井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

日本人が言えないこと

2014年04月30日 | ドラマ

今度の韓国のフェリー沈没に関して、犠牲者に深甚なる哀悼の意と、
ご家族に心から同情を寄せる人も、その後の展開と
被害者ご家族の、過激なまでの政府高官・大統領への攻撃に
違和感を抱いた人もいるのではないだろうか。

むろん政府に責任が無いことではないので、日本人ならたとえば
大統領からの献花を戸外に放り捨てるなどという
ことはしない・・・と、あくまでも、日本人の感性で思うことなのだが。

今の韓国を作り上げたのは、就任してまだ時間もさして経っていない朴槿恵大統領では
なく、また彼女を選挙で選んだ責任は誰にあるのか、などという内省的思考もまた
日本人のものなのだろう。(告げ口外交の朴槿恵大統領を擁護したいわけではない)

いずれにしても、犠牲者のご家族に対して、大っぴらに
それを口にする人もいないだろうし、私も口をつぐんでいたのだが・・・・

私の尊敬する韓国人のお一人、シンシアリーさんが実に鮮やかに
「被害者権力」という言葉で、自国の今の状態を書いていた。

http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11837272280.html

「日本を絶対悪にすることで、自分たちが絶対善でいられる」
と、事故にからめての鮮やかな自国考察もある。

今回の事故で、自国嫌悪と自信喪失に陥って韓国を出て行きたい、と
口走る人が多いのも、日本人から見れば不思議であろう。
日本で少々何かあったところで、日本なんか棄ててやると思う人は
余りいない。

今回のことがなくても、韓国での意識調査によると国が嫌いで出て行きたいと
いう人が数字は覚えていないが、驚くべき割合でいたと思う。
だから彼らの「愛国心」に対して首を傾げざるを得ないのだ。
絶対悪日本を置くことで、絶対善の自国という図式でしか愛国心を
感じられないのなら、それは本当の愛国心ではないだろう。

祖国が嫌いでアメリカに移住した韓国人たちによる、慰安婦像設置運動を
はじめとする反日運動の心理も不可解である。祖国を捨てたという
後ろめたさをごまかすためなのか? 幼少期より脳に刷り込まれた
日本憎しの感情を、捨て去ることが出来ないせいか?

グレンデール市の慰安婦像撤去を主張して裁判に持って行ったのは、
アメリカ在住の日本人であるが、その弁護士が降りたそうで、
在米韓国人の圧力ではないかと言われている。

反日国是で実のところ、何が生まれるのか解らない。
韓国にとってのメリットは、日本を貶めることで自らが
実態より高い位置にいると錯覚出来るからか。

事故を受けての極端な自己卑下は、いずれ日本を悪者に、
朝鮮から全ての文化を与えられた劣った国にすることで、
容易にまた優越思想に反転するたぐいのものであろう。

反日に精出しながら、日本からの旅行客や投資が激減(前年比で40%減)したと嘆くのも
よく解らない。それほど嫌いな国なら関わりが少なくなって、めでたいことであろうに。
ここらへん、反日活動をしながら日本に稼ぎに来る韓国人タレントと同じ思考で
カネはカネということなのかもしれず、彼らの誇りのありどころも
よく解らない。おそらく韓国には「武士は食わねど高楊枝」に類することわざは
ないのであろう。

反日はする、でも日本からの協力は欲しいという、利用してやれ論が
「用日」というらしいが、いかにお人好しの日本人もさすがに、乗るまい。

反日を叫ぶかたわら、朝鮮通信使を日韓共同でユネスコの記憶遺産にしようと
持ち掛けてくるのも理解の範疇外である。しかも朝鮮通信使は、朝鮮から
日本の将軍への朝貢であって、韓国にとっては屈辱の歴史であろうに。
将軍の代が変わるたびに訪れているので、ご機嫌伺いは如実であるのに
韓国の教科書には「朝鮮の高い文明を日本に乞われて、もたらしてやったのが朝鮮
通信使である」と記載されているが、「日東壮遊歌」他の資料で見るに
その事実はなく、資料を紐解くまでもなく日韓併合までの朝鮮が
世界の最貧国であった事実はどう塗り重ねても消えはしない。
あがくだけ、泥沼にはまりみっともなさを、さらけ出す。
率直に認めこれからの進展に懸けるほうが美しいのに、と思うのも
日本的感性なのか。

