MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

白井市の「大白鳥飛来地」と「神崎川逍遥」その3

2021年03月30日 | あらかると


舗装されていない調整池排水路脇の野路の自然を楽しみつつ歩いてゆくと、調整池東側の舗装路が見えて来たが、野路は下の写真の排水溝らしき場所で終わり、その先は金網フェンスで先に進むことが出来なかった。


野路の右側は畑地になっており、適当に区分けしてあり畑の脇の舗装路に出られる幅50センチほどの農作業用の細道から車道に出られた。
下の写真左側が農地で、右の舗装路を登ってゆくと「清水口調整池」に出られた。

巻頭の写真が調整池到着直後に、金網フェンス越しに撮った調整池。


鴨の群が数か所で戯れていたが・・・・「オオハクチョウ」は見られず、見学する人もいなかった。
オオハクチョウへの給餌場付近に行くと「23日にすべて帰りました」との掲示が・・。


残念な結果になったが、鴨の群だけでもと撮っていると、岸に上がって休んでいた鴨たちが何かに驚いたのか急に飛び立った(下の写真)。上空を見ると数羽の鳩が鴨たちの上を飛んでいたが、これにでも驚いたのだろうか?

何もなかったので直ぐに元の場所に戻ってきていた。
鴨の群れの中にはオナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンなどが確認出来た。


訪問前日には、下の写真の桜をバックにオオハクチョウが寛いでいたのだが・・・来年に期待したいと思う。


採餌時間の午後3時まで見学する予定でいたが、12時過ぎに現場を離れ近くの「八幡児童公園」へ。
調整池脇には山桜が満開になっており(下の写真)、


児童公園内では大島桜が満開になっていた。
その大島桜と春光に輝く欅の木の芽を眺めながら菓子パンを頂いた。


西白井駅前(下の写真)から帰途に就いた。


下の写真は「グーグルマップ」からスクリーンショットしたものを一部加工したもので、黄色の線が今回の逍遥コース。小さな文字の番号がブログに掲載した凡その撮影地となっています。


今回の西白井の逍遥のきっかけとなったのは、知人が数年にわたって撮っている「調整池のオオハクチョウ」で、その写真の素晴らしさや情報に触れたからである。
知人は仲間からは「野鳥博士」と呼ばれるほどのバーダーで、写真の撮影技術も群を抜いている。

彼の写真は、写真投稿共有サイトの「SG Gallery➜こちら」で鑑賞することが出来る。
彼のユーザー名は「KUSAMAKURA」で、トップページの右上の「写真検索」をクリックし、出てきたページの「フリーワード」に「オオハクチョウ」と入力して最下段にある「上記の条件で検索する」をクリックすると、2014年から2021年の「オオハクチョウの様々な生体の写真(約220枚)」を鑑賞することが出来、写真をクリックすると写真が拡大するとともに「KUSAMAKURA」さんの解説やコメント、撮影データなどを知ることが出来ます。

KUSAMAKURAさんのデータは、西白井のオオハクチョウ飛来地のデータとしても非常に貴重であり、むしろ白井市でも大切なデータと思われるのだが・・・・。来年から採餌は中止されるとの情報もある。
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白井市の「大白鳥飛来地」と「神崎川逍遥」その2

2021年03月28日 | あらかると


神崎川に沿って歩を進めると、京葉ガスのガスタンクと、北総線と北千葉道路の高架が見えてきた。
巻頭の写真に写っているガードレールの先で水分補給と軽食の為に小休止。


北総鉄道の高架下には桜が咲いていたので「桜とスカイライナー」を撮ってみた。


道なりに進んでいくと、地図に名前が載っていた「千葉県水道局白井高架水槽」が見えてきたので、道路際の桜を入れて一枚。

白井高架水槽がどのようなものか調査できなかったが、高架であることから「停電」等があっても給水できる便利さがあり、「千葉県営水道事業長期施設整備方針」というPDFによると、昭和56年に稼働し、水槽容量は3200㎡とのことだった。


白井高架水槽撮っていると・・・・雉の「ケーン」と鳴く大きな一声が聞こえてきた。
声のするほうに目をやると、約100m先の木叢にやや太めの雄の雉の姿があった。何とか下の一枚を撮ることが出来たが、その後は茂みに入ってしまったようで、姿も見えなくなった。


