MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

西白井の「白鳥の郷」を撮る

2023年02月24日 | 写真


一昨年は桜の咲く時期に訪問した為、既に北に帰ってしまい撮れなかった、西白井駅近くの清水口調整池の「大白鳥」を2月20日に徒歩で撮りに行きました。

北総線西白井駅を出て調整池に面した「八幡児童公園」に着いたのが正午近くで、公園で昼食。

公園には親子二人が滑り台で遊んでいて、公園の奥から白鳥の鳴声がすると、親子揃って池の隣接する北へ走って行く。おそらく白鳥の姿が見えるのだろうと予測し、親子の帰った後に公園の北端に行くと雑木越しに調整池が見え白鳥も見えました(下の写真)。


樹木の枝の間からLUMIX-FZ85の望遠端で撮ったのが下の大白鳥です。


公園を出て調整池の周囲にある遊歩道を右回りに見学。
下の写真は西側から東岸を見た池の白鳥や鴨(写真右)たち。


池の周囲には不法投棄や釣り防止のため金網の柵が張られているので、口径の大きな望遠レンズには不利かも知れません。


池には大白鳥や真鴨、ヒドリ鴨、バン、小鷺等が見られますが、素人の私には種類の特定が出来ませんでした。


大きな川鵜が羽を拡げていたが、大白鳥はその2倍以上もあり、その存在感は並ならぬものがありました。


また、池の周囲には一般住宅が広がり人との共存感も感じられました。


大白鳥は私の住む松戸の「21世紀の森と広場」の千駄堀池でも見られたこともありましたが、数は2~3羽程でした。
下の写真は2006年1月に千駄堀で撮った大白鳥の幼鳥。


これまでに撮った白鳥と名の付くものは手賀沼の瘤白鳥(下の写真)や


印西市本埜(旧本埜村)の小白鳥ぐらいでしたので(下の写真約20年前に撮影)、大白鳥の存在感には感動しました。


ちなみに、西白井に住む知人の話によると現在は北帰行の準備らしく、早朝にはV字飛行が見られるという。毎年3月20日前後には北帰行があり白鳥は姿を消すようです。
下のURLからその雄姿を見ることが出来ます。

https://ganref.jp/m/211101/portfolios/photo_detail/5082582

https://sg-g.jp/photo/229307
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トラツグミと枕詞の鵺鳥(ヌエドリ)

2023年02月15日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


先日、私にとっては初見の「トラツグミ」に出会った。最初は6メートルほど先で採餌していたのだが、徐々にカメラマンが並ぶ木道に近寄ってきた。時には1メートル以内に近づき採餌を続けていたが目線は人に向けられていた。
(巻頭の写真)

保護色の為、普通に歩いている人には見つけられないことが多いという。


仲間からは「鳥博士」と呼ばれる知人の説明で、採餌するときの体をリズミカルに振る(地面を叩き虫を追い出す)ことから、「トラダンス」と呼ばれていることも知った。下の写真3枚は4kで撮ったビデオから切り取ったもので、体は動いているのに、頭部がほとんど動いていないのである。腰を振るリズムは3拍子や4拍子で一定していた。

「トラダンス1」

「トラダンス2」

「トラダンス3」


食欲旺盛で一時間以上も採餌を続けていた。下の写真は「百足(ムカデ)」を捉え食べている姿。


友人と二人で撮っているときに虎鶫はやや離れていったのだが、上空を見るや否や慌てるかのように、我々に寄ってきたのである。通常野山の小鳥は人を見ると逃げる事が多いので、人を恐れることはないようだ。


さらに調べてみると、トラツグミは夜鳴くことから妖怪の「鵺(ぬえ)」に例えられ、平安時代には「鵺鳥(ぬえどり)」との古名があり、万葉集の長歌や歌で「枕詞」として使われていた。

下の和歌は柿本人麻呂歌集から万葉集巻第十に掲載された、国歌大観番号2031の和歌です。

「吉哉 雖不直 奴延鳥 浦嘆居 告子鴨」
(よしゑやし ただならずとも ぬえどりの うらなけをりと つげむこもがも)
たとえ、直接にではなくても、ぬえどりのようにひそかに嘆いていると、あの人に告げてくれるような子が欲しいよ。
という意の和歌です。ほかにも枕詞「鵺鳥」を使った長歌や和歌あるのですが・・・長くなるので。


人を怖がらないのはもしかすると「鵺(ぬえ)」という妖怪の名がつけられているため、平安時代から人に食べられたことがないのかもしれない。雀などが逃げるのは過去に人に食われたことがDNAとして書き込まれているためだとも言われている。
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羽田に向かう旅客機

2023年02月01日 | あらかると


加齢とともに「断捨離」などが多くなり、さらに最近では「終活」もということで、様々な纏めを行っており、このブログも全編保管するとともに、二か月以上かかりましたが掲載写真の年月日別一覧表なども完成させました。
まだまだ句歌や随筆集、短編小説などデジタル化する必要のあるものは数多く(50年分以上)、完成の見込みはありません。

今回の投稿は、南風があると着陸が都心上空から行われる羽田行きの旅客機で、ベランダから観察し撮ったものです。

下の写真は夕日を受けて千葉方面から都心方面に向かうJAL機。


同じくスカイマーク機。


さらに、右が羽田に向かう機で、左の小さな機が羽田から飛び立ち関西方向に向かっている機です。


夕焼空の中を富士をバックに羽田に向かっています。位置的には新宿上空付近です。


スカイツリーを挟んで二機の機体が見られるのは珍しく、着陸する滑走路が別々のように思われます。


太陽が富士の裾野に沈んでゆきました。この3日後に一年に二日しかない富士山頂への日没である「ダイヤモンド富士」となるのですが、雪雲などで見られませんでした。


日没後に羽田に向かう旅客機。


さらに日が沈み富士山の影が右上空に生まれていました。


機内照明をつけて羽田に向かうANA機。着陸コースが変更になった昨年以来100枚以上撮っていますが、機体の窓明りが写ったのは初めてでした。


巻頭の写真は日没前の光景で、旅客機はすでに着陸態勢に入っており前後の車輪が出ています。
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