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井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

佳い年を

2012年12月31日 | 日記
いつブログを再開したのか、憶えてもいないけれど、
何に興味を持って読んで頂いているのかも、定かではないけれど。

今年もあと3時間余りで暮れます。

どうぞ、よいお年をお迎えください。


年の瀬に野暮な話

2012年12月30日 | 日記
大晦日に政治を語るのも野暮であるけれど、さして
話題もなく。
韓国の朴槿恵大統領が親日であるということで、それを期待する声も
高いのだけど、やれやれどこまで人がいいのだろうと思う。
イ・ミョンバク大統領が出現した時、マスコミはこぞって
大阪人と言っていいくらいの、在日韓国大統領、さぞかし親日で
あろう、と書き立てたのはほんの5年前のことではないか。

韓国の政界で親日では無事生き延びられないことくらい、常識であるのに
何を無駄な期待をするのだろう。朴槿恵氏は父親が高木正夫という和名を持ち、満州国軍中尉をやっていたくらいで、むろん知日であり親日であったのは事実。
しかし、その父の娘だからこそ親日派と名指しされるのを嫌って
日本により強く反日的姿勢を示すであろうことは容易に読めるだろうに、
この懲りない楽観主義はいったい、何なのだろう。
楽観主義というよりは、もはや脳天気の部類ではあるまいか。

漢江の奇跡として韓国人が誇る経済隆盛は実は日本の援助に裏打ちされていたこと、
朴槿恵氏の父親は当時の大統領であったから無論心得ているし、朴槿恵氏もそれは
知っている。が、口に出したら狙撃されかねない。韓国とはいまだ、そういう反日国なのだと
日本人も、もう解ってよさそうなものだけれど。生来の人の良さはいかんともしがたいのか、
あるいはやはり長く続く一見平和に、神経が鈍麻しているのか。
武器を使用しての戦こそないけれど、戦後この方熾烈な情報戦の中に日本は
あり、そして敗北しつつあるのだけれど。
安倍自民の船の漕ぎ方一つで、敗戦日本が立ち直るかどうかということなのだけれど
今は、じっと様子見。

しかし、脳天気と言えば、中国の国防動員法への日本人の危機感の無さも
相当なもので、もはや病気の部類なのかもしれない、こののんきさ。
チベットで行われた虐殺拷問もまるで他人ごと。
この日本人だけは中国人が優しくしてくれるとでも思い込んでいる様子。

中国で日本人が中国人に凄惨な目にあったのは、さほど大昔のことでもない、
それは昭和3年のことで、たまたま週刊新潮の12月20日号に高山正之氏が
「済南事件」について書いていらっしゃる。


済南事件。昭和3年、蒋介石軍が日本人居留地を襲って日本人44人を強姦殺生した。

「頭と顔の皮を生きたまま削がれ、両眼をえぐられ、陰茎は切除、腹も割かれ内蔵が引きずり出された」

「顔から腹部にかけ皮膚を削ぎ、顔や乳房などに刺傷、肋骨骨折。陰部に約30センチの木片を突き立てられた」(24歳日本女性の検視書)


あまりのむごたらしさに、日本は新聞掲載を禁じてしまうのだが、こういう日本的配慮が物事の本質を見えなくする。中国人の秘めたもう一つの性格、残虐性については国防の見地から隠すべきではない。まして、日本側が報道しなかったことをいいことに、江沢民はこの日本人被害者の写真を並べ立て「日軍の蛮行」として報道する悪辣さ。

昭和12年の「通州事件」では子どもたちも虐殺の対象になった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 日本人の平均的倫理観から見て尋常ならざる殺害の状況(強姦され陰部にほうきを刺された女性の遺体、テーブルの上に並べられていた喫茶店の女子店員の生首、斬首後死姦された女性の遺体、腹から腸を取り出された遺体、針金で鼻輪を通された子供など) 

「日本人の平均的倫理観から見て尋常ならざる」というのが中国人の感覚なのだ。
貶め差別的意味合いで言うのではない。繰り返された歴史からそれが事実であると言わざるを得ないから言う。そしてそれに対して日本人が余りにも無知で無防備であるから言う。
韓国人の内に秘めた残虐性もこれに準じる。といって日本人の中に残虐な性格を持った者が皆無だと強弁はしない。どの国にも極悪な者もいれば、性善良なる者もいる。
マスとしてまとまった時の国民性としての話である。


日本ではもっぱら「日帝の残虐非道」と若者たちには吹きこまれていて、
中国は日本が悪いと言い立て、日本では日本が悪いと自省する教育。
・・・・どこまで続く自虐のぬかるみぞ、と嘆息してしまうゆえんなのだけれど、
韓国と中国が焦りからか、少々このところやり過ぎてしまったようで、日本国民も
さすがに危険だなと思い始めたのかどうか・・・