雉が居たのは下の写真の休耕地の先の木叢で、その先には北総線高架とガスタンクが見えていた。


車道から再び神崎川の野路に出た。
ガスタンクと桜の取り合わせが春ならではの光景であろう。平凡な光景でも桜の花によって劇的に変わるので、そんな光景を見つけるのも春の散歩の愉しさの一つである。


下の写真は春の麗の神崎川沿いの野路。


やがて調整池の排水路に出たので水路沿いに進んだ。
水路の両側には通路があり、舗装道路と舗装されていない野路があり、足に負担の無い野路を進む。
野路わきは畑になっており、道路際には桜が咲いていた。


水路沿いの道を進むと舗装道路と交差し、右方向に進んで左折すると「清水口調整池」にたどり着くのだが、やはり野路を歩く楽しさから、直進した。
直進する前に、散歩していた人に道のりを聞くと、下の写真左上に建っている新興住宅前の道路を進むのがいいと。
まあ、田舎生まれで登山経験もあるのでやはり自然の中を・・・・歩いた。結論的には選んだ道は行きどまりだった。

次回がいよいよ最終回。大白鳥は・・・?????
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白井市の「大白鳥飛来地」と「神崎川逍遥」その1

2021年03月27日 | あらかると


大白鳥が飛来することで知られる白井市の「七次川調整池(清水口調整池)」を知人の紹介で知り、知人が投稿している大白鳥などの写真を見るにつけ訪問したいと思っていたが、知人の投稿写真で「桜と大白鳥」を見て急遽。24日に現地訪問をしてみた。

大白鳥は午前8時と午後3時に餌付けされると知人から聞いていたので、午後3時の給餌を見ようと・・・。
西白井駅に着いたのは午前10時過ぎで、神崎川の上流を逍遥しつつ現地に行く計画をしていたので、とりあえず南下した。

下の写真は駅から見えた懐かしい「餃子の王将」。
懐かしいというのは、10年ほど前に北総線沿いをサイクリング車で「印西牧の原」の「ジョイフル本田」に油絵の画材を買いに行ったときに、昼食を頂いた場所だったのである。


駅前の陸橋をそのまま南下すると「けやき台多目的広場(調整池有・下の写真)」に突き当たり、事前に航空写真などで調べていた通り、左折して神崎川へ。


神崎川の野路に出ると見えたのが「日本中央競馬会競馬学校」で・・・・これも今回の目的の一つだった。

事前の私の調査では「徒歩で訪問するには無理な距離」だったため、訪問予定にはなかったが、この施設には懐かしい思い出がある。
この施設が「中山競馬場分場」として出来た頃に、当時海自隊員として下総基地の第51航空隊の総務に勤務していたとき、総務の懇親会の一つとして訪問したことがあったのである。50年も前の事であるが、厩務員に厩舎を案内されサラブレットに触れている。

そんな思い出の地だったが、場所が白井ということは覚えていたが、馬場が何処にあったのかは調べたことがなく、今回の訪問で周辺の地図を調べて発見したのである。
今回は馬場周辺の逍遥は叶わなかったが、機会があったら再訪してみたい「夢を追いかけていた青春時代の思い出の地」の一つとなった。


神崎川の上流付近。
最初はこの野路に入る方法がわからなかったが、散歩中のご夫婦に聞いてみると「ガードレールを跨いで入ると、後は川沿いに野路があります」とのこと。
下の写真前方を散歩中のご夫婦が「ご親切なご夫婦」です。


神崎川の野路。1年以上田舎に帰れてないので、歩いているだけで楽しい野路でした。


対岸にあった「弁財天」。
名前があったのでわかったのだが見えているのは社の裏側だった。社の屋根には「千木や鰹木」があり「神明造」と理解できたが、神明造の弁財天は珍しく「村の鎮守」のような「格」があるのかもしれない。
社には輝きも残っており新しい作りのようである。


舗装されている対岸に渡れるような場所がいくつかあったが、「弁財天」や「農地」への近道として使われているのかもしれない。
昨日知人に会ったのでその辺の事情を話すと、対岸の道は「弁財天」に続いており、弁財天の表入り口からは、競馬場を一周する道路に出られるとの事だった。
で・・・調べてみると、グーグルマップには載ってない道がヤフーマップには記載されており、確かには馬場周囲の道へと繋がっていたのである。


