井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

戦後諸悪の根源 WGIPウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム

2015年06月15日 | 歴史・政治

WGIPWar Guilt Information Program)

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムについては、
何度か触れて来た。

敗戦後、いかに日本が悪かったかと思わせるため、戦勝国アメリカが

日本国民を洗脳するために編み出した計画である。

日本人の生真面目な性格が裏目に出て、言われたことをそのまま

受け取って、70年間GHQ(占領軍)の奸計は見事に作動、現在もまだ

日本の各分野で作動中である。

反日国中国韓国の、虚偽を含んだ日本毀損も結局のところ源流を

辿ればこのWGIPにたどり着く。

といって、単純に反米に走ろうというごときことではない。

日本人が歴史の単なる事実を知らねば、「日本がすべて悪うございました」

という持たなくてもいい贖罪意識をこの先も持ち続けることになるから

述べる。

日本国憲法が押し付けではなく、日本人も作成に関わっていた。それゆえに

平和憲法を守らねばならぬ、という論法で語る人達がいるが、

それは違う。

まず、日本人として憲法作成にとりあえず関与したとされる白洲次郎も

米国側の傲慢と押し付けぶりに、歯ぎしりするような無念の言葉を

書き残している。

また・・・・・

WGIPから派生して出来たプレス・コード(GHQが日本のマスコミに敷いた

報道規制)に、日本国憲法はGHQが作成したと明確に書いてある。

他ならぬGHQ自身が書いたプレスコードの中に。

プレスコードは10箇条30項目からなるが、その禁止項目30項目の「3」にこうある。

 

3.GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判

論議の余地もない。日本国憲法はGHQが作ったのである。そして彼らが

その時点で願ったのは日本国の繁栄と安寧ではない。逆である。

現在、日本が韓国と中国に妙に腰が引けて弱いのも、

日本人が絶対に守らねばならなかったこのプレスコード内の

禁止事項に由来する。

 

8.朝鮮人への批判

9.中国への批判

 

日本人が日本人としての誇りを取り戻すため、このWGIPとプレスコードを

知らねばならない。

WGIPについては私も以前寄稿したことのある「正論」で、特集を

組んだようだ。

WGIPについて知らない人はこの機会にぜひ、基礎知識だけは

得て頂きたい。

文章の一部がネットで拾える。

記事URL http://www.sankei.com/life/news/150408/lif1504080003-n1.html

 

これが戦後の元凶だ! 米占領軍の日本洗脳工作「WGIP」文書、ついに発掘

 (抜粋)

WGIP(War Guilt Information Program)とは、大東亜戦争後の昭和20(1945)年からサンフランシスコ講和条約発効によって日本が主権回復を果たした昭和27年までの7年間の占領期間に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領政策として行った、戦争への罪悪感を日本人の心に植えつける宣伝計画です。

   ーーーー抜粋ここまでーーーー

ところが、たとえばWikipediaなどでの記載が、WGIPについて一次資料が
ないということから、懐疑的記述をしているのだが、このほど、資料が見つかった
ということで、何よりである。

ケント・ギルバート氏も、これについて触れていらっしゃる。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150425/dms1504251530001-n1.htm

 

もう一つ参考までに

http://www.sankei.com/life/news/150608/lif1506080009-n1.html

GHQ工作 贖罪意識植え付け 中共の日本捕虜「洗脳」が原点 
英公文書館所蔵の秘密文書で判明

抜粋

  元米外交官、ジョン・エマーソンが米上院小委員会で証言した記録 (英国立公文書館所蔵)

 占領下の日本国民に戦争に対する贖罪(しょくざい)意識を植え付けるため連合国軍総司令部(GHQ)が、中国・延安で中国共産党が野坂参三元共産党議長を通じて日本軍捕虜に行った心理戦(洗脳工作)の手法を取り入れたことが英国立公文書館所蔵の秘密文書で判明した。GHQの工作は、「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と呼ばれ、現在に至るまで日本人の歴史観に大きな影響を与えている。