もっともこの韓国側からのユネスコ登録持ちかけに乗った自治体も
たくさんあるようで、絶句するばかりである。

安部総理が在日本韓国大使館の献花台に献花に行ったのは
オバマに叱られたからと言われるに至っては、何をどうしても
しなくても、言われるのだなあと改めて思わされる。

死者への哀悼の意を示すのは敵味方関わりなく日本人の精神性であるが、
理解が届かぬのだろう。中国では無名戦士の墓に最敬礼している
日本兵達の写真が残っている。

日本人は人のみならず、軍馬、軍犬、鳩まで祀る国である。

現在までに日本から莫大なお金が韓国に渡ってはいるが、そのお金の意味も
解らない。日本がいかに韓国をこれまで支援して来たか、その莫大な
金額を日本国民も韓国国民も知らされていないのが、もっと解らない。
具体的に表も金額もあるが、見るたび胸が悪くなるので、掲げない。
多項目でとにかく莫大である。
日本が朝鮮半島に残して来たインフラその他の資産価値を含めると
もっと凄まじい。

援助という名で差し上げる意味も不明であるが、韓国の国民がそれを
知らぬのなら、全く援助の意味もないと思う。
韓国国家は曲がることなく反日街道驀進中であるし。

 


舛添要一氏の二重の裏切り

2014年04月29日 | 日記

子宮頸がんワクチンにからめて舛添氏のいかがわしさに関しては
綴ったことがあるが、書けばこんなものではない、もっともっとある。
てんこ盛りで、ある。個人を名指しであげつらうのが鬱陶しくて
言わないでいるだけ。


全国区で仮に投票しても、舛添氏が評を結局は集めてしまうのだろう。
この凄まじい無知と民度。

舛添氏が政府に反対する暇も与えずバタバタと、しかも
オバマ大統領訪日の緊張した東京を留守に、中国に
訪問したことで、この方の正体を多少は察知した人は
いるだろうか。

そう願いたい。

渡航滞在費は都税から出ているという説を読んだが、事実なら由々しきことであろう。
都民は、反日機運著しい中国に都として、経済や技術協力をして欲しくて舛添氏に
投票したわけではないだろうに。

帰国した舛添氏は、安部総理の元に赴き、安部総理がいかに
中共政府のお歴々に覚えがめでたくないか、それを告げに行き、
呆れた。いかにもやりそうなことではあったが、この人一体、何をしたいのか。
都税使って、中共のメッセンジャーボーイか。
安部総理が不評で、中国に警戒され憎まれていることぐらい、いちいち
茶坊主よろしく、ご注進にこなくても誰もが知っている。何を子どもじみたことをなさっているのか。
舛添氏は要するに、安部総理にもっと中国に気に入られるようにしたほうがいいですよ、と言いに総理を訪問した。この陰険なやり口。

自民党が、舛添氏を擁立したのは、恩を売って支配下に置く戦略であった、と
いう説があったが、今回の一件でその説は崩れ去ったであろう。
舛添氏は今後ますます、アンチ自民の牙を露わにして来るであろう。
五輪まで粘って知名度と共感度を更に上げ、次の目標が
国政に返り咲き、総理の座。
都民の愚かしい選択は、国民民度のひな形でもあろうから、
また大勢騙されるのであろうか。

中国と韓国に罵られる総理であるがゆえに、国民の多くが支持している。
実のところ、アメリカからも睨まれていると思う。
言うことを聞かない総理だからだ。それでも、妥協は強いられる。

舛添氏の裏切りはまず自民党に対してでこれは、有名なことである。
次に今回の行動を見るまでもなく、日本という国に対して国民に対して
面従腹背の人。自らの野心優先の、中韓大事なお方。