次回訪問の時は、下の手作りの橋をわたって「思い出の地」を見学しようかと・・・・。


岸辺に咲いていた「川柳(かわやなぎ)」が美しかった。
川岸にはネコヤナギなども成長するが、若葉が萌えている川柳は久しぶりに見た。やはり自然はいい。


巻頭の写真は、西白井駅前から見えた「京葉ガス・ガスタンク」で、我が家からの借景の一つであり、ほぼ真東に鎮座しているのが確認できています。

次回は、神崎川を下り清水口調整池までの逍遥を・・・「日本雉」に出会ってます。
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「ツマキチョウ出現」と「ツバメシジミ」など

2021年03月24日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


23日の八日ぶりの大町公園散歩で、
期待していた、年に一度しか現れない「ツマキチョウ」に出会った。

数頭確認できたが様々な花で吸蜜していたのは雌が多く、羽の端が黄色の(褄が黄色・ツマキ)雄は、下の一枚だけしか撮れなかった。


「オオイヌノフグリ」で吸蜜。


「カキドオシ(垣通し)」で吸蜜


「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」で吸蜜


ひと休み中のツマキチョウ。


また別の場所では「ツバメシジミ(燕小灰蝶)」が、
カラスノエンドウの花で吸蜜しており、求愛する雄も周辺を飛んでいた。

表羽は瑠璃色で、撮った時はルリシジミかと思っていたが、写真を拡大するとオレンジ模様がありツバメシジミと判明した。


ツバメシジミも花から花へ吸蜜しており、下の写真は「オオイヌノフグリ」での吸蜜。
大イヌノフグリの花の大きさは8mm~10mm程なので、このツバメシジミはまさに「小さな天使」そのものである。


越冬していたと思われる「ムラサキシジミ」は、アオキの花で吸蜜していた。


公園内では固体の一番多い「筋黒白蝶」は、
ヒメオドリコソウなどで吸蜜していた。


巻頭の写真は、ムラサキハナナで吸蜜しているツマキチョウと思われたが、吸蜜ではなく、尻尾の先を蕾の根元につけていたことから「産卵行動」で、数か所に産卵していた。

春の大町公園の現在は「木の芽時」であり、野鳥・虫・蝶にとっては「求愛」の季節で、様々な生命の讃歌に触れることが出来る。
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「染井吉野の開花」と「青鵐(アオジ)」

2021年03月18日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


大町公園北口の「染井吉野」が17日に開花した(巻頭の写真)。
下の写真のように上枝の朝の様子は花数が少なかったものの、


午後1時過ぎに撮ったのが下の写真で、10輪以上の開花が確認でき「開花の条件」をクリヤーした。


北口の階段を下りて行くと「電線池(通称)」に出るが、池の岸にある「枝垂桜(江戸彼岸系)」が5分咲き程度に開花していた。以前は下まで枝垂れていたが、最近は伐採しているようで、上を見ないと気付かないかも知れない。


園内では「レンギョウ」が満開になっている。
枝が弓なりになっていることから「チョウセンレンギョウ」と思われるが、この花の開花で思い出すのは、春の韓国に行くたびにタクシーの中から見えていた、「漢江(ハンガン・韓国のソウルの南を流れる)」の岸を黄色に染めるほど咲くレンギョウで、韓国語では「ケナリ」と濁音の無い名前になっている。


17日の園内は「辛夷」も見頃になっていて、自然観察路を彩っている。


「青鵐(アオジ)」が採餌中だったので4k撮影をしてみた。
黒い木の実を咥えているが、木の実の種類は不明。


同じ場所で異なる木の実を3個ほど採餌して、その後周辺を探し回っていた。


最も近づいて撮った一枚が、下の写真で小鳥の意外な「可愛いさ」を発見した。


で、人の写真の瞳にはスタジオの光景や周辺の光景が写っていることがあるように、「アオジの目にも何かが映っているのでは」・・・と拡大したのが下の写真で、瞳の左には一本の木が、右端には私の姿のようなものが映っていたが、不鮮明で確証は得られなかった。
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