朝日新聞の調査によると集団的自衛権や憲法改正には
積極的な国民のほうが多いという調査なので、それを信用するならば
イ・ミョンバク大統領の竹島不法上陸、中国により日本の領空領土の侵犯で
少しは危機感を持ちつつあるということなのだろうか。

集団的自衛権、8割が容認 衆院選当選者
■朝日・東大谷口研究室共同調査
衆院選の当選者のうち、憲法改正の賛成派が89%に達したことが、朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室の共同調査でわかった。集団的自衛権の行使についても賛成派が79%を占めた。自民党の圧勝に加え、日本維新の会などでも賛成派が多いことが、全体の数字を押し上げた。

候補者対象の調査から、当選者の回答を抽出した。「憲法を改正すべきだ」との意見に68%が「賛成」、21%が「どちらかと言えば賛成」と答え、合わせた賛成派がほぼ9割に。反対は4%、どちらかと言えば反対は2%にとどまった。
<後略>
朝日新聞デジタル版  2012年12月17日23時20分
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170695.html

集団的自衛権、国防軍、憲法改正は国防のいわば三点セットであり、
これなくして日本の真の守りはない。
というと、すわ徴兵制、すわ戦争と短絡する人達がいるようだが
あくまでも防衛上の見地からの三点セットであり、今の日本に侵略の
意図も必然性もない以上、自衛隊の格上げと防衛費の増大で十分である。
セコムにお金を払うようなもの。無駄といえば無駄だが、実は
無駄でよかった、というたぐいの経費。無駄でなかった、と言えるのは
日本が戦争に巻き込まれた時なのだから。


お勉強中

2012年12月30日 | 日記
東京は今日は雨で、師走の雨もそれなりに風情があります。
雨が降れば街路樹のためにはほっとするし、野外で生きる猫達を
思えば気がもめます。野良猫のしぶと、孤独な佇まいが
好きです。

このところ、連ドラとして毎日見ていた韓国ドラマ「ビッグ」というのが
終了して物足りないのと、脚本にいたく感心した割には、居眠りしていた
ことも多く(つまらぬからではなく、私にとってはかなり早朝に属する
時間帯であり)、見逃している部分も多く、あそこのシーンは
どう組み立てて次につなげたのだろう? と気になって
DVDをレンタルしました。
冒頭も見逃していたので、なるほど・・・・と頷くこともあり
そして、やはり腕のいい脚本家さんです。勉強させてもらえるので
次の回のも予約しました。

構成が非常にしっかりしているのと、細部が上手い。それと
恋愛物のツボを心得ている。構成に関しては細部まで組み立ててから
書いているのかどうかは、今の段階では読めないのですが
初回と、最終回はきっちり頭にあってスタートしたことだけは
わかります。
私のように、単発でさえあまり構成を立てず行き当たりばったりで書いてきた
作家にはそういう意味でも参考になり、勉強になるのです。
行き当たりばったりが悪いというわけでもないのですが。
構成無しのメリットがあるとすれば、書いている本人が次どうなるか
解らず書いているので、見ているほうはもっとわからない、
ドキドキ感はあります。そういう書き方で成功した作品もあるし
失敗した作品もあります。

それにしても「ビッグ」におけるコン・ユという主演俳優の感性に
驚いています。凄いなぁ、と素直に。女優さんには日本にも
韓国にも感性派は多いのですが、男優でこれだけ繊細な
感情表現が出来るって、相当凄いです。努力でここまでは
出来ない。天性なのでしょう。





去りゆく人々

2012年12月30日 | 日記
テレビで今年逝去された芸能人の特集をやっていて
見るともなく見ていたら、作品をご一緒することで、また
作品以外の場で、何らかの御縁のあった方が結構いらっしゃることに
驚きました。

順不同で思い出すままに・・・

森光子さん。桑名正博さん。山田五十鈴さん。地井武男さん。

まだいらしたかもしれません。
あの世があるとしたら、私はまたホンを書いている気がするので
一緒にお仕事をしたいと思います。



団塊の世代

2012年12月29日 | 日記
昨夜の忘年会で、隣の席のサラリーマンたちの会話を
聞くともなしに聞いていたら竹島論で、めずらしくまっとうな意見が
交わされています。
まっとうな、というのは年格好が皆、団塊の世代に属する人たちで
この世代は日教組の教育が行き届いていて「自虐論」が多いのです。
日本が何が何でも悪い、と教えこまれ育った世代で、日本の素晴らしい点、
世界が日本を絶讚している点など全く知らされずに育った世代です。
だから、日本が讃えられるようなことがあると、妙に居心地悪く
「でも・・・」と反論する世代。原爆投下すら戦争をした日本が悪いという世代。

昨夜のサラリーマンの人たちは、たぶん刷り込まれた自虐史観を
自力で脱出した人たちなのでしょう。
もしもーし、と声をかけしばらく語り合いたい思いに駆られました。