しかし真に国思う田母神氏を都民は落とし、舛添氏を選んだ。
アメリカという日本を弱体化させて来た相手に、真っ直ぐものが
言えるのは政府ではなく、都知事なのに。
中韓にとっては、嫌な相手だろうが、アメリカも田母神氏は潰したい人物であろう。

だからこそ・・・・この方が貴重であるという言い方を理解して頂けるであろうか。

田母神氏が戦争好きだというごとき愚かな思い込みをする人が多いのだろう。
田母神氏の主張は「国を自力で守る」それが全てである。積極的に
戦争をしようなどとは言っていない。あくまでも氏は防衛を基軸に発言している。
舛添氏はむろん、従軍慰安婦などどうでもいい。
靖国参拝も関係ない。日本を思うまっとうな日本人としての価値観で
動いていらっしゃる方ではない。

私見だが田母神氏が仮に国政に出られても1年生議員として雑巾がけから
始めるだけのことで、年齢からしても非効率的であろうかと思う。
次なる都知事選を見据えて、再び立たれるほうが効果的ではないか。
演説して全国行脚するその足跡そのものが、日本国民の覚醒の
発火点になり得る。仮に再び落選したとしても、意味はある。
舛添氏もお金の問題他を抱えていて、どこで綻びるか、今のところ
「守られている」が、先は解らない。

田母神氏には捲土重来を期して、再び都知事選に臨んで頂きたいと思う。
政党を作られ、何人かの現役議員が駆けつけたとしても、ご自身が議席を持たず、さして力にもならぬのではないだろうか。最近の氏の動きを知らぬまま書いているので、見当違いを言っているかも知れぬ。

それにしても、なぜ都民は外国人参政権推進の靖国参拝反対者を選んだのか、
ほとほと情けない。この方に日本への愛はない。したがって都にも。

尖閣防衛に対して、都に寄せられた全国からのお金を思うと、そうそう
国民も無知ではないと思うのだが・・・・・。
舛添氏は尖閣防衛のための大きなお金をいまだ持っている都の都知事であるという
立場をお分かりだろうか。

その国民の意志として集まったお金が、舛添氏により中国に流されるのではないかという
疑念すら抱くのは過剰であろうか。


ご主人さま・・・・

2014年04月27日 | 日記

秋葉原を歩いていたら、メイドカフェのコスプレをした女の子がいっぱい、
呼び込みのチラシを配っている。

ふと、自分ももらえるかな? あるいは、もはや対象外かな?

と思い、さりげなくメイドさんの前をゆっくりめに通過したら、さっと
手が伸びてチラシをくれた上に、

「ありがとうございます。ご主人さま」

 

ご主人さま・・・・と、しばらくその響きが頭のなかに花咲いていた。

ご主人さま。・・・・・ハマる男たちの心理の一端がわかったような気もしないではなかった。

しかし・・・

 

何をやってるんだかね。私。

チラシは今も手元にあるが、よほど欲しそうな目をしてたから
くれただけに過ぎないのかもね。


安保への信頼度はどのくらい

2014年04月26日 | 歴史・政治

オバマ大統領が安保を持ちだして、尖閣諸島にもその範囲は及ぶと
言及したが、軽々に信じこむ訳にはいかない。

米国が尖閣諸島における日本の領有権を確定的に認めたわけではない。
その点に関して米国は終始「中立」を明言している。
「島嶼防衛は日本の役割」だとも。

ここがポイント。

となると・・・・

もし中国が尖閣諸島を武力占領してしまえば、そこはもう
日米安保の対象外にあるというトリックがありはしないか?

アメリカでは戦争は議会の権限である。日米安保条約は
議会では介入の根拠になり得ないだろうに?

