本国内でやったこと」というような意味のことをおっしゃって、批判を突っぱねたことに対しても、現実が見えてないふう批判コメントが多かったのですが、麻生さんほどの百戦錬磨が、そんな単純なことが読めないなんてあり得ないです。
麻生さんも、結果は読めた上でおやりになったことですね。
日本人が日本のために亡くなった人々をお参りして、何が悪い、というメッセージを、
そういう言い方でおっしゃったのでしょう。

それに、麻生さんがいらした春の例大祭では「平和を祈念」します。秋の例大祭でもそうなのですが、平和祈念の場に赴くことの、どこが悪いのでしょう?

ちなみに靖國神社に対して「信教の自由」などという事を振りかざす人がいますが、
麻生さんはカソリックです。ヴァチカンでは、ヨハネ・パウロ二世(お会いしました)の
時代に靖國の英霊にミサをくださり、今も聖堂のどこかにお祀りされているはずです。
宗教というのは、単なる枠組みの呼称であって、大本はどれも、同じです、それが、
我欲ではなく、真実により営まれているものならば。
しょせん、人間の営むこととて、いろいろ齟齬はありますが、そうやって人はゆるやかに、
実にゆるやかに進化していくものかもしれません。

靖國神社をまるで罪人の巣窟のような幻想で捉えている人も、中国や韓国にいるのかもしれませんが、内陣に足を踏み入れると清らかな神気がみなぎり渡ったところですよ。