まずは昨日公園内の通称「電線池」で見られた青大糸蜻蛉から。
発見したのは午後一時頃で、
引っかかっていた大きな枝の日の当たる場所に飛んできた。
水面近くの枯れ枝に止まったりもしていたが、
やはり日当たりの良いところがお気に入りのようで、
数回場所を変えつつも枯れ枝から離れることはなかった。
秋茜や夏茜が寒さの中で数を極端に減らしているので貴重な光景だった。
つぎは山雀(やまがら)の貯食(食べ物が少なくなる冬に備えて蓄えておく)を食べている光景で、
これも偶然に見られたもので、貴重な光景となった。
最初は四十雀(しじゅうから)の10羽くらいの集団とともに、
近くの木にやってきて、四十雀が去って行った後に鳴きながら、
4メートルほど先に舞い降りた。
そのまま土の中に嘴を入れ何かをしていたが・・・
木の実のようなものを咥え、直ぐに近くの木の枝へ飛び去って食べていた。
その後も何回か鳴きながら飛来しては木の実を咥えては飛び去り食べていた。
土の中から取り出した木の実は、9月中頃に貯食した「エゴの実」と判明。
下の写真はエゴの実を採餌する山雀で、実を取っては器用に皮を剝いて
どこかに運んでいたのである。
今年はエゴの実が豊作で、殆どの実が山雀によって貯食されたようで、
エゴノキの周辺には木の実が落ちてなかった。
コロナ禍と秋冷などで公園内は常連さんも少なくなっているが、
公園内の自然は普通に変化を続けており、
「せせらぎ園」は楓の紅葉が見頃になっている。