日米安保はあくまでも、尖閣諸島が日本の管轄下にある場合に
機能する。だから中国が尖閣を管轄下に置いた時点から失効する、
という考え方もある。

以上は私のおぼつかない考えである。はっきり言えるのは・・・・

他国がそれほど真剣に自分の国を守ってくれると考えるほうが甘い、ということである。
早い話、中国がもし東京を核で滅ぼしたとしても、アメリカは報復措置には
出ない。なぜなら、ワシントンやニューヨークが中国の核の危機にさらされるからだ。

自国で自らを守る能力がなければ、国は滅びの危機に瀕する。

アメリカの威光が褪せるにつれ、安保神話の実は見かけより痩せた骨組みも
見えて来た。

日本はアメリカに馬鹿高いお金を払いながら、「平和安全幻想」を夢見ていただけのことである。

アメリカの核に国防を依存しておきながら、平和と核廃絶を訴える人たちが
むしがよく、また矛盾しているのであって、自らを守る能のない者が言うべきこと
ではない。親がかりのニートが政治外交を論じる如き、無力さ情けなさであろう。

オバマ大統領が、歴代大統領が何となくどうとでも取れる領域にぼんやり
置いてあった安保と尖閣の問題に、ことあらためて言及したのは、膠着する
TPPに向けての飴であると思っていたほうがいい。ところがこの飴、
さして甘くもないのである。いやむしろ噛めば苦い。

韓国でのオバマ大統領の発言に対しては、評価が2つに分かれていて
それは大統領の用いた言語の解釈いかんであろうから
そこには触れないが・・・・

売春という一般論で言うならば・・・・


ほとほとアメリカの偽善にも困ったものである。自国の兵隊たちは
日本人の、韓国人の、慰安婦を買わなかったとでもいうのか。
戦後間もなくの日本で頻発した日本女性の強姦をやったのは
誰なんだ。
そのために、米兵相手の慰安所が設けられたではないか。
アメリカ国内の、似非人道婦人連の反対で慰安所は潰され
強姦はまた増えた。

朝鮮戦争で、朴正煕元大統領(朴槿恵大統領の父親)が開設した
米兵相手の慰安所は、日本の慰安所と違って管理も行き届かず
給与も貧しく、待遇が悲惨であったが、そういう女性たちを
買っていたのは、米兵だ。

原爆投下、大空襲による非戦闘員の大虐殺という戦争犯罪を隠ぺいするために
日本を一方的悪者に仕立て上げたアメリカだが、やっと幾らかの日本人たちは
その欺瞞に気がつき始めている。

 今は大切な同盟国であることに変わりはなく、ことさら反目することはないけれど、
しかしこの世に永遠のものは何もなく、国と国との関係性も刻々変わりゆく。

日本は、自主独立の道を模索すべき時期に来てはいないだろうか。

 



 


苦手なお話

2014年04月25日 | 日記

書けというならいくらでも書くが、話せと言われるとテレビの細切れ時間での
コメントには多少慣れているが、一人で延々と喋るのは苦手。

乗れば延々、乗らねば苦痛。というわけで、つまりは素人。

依頼されて言を左右にしていたのだが・・・・聴き手が少人数だというので、ついお引き受けしたのが尾崎行雄記念財団主催・咢堂塾の講師。国会議事堂の斜め向かいにあり、
私も西田 昌司議員のお話を伺いに行ったことがある。


【尾崎行雄記念財団は、「憲政の神」「議会の父」と呼ばれた尾崎行雄(咢堂:がくどう)の理念をもとに1956年に設立。よりよき民主政治と世界平和の実現に向け、有権者啓発・人材育成を行なっている】のだそうだ。

【健全な有権者・リーダーの育成を目的に1998年に発足。これまでに延べ500名が卒塾した】とある。

何やら立派げでひるむがしょせん、私は私以上の者にはなれぬので、下手っぴのまま
喋ってくる。

「日本人としての私」というタイトルはお渡したが、さして考えてない。原稿を書けばきれいにまとまりはするが、私自身が人の、原稿を読み上げるたぐいの話に感興が薄いので、5月31日当日出たとこ勝負である。

メンバーの中には政治家や政治家の卵もいらっしゃるそうである。