MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

消えた「グアム島の隠れ家的ホテル」

2009年10月30日 | あらかると
以前私のブログでも紹介したが、グアム島のタモンビーチにある(現在は「あった」と過去形表現が正しい)フジタ・グアム・タモンビーチ・ホテルは、別棟のフロントでチェックインしてしまうと後は申し込まない限りルームサービスも入らないので、24時間何をしていようと勝手気まま自由だった。
ホテルから日本へ掛けた電話は、市内電話よりも感度が良いほどで「いまグアムに居る」と友人に話をしても(一人旅なので夜は暇なのである)信じてもらえないほどだった。のんびりと自由に行動するには都合の良いところで、ある旅行雑誌では「大人の隠れ家」として紹介されていた。

再び利用してみたいと思って調べたが、2002年12月の台風で立ち直れないほどの被害を受け結局閉鎖されてしまっていた。残念だが建物も殆ど撤去されていて、宿泊当時の西欧風の建物やプールがあった場所は、再利用されることもなく自然の中に埋没しようとしている(上の写真参照・グーグルの地図検索による航空写真を撮影)


下の写真が私の宿泊した棟。
一階部分に泊まったので表口とプール口の二箇所にドアがあって重宝したのを覚えている。
ブーゲンビリアの咲いている下の写真(下)の左側には、旧日本軍が使ったという高射砲がモニュメントのように据え付けられていた。ここから10m左にビーチがあった。一週間ほど投宿していたが、毎朝、毎夕ビーチを散策するのが日課になっていた。



下の写真がホテル近くからの光景と夕景。夕景といっても毎日のように色が変わっていて、茜色になったのはたった一日だけだった。6月下旬に行ったためかもしれない。2枚の写真に共通して写っている椰子の木は同じものである。







変わってしまったと言えば、下の写真のホテルも名前が変わってしまった。私が宿泊した当時は「パレスホテルグアム」で、スキューバーダイビングの講習会ができる深いプールなどを備えていた。
2007年から「シェラトン・ラグーナ・グアムリゾート」になった。


虹の左下の白い柵のところを降りていくと岩場の海岸に出られ、引き潮時には20cm程度まで浅くなり波も全く来ない(沖の珊瑚礁付近で消えてしまう)ので散策が出来る。綺麗な貝殻なども落ちていて、拾って持ち帰りたい衝動に駆られたが、この浜にあってこそ美しいのだと、思いとどまった記憶が残っている。
コメント

秋思 (しゅうし・写真俳句)

2009年10月29日 | 写真俳句
秋思とは秋の季節に心に感じて思うことで、俳句では「秋懐」「傷秋」「秋容」「秋あわれ」「秋さびし」などが同じ意味で使われ季語となっている。

古来「もののあはれは秋こそまされ」と言い、「心づくしの秋」という。人にものおもいのかぎりをつくさせ、人生の寂しさ、人間存在の哀れさに触れることが多い季節なのである・・・日本大歳時記より山本健吉氏解説。

写真の右側の丸い物体は時計である。その時計が短日の夕日を浴びて「コチコチ」と秒針を刻んでいた。秒針の音とともに、今、この瞬間が過去になる。鑑みればなんと膨大な過去を送ってきたことか・・・・
コメント

みいさんぽ(57)・・「朝焼け」

2009年10月28日 | あらかると
雨や台風の襲来により久しぶりの散歩となった。起床5時30分。東の空が朝焼けで茜色に輝いていた。いつもは歩くことのない畑作地帯の中に足を踏み入れて撮ったが、夕焼けのようでもある。

蜘蛛の巣が朝日に輝いていた。蜘蛛を撮る為にレンズを近づけると、蜘蛛は巣全体を揺らして「寄るな!」と言わんばかりであったが、レンズを向けたままじっと構えていると静かになった。そこですかさずシャッターを切る。蜘蛛の名前は「ナガコガネグモ」。体の一部には朝露を受けていたが、こんなところから蜘蛛は季節の到来を感じているのかもしれない。
以前TVで「蜘蛛の巣は芸術品だ」と言って蒐集している人が紹介されていたが、なんでも研究対象になるのが森羅万象の奥深さなのかもしれない。


いつも見ていてなんでもないような川面も、青空を映して綺麗だ。夏の花の「カンナ」も最後の花を咲かせていた。水面に写っているのは虚像なのだが、時には実像よりも美しいことがあるので、「水面」は私の興味の一つでもある。


朝顔もまもなく花の季節を終える。前にも撮っていて疑問に思ったのが、朝なのになぜか赤い花は萎んでしまっていたこと。朝顔ではなく夕顔の仲間なのだろうか? 日没以降は余り歩かないので判らないが夜中に咲いているのだろうか。
コメント

台風一過

2009年10月27日 | あらかると
思いもかけず日本近海にやってきた迷走台風は、寒さと澄んだ空気をもたらした。
その澄んだ空気の中に真白に雪を冠した富士山が見えた。昨日は平野部でも17℃と言う「真夏日に慣れた体には少々寒いぐらいの」気温だったので冠雪したのであろう。

都心のビル群も澄んで見え、六本木ヒルズも良く見えていた。そんな中に最近見覚えのある建築物が見えた。「東京スカイツリー」である。下の写真の左端の輝いているビルが六本木ヒルズである。


なお、上の写真の撮影時刻が午前7時、下の写真が9時少し前、クレーンが稼動していることが判ります。

自宅から東京スカイツリーが見えるということは、これからは江戸川近辺に行かなくても建築状況の確認が出来るので、機会があるたびに撮影し、ブログにて公開していく予定です。

そして巻頭の写真が今朝の富士。7時ごろには光量不足で画質が低下していたため9時の写真を掲載しました。
コメント

短日

2009年10月26日 | 写真俳句
日の出が遅くなり日の入りが早くなって、夏の土用のころに比べると3,4時間昼間が短くなっている。
ということは「秋の夜長」でもあるわけで、夜に片付け物をすることも多くなってきた。そしてデジタル化のためついに中学時代からの様々な書簡に手をつけ始めた。しかし懐かしさばかりが先に立ちいつい読んでしまうものだから、時間ばかり費やして何も前には進まない。中には全く記憶のない友人からの書簡もあり、結局デジタル化は断念した。

コメント