9 コメント

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Unknown (平凡な主婦)
2015-06-15 02:01:19
井沢先生、こんばんは。

WGIPの存在が、100歩譲って「無かった」としましょう。
しかし2000年以上続いてきた国が、たった1度、敗戦したくらいでこうも人間が変わるものかと考えてみたらわかると思います。
そりゃあれだけの戦いをし、果ては原爆を2発も落とされた挙句の敗戦ですから、
そのショックたるや想像を絶するものですね。

そのせいで「2度と戦争はごめんだ」と考えるのは、当然のことだと思います。
しかし「ごめんだ」と思うのと、長年にわたり自らで自らの国を貶めることは別物だと思うのです。
ある意味、正常な思考であれば、「2度とあんな目に遭わないよう、しっかり国を作り直す」と考える人だって大勢いたと思うのです。
それが現実は、何の役にも立たない憲法9条を遵守し、ずっとアメリカの核の傘のもとで生き延びてこれました。

その間、自国は自国でちゃんと守る、という議論は全くされるどころか、
「議論をすべき」という論調が出てくると「軍国主義」と排除される世の中で、
とてもじゃないですが実現できるものではありませんでした。これは現在においてもそうですね。

他国では極々常識と捉えられていることが、日本ではタブーとされています。
国が国防のことを考えるのは当たり前、同時に国民が考えることも当たり前。
それが日本ではできない。それは何故か?
敗戦のショックが70年間も尾を引きますか?って話で、
つまりWGIPを懐疑的に捉えている人は、日本人のこの変わりようをどう説明しますか?と思うのです。

ご先祖様の血を引いた、同じ日本国民が何のトラップも無しに変わるはずがありません。
敗戦直後の日本人なら尚更、戦争に至るまでの当時の経緯を知っているのですから、
自分の意思でこうまで貶めることは絶対にあり得ないと思うのです。
1次資料が無い、ということで済まされない、日本人の異常なまでの変化を見ればわかるはずなんですが。

まあそれでも1次資料が出てきたことは、懐疑的な人にとって反論できない証拠ですから、よかったと思います。
ただ、WGIPの存在を、そしてそれによって日本人の精神が骨抜きにされてしまったという事実を、
殆どの日本人が知らない、ということが大問題ですね。

それこそプレスコードを忠実に守っているマスコミが取り上げないのですから。
中国、韓国批判も然り。
新聞もそうですが、国民に最も影響を及ぼすテレビの報道番組は見ておれないレベルです。
どこのチャンネルひねっても、中国の暴挙はスルーでひたすら政権批判ばかりです。
それ自体が中国の思う壺であることと、反米を唱えながら、まんまと罠に嵌ったままだと言うことに、まったく気が付いていないようです。
「洗脳」というのは、本当に恐ろしいものですね。
しかも洗脳されている自覚などなく、全部自分の頭で考えている、と思い込んでいるところに、問題の深刻さを痛感します。

今更ですが、某ミュージシャンが政権批判ソングを歌い、ヒトラーを擬したような愚かな真似をしたのは、
まさしくトラップにどっぷりで、踊らされていることに気が付かず、「反権力がロックだ」とばかりのパフォーマンスは、
実に滑稽そのものでした。

