大町公園内に入ると野鳥の美しい鳴き声が長田谷津に響き渡っていた。
野鳥よりも、自然の季節変化を追うことのほうが忙しく、
その鳴き声が「キビタキ」であることも判らなかったのでそのまま園内一周。
帰り際に顔見知りの常連と北口に向かっていくと、
常連が目聡く「おっ、キビタキだ」と・・・・・。
常連の構えるレンズの方向に目をやると、
新緑の中で、一際美しい小鳥が美しい声で囀っていた(巻頭の写真)。
自然との保護色はなく、意外と目立っていることに驚いたが、
常連いわく
「このような近場にいるのが珍しい、実際は声はすれど何処」
というのが実情らしい。
園内には野鳥狙いのカメラマンが多いが、
この美しさに惹かれてしまう人も多いことだろう。
次はバラ園で蒲公英を飛び回っていた「黄揚羽蝶」
ベンチの近くには多くの蒲公英が咲いており、
ベンチに座って休んでいると黄揚羽がやってきた。
これまでは筋黒白蝶や黄立羽蝶が多かったが、
黄揚羽が目の前にやってきたのは初めてである。
お腹が大きいことからメスの黄揚羽のようで、
産卵が近いのか吸蜜に余念がなかった。
園内では黄菖蒲や山藤なども咲き始めてきたが、
一日一日が目を放せないほどのスピードで変化している。
明日も天気がよさそうなので、園内に入りびたりとなることだろう。