長々と書いてしまい、すみません。
お邪魔しました。
ありがとうございます。全面的に賛同します。 (ヒゲジイ)
2015-06-15 05:37:59
毎回拝読し、溜飲を下げております。ありがとうございます。
ご指摘のようにWGIPとそれから派生したプレスコードの影響力は根深い、これらが日本人に深く浸透してしまっていることに呆れるばかりです。
 反戦を唱えることは無条件に正義、軍事的なものには条件反射的拒否反応、戦中・戦前的なものには軍国主義として即座に生理的嫌悪感。自分の内にもいまだに痕跡を残すこれらにはただゝゞ戸惑うばかりです。
 いわゆる“戦後”と言われるものに共通して仕組まれたものに、偽善を好む人間の本性を巧妙に利用する左翼的なものを感じていました。
 先日、産経新聞がWGIPの政策は中国共産党の日本兵捕虜への工作に起源があると報道してくれたので納得いきました。「中国・延安で中国共産党が野坂参三元共産党議長を通じて日本軍捕虜に行った心理戦(洗脳工作)の手法を取り入れたことが英国立公文書館所蔵の秘密文書で判明した。・・・その原点は、大戦末期の中国・延安で中国共産党による日本軍捕虜に対する『心理戦』にあった。」
 当時、米国政府内にもコミンテルンの工作員が多数浸透していた事実があったということから、戦勝国の傲慢さが左翼的政策を易々と取り入れる隙を与えたのだと思います。
 これらの事実を多くの日本人が知ることで、「羹に懲りて膾を吹く」愚かさに気付き、非情な国際情勢に対処する現実的な思考を取り戻してもらいたいものです。
ありがとうございました。
おはようございます (井沢満)
2015-06-15 08:01:03
平凡な主婦さん

よくお勉強なさっていますね。

今の政治報道その他、GHQの日本弱体化政策を
起点に考えないと、見失います。


ヒゲジイさん

>中国共産党の日本兵捕虜への工作に起源

これについて、触れようと思っていたのに
ソースが見当たらなくてそのままにしてあったのですが見つけたので、記事に付け加えておきました。
Unknown (toko)
2015-06-15 08:31:05
ちょうど関野道夫氏の「日本人を狂わせた洗脳工作」を読んでおります。
これは日本人必読の書だと思います。
チャンネル桜「GHQ焚書図書開封」で、関野氏が語っておられる回も、合わせて見ると興味深かったです。

恥ずかしながら、WGIPについて知ったのはごく最近でしたが、その内容を知った時は衝撃でした。
頭の中の霧が一気に晴れるような思いでした。
戦争反対、護憲などという人は、この事実を知ったら、なんと言うのでしょう。
拝読しております (ミルティリおばさん)
2015-06-18 14:10:44
突然ですが、こちらのトピックを頂きます。
了解を取る前に失礼致します。

時に民草さんはお元気ですか?

お邪魔致しました。
どうも有難うございます。

又よろしくお願いします。<(_ _)>
Unknown (かの)
2015-06-19 18:28:52
GHQが日本人に隠したいことまだまだ沢山ありそうです。
鎖国について調べていたら、日本人女性が50万人も奴隷になっていたそうです。

鎖国の理由
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-1796.html

時間があるときに上のブログを読んでみてください。

事実なら、美輪さまの前世にも関わることかと思った次第です。。ご存知ならよいのですが(((^^;)
かの様へ (鳩摩羅什)
2015-06-19 20:13:49
>時間があるときに上のブログを読んでみてください。

どなた宛のログか分からないのですが・・・・
宣教師が植民地化の尖兵であったことは
基礎中の基礎なので、ちょっと勉強した人は
知っているし、まして井沢先生がご存じない
わけもありません・・・・。


美輪さん? 前世がどうだか私には解りませんが、
天草四郎なら信者側で尖兵であった宣教師ではないので関係ないと思いますが?
Unknown (月光(A.H.))
2016-01-31 10:28:44
・・・ W.G.I.P.に洗脳された人々 ・・・

●日の丸・君が代・皇室に襲いかかるゾンビ集団(日本共産党)・・・家族揃って宣伝カー。

●寄り合い所帯バスの(民主党)・・・バラバラ意見で行き先決まらず。 ルーピー総理で名を下げる。

●軒下を借りて母屋を乗っ取った(松野維新の党)・・・子分を手土産に里帰り。

●礼儀作法を無視する不届き小僧(太郎と なかまたち)・・・この子に躾(しつけ)は無理でしょう。

●慰安婦党に改名するか(社民党)・・・党首のルーツは〇〇半島。 レッテル貼りは民族行事。
・・・ W.G.I.P.に洗脳された人々 ・・・ (貝の口)
2016-01-31 18:59:28
皇室も、やられちゃってます・・・・
と、どなたか書くと思っていたのですが
書かないので・・・・

秋篠宮ご一家が幸いな事